不動産投資は属性が低い人はできないと思っている方が意外と多いもの。
金融機関は年収・貯金・保有資産・ローンの有無などを総合的に評価することで属性が高いか低いかを判断しています。
つまり、属性が高ければ高いほど不動産投資がしやすいということです。
しかし、仮に属性が低くても不動産投資を諦める必要はありません!
不動産投資は属性が低くても始めることができます。
当記事では不動産投資が属性が低い人でも可能である理由や投資の始め方、ローン審査を通りやすくするテクニックなどを解説していきます。
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目次
1. 不動産投資は属性が低くてもできる!
不動産投資における「属性」とは、職業・年収・勤務先情報(役職)・資産状況など、金融機関が融資の審査をするにあたって、重視するあなたの経済的な状態のことを指します。(個人の場合)
「属性が低いから融資を受けられない=不動産投資なんかできない…」と思う人も多いでしょう。
実は属性が低くても不動産投資は可能なのです。
不動産投資の融資で見られるのは属性だけではない
融資の審査内容は金融機関ごとに定められていますが、基準の項目は年収・ローンの状況・現在の保有資産・自己資金の4つがあります。
他にも不動産投資をする物件自体の価値も審査対象になるため、一概に年収いくらだから無理と考えるのは早計です。
仮に年収200万円だったとしてもローンを組める可能性があるということだけでも覚えておくと良いでしょう。
ただし、借金があったりローンの支払いを遅らせたことがあったりした場合は、審査に落とされやすいので注意してください。
属性が低くても金額次第では金融機関から借りることが出来る
年収が低い、もしくは自己資金がないからといって金融機関から融資を受けられないわけではありません。
銀行には都市銀行・メガバンク・地方銀行・ノンバンクと主に4種類。
特にノンバンクと呼ばれる金融機関はローンを組みやすい傾向にあります。
積極的と言っても限界はありますが、たとえ低年収であっても、いくらかのお金を借りることは可能です。
実際に年収200万円のフリーターの方でもノンバンクから融資を受けて、不動産投資を始めた例もあります。
2. 属性が低い人が不動産投資を始める方法
属性が低くても不動産投資自体は始めることが可能であることはわかりました。
しかし、具体的にどうすればできるのか気になるところでしょう。
属性が低くても不動産投資を始めるには、主に下記の4つを意識してください。
属性を重視しない金融機関で融資を受ける
先述の通り、金融機関によっては借りたい人の属性をそれほど重視しないところも。
主にノンバンク・地方銀行・日本政策金融公庫等政府系が該当します。
日本政策金融公庫等政府系とは民間とは違い、国が運営しているので営利目的ではありません。
したがってこれから事業を起こす事業者にとって、心強い味方になってくれるでしょう。
またノンバンクや融資に積極的な地方銀行も金利は高くつきますが、低属性でもローンが組める可能性があります。
高利回りを達成できる収益物件を見つける
高利回りの収益物件を見つけることで、ローン返済を滞りなくしてくれるとわかれば、金融機関も積極的に融資してくれるでしょう。
金融機関が融資をするかどうかの判断基準の一つに「物件の収益性」があります。
金利が儲けになる金融機関としては、確実に融資の回収ができると見込める物件・人には積極的に融資を行いたいと思うもの。
つまり利回りが高く安定した収益を望める物件であるとわかったら、仮に属性が低い人でも融資を受けられる可能性があるということなのです。
家族の収入を合算する
収入の項目で落とされる場合もありますが、家族の収入として合算することで解決できる場合も。
たとえばAさんの年収が250万円でAさんの奥さんが年収200万円なら、合計の収入は450万円に。
一人では難しくても、二人力を合わせることで大きな効果を生んでくれます。
金融機関によっては合算として評価してくれるところもあることに注目しましょう。
3. 属性が低い人が不動産投資ローンの審査に通るようにするには
属性が低くても不動産投資ローンに通りやすくする方法は存在します。
それぞれの項目ごとに確認していきましょう。
妻を連帯保証人にする
妻を連帯保証人にすることでローン審査を通りやすくすることができます。
会社が倒産したり、本人が急な病気やケガをして収入がなくなることも考えられるでしょう。
そこで、最悪の場合として連帯保証人を付けることは一つのテクニックです。
もちろん妻が簡単に連帯保証人になってくれるとは限りません。
納得してもらえるよう何のための不動産投資なのか、購入を検討している物件の収益性などを説明する必要があるでしょう。
複数の金融機関に不動産投資ローンの審査を申し込む
