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固定資産税が簡単にシミュレーションできる!|入力方法や結果の見方を解説!

家屋や土地を買う際に購入金額以外にもお金がかかる部分があります。それが固定資産税。

自身名義のマンション・戸建が対象で、新築中古問わずに納税義務が発生します。

毎年1月1日時点で納税のための情報が、4月1日に納税額が決定され、6月1日以降に市町村に納税します。

必ず支払わなければいけないのですが、購入することに意識が向いてしまうと忘れてしまうこともあります。

忘れる前に、事前に固定資産税がいくらになるのかをシミュレーションをしていくことが大切です。何よりも納税時に急な対処をせずに済む準備が求められます。

 

また適切な方法を行うと市町村が設けている税金の負担を減らせる「減税」を受けられます。

土地や住宅は購入者の負担が大きいため、市町村も最適な対処を行った人を優遇する意思があるということです。

必ず支払う金額を減らせる仕組みは使用するメリットが大きいので、事前に計算シミュレーションを行って固定資産税がいくらになるのか知ることが大切です。

1. 固定資産税がシミュレーションできる!自動計算システムとは?

固定資産税の計算は本来不動産や銀行などのプロフェッショナルが分析し計算しています。

ですが、金額を計算するためのデータを定めて、お客様が数値をいれるだけで、自動で計算してくれるシステムがあります。

電卓で計算しながら数値を求めることなく、コンピュータの力を借りてシミュレーションをすることで人間よりも高速で高精度な固定資産税を求められます。

固定資産税が簡単に計算できるサイトを紹介!

固定資産税に必要な情報を入力すると簡単に計算できるサイトが存在します。

シミュレーションなので厳密な金額を求めることは困難です。6月に市町村から送付される納税通知書が最終的な決定税額になります。

参考:陽の当たる部屋☆Sunshine ROOM 固定資産税&都市計画税計算ツール
https://think-prosupport.com/koteishisanzei-keisan-simulation/

納税通知書では確定している内容が主に評価率や固定資産税率、都市計画税率です。

また、建物の構造により金額を出すパーセントは決まっています。

しかし、計算するときにはこれらの税率は想定した範囲内で使用していきます。

あなたが住宅購入時に自らシミュレーションを行うことで税金額を把握できます。

所持している期間は永続的に支払わなければならないので、固定資産税の金額を把握することは大切です。

2. 固定資産税の自動計算システムの入力方法を分かりやすく解説!

今回は参考例を使用しながら実際に、固定資産税を算出していきます。自動計算システムを利用する際にあらかじめ把握しておくべきことは、4つあります。

  • 築年数
  • 建物の階数と構造
  • 土地と床の面積
  • 実際に購入した金額

以上です。これら4つの内容が把握できれば、概算の金額を求められます。

例)
・築年数・・・15年
・建物の階数と構造・・・5階建ての鉄筋タイプ
・土地と床の面積・・・50平方メートル
・金額・・・5,000万円(うち160万円が消費税)

では例を利用して実際に金額を算出してみます。

2-1. 購入した土地の代金を入力

今回購入した総額5,000万円のうち、建物代、消費税、土地代が含まれています。

そのうち消費税は建物代にだけかかります。よって以下の計算式で建物代を求められます。

160万円÷8%=2,000万円が建物代

5,000万円-2,000万円=3,000万円が土地代

よって土地代は3,000と入力します。

2-2. 固定資産税評価率を入力する

固定資産税評価率は市町村が国から提示された「固定資産評価基準」と呼ばれる指標を利用し決定します。

厳密には変化しますが、ほとんどの評価は70%をベースに評価しています。

通知書でも多くは70%を前後したパーセントを提示されることがあります。

理由は、高くなるはずの税金を国が思い通りにコントロールできてしまうため、問題ない程度の基準を70%としています。今回は70と入力します。

2-3. 土地の面積を入力する

土地は駐車場や庭を所持する人だと床面積と相違があります。

本来は正確に計算しますが、今回は概算で固定資産税を算出するため床面積と同じ50を入力します。

2-4. 建物の購入金額を入力する

土地の金額を算出した際に示した金額の2,000を入力します。

2-5. 固定資産税評価率を入力する

建物がどのような構造をしているかで評価するパーセントの基準が異なります。事前確認が必要です。木造は50%・鉄筋は60%・RC造は70%で計算します。今回は60と入力します。

2-6. 床の面積を入力する

床面積は、50と入力します。

2-7. 何階建てか入力する

マンションは「3階建て以上」で表します。それ以外の建物はどちらかを選択します。

今回はマンションなので「3階建て以上」を選択します。

2-8. 建物の構造について入力する

建物が火災などの被害にあった際にマンションは構造上逃げにくい性質を持ちます。

炎や煙が上へと進むため下に逃げることが困難です。

そのため、予め耐火対策をすることで被害を最小限に食い止めるための準備が義務付けられています。マンションの場合は、必ず「準耐火・耐火」で表します。

戸建・アパートの場合は確認する必要があります。今回はマンションなので「準耐火・耐火」を選択します。

2-9. 固定資産税の税率を入力する

ここの税率は標準税率として示されている、1.4を入力します。

2-10. 都市計画税の税率を入力する

都市計画税は道路や公園、下水道などの市町村が公共事業に利用する税金を負担するものです。

限度税率は0.3%となりそれ以上高い水準にはならないため、ここでは限度税率の0.3を入力します。

すべての入力を完了させて「計算する」のボタンを押すと自動で計算され、固定資産税のシミュレーション結果が表示されます。

3. 自動計算による結果の確認方法について

結果が表示されました。基本は土地と建物の合計金額だけ意識すると思いますが、固定資産税が、ある年を境に変化することは忘れないでください。

土地には固定資産税と都市計画税が両方ともかかりますが、変動することはほとんどありません。(税率が変化した場合は例外です。)

建物にも同じく両方の税金がかかりますが、固定資産税だけ5年を境に金額が2倍になっています。

それは、新築を建ててから5年間は税金の優