一つの金融機関に縛られる必要はありません。
複数の銀行に対して不動産投資ローンを申し込めば、それだけ通る確率は高くなります。
金融機関によって審査方法や基準はさまざまなので、1つの金融機関で審査に落ちてしまったからといって諦めない姿勢が大切です。
事前に金融機関に属性が低い理由を伝えておく
なぜ自分の属性が低いのかを伝えることで銀行側も理解を示してくれる可能性があります。
たとえば過去にローン返済を滞らせたことがあるとしましょう。
金融機関側として気になるのは、なぜ返済が遅れたのかということ。
そこで「返済が遅れた時期、ちょうど大きなケガをしてしまった」などの理由を説明するだけでも印象が変わります。
自身の状況を伝えることで、金融機関側も理解を示してくれるのでローン審査に通りやすくなるでしょう。
4. 不動産投資ローンで審査落ちしてしまう理由
不動産投資ローンを組みたいと思って、申請してみたものの審査落ちしてしまった経験を持つ方はいます。
ここで、気になるのが「なぜ審査落ちしてしまったのか?」ではないでしょうか。主に4つの項目があります。
勤続年数が短い
正社員として働いている場合でも、勤続年数が短い人は審査に落ちやすい傾向があります。
特に3年以内の場合は要注意です。
勤続年数は金融機関から見た安定性です。
会社員は安定した職業ですが、その安定した職業を続けられる人であるのか?を見られます。
不動産投資の多くは長期投資です。
ローンの支払いをする上でも安定した職業を長年続けられるかどうかは大きいポイントになります。
年収が低い
年収が低くても不動産投資を始めた人は多くいますが、それでも年収が低いことはローンを組む際に不利になります。
具体的にいくら以下からダメというルールはありませんが、できれば年収500万円はあったほうがいいでしょう。
個人で年収500万円でなくても、夫婦合わせての合算でならチャンスもあります。
自営業など安定収入がない
安定した収入があるかどうかは金融機関がもっとも注目しているポイントです。
会社員であれば安定収入があると判断されやすいですが、自営業の場合は注意する必要があります。
ただし、自営業=ローンが組めないと判断するのは早計です。
あくまでも、安定収入がない場合に審査落ちしやすいことを理解しましょう。
年収と借入額の幅が大きい
自身の年収に合った借入額でない場合は審査落ちしやすいです。
年収200万円の人が「1億円を融資してもらいたい」と言っても相手にされないことは明白ですよね。
自身に合った不動産投資をするためにも、年収に見合った借入額を申請するようにしましょう。
5. 不動産投資ローンは属性が良くても借りられない場合がある
属性が高くても借りることができない場合もあります。
その理由は主に3つありますので見ていきましょう。
不動産投資に対する基本的な知識を持ち合わせていない
年収が高く、自己資金がたくさんあったとしても、不動産投資に関する知識が全くない人は審査落ちする可能性があります。
不動産投資は入念な準備と知識を持つことで成功する確率を格段に引き上げることが可能です。
金融機関としても不動産投資で上手く経営できる人材にお金を貸したいのが正直なところ。
プロレベルまで知識を持ち合わせる必要はありませんが、最低限の知識と事業感覚を持つようにしましょう。
物件の評価価格が低い
投資する物件自体の評価価格が低い場合は、属性が高くても審査落ちする可能性があります。
基本的に物件の家賃収入などからローン返済するわけですから、物件自体が利益を上げられなければ意味がありません。
評価価格の付け方は金融機関により差がありますが、利益を上げることができることをアピールしないと難しいでしょう。
銀行の融資条項を満たしていない
金融機関ごとに融資するための条件が定められており、たとえば「年収500万円以上が最低限の条件」という場合もあります。
また、注意が必要なのがローン返済の履歴です。
過去に何かしらのローン返済を一度でも遅らせてしまったことがあると、条件が厳しくなる可能性があります。
金融機関としても定められた期日までに返すことができるのかが重要ポイントだからです。
金融機関にもよりますが、これから不動産投資を始めようと考えている場合は、他のローン返済(クレジットカードの支払い含む)は遅らせないようにしましょう。
6. 属性が低くても方法次第で不動産投資はできる!
不動産投資=属性が高い人が行うものだと思っていたかもしれません。
しかし、属性が低くても色々なテクニックや知識を身につけることで不動産投資は可能です。
今回の内容を元にぜひ不動産投資をスタートしてみて下さい。
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低属性であっても、あきらめる必要はありません!ぜひこの機会に検討してみましょう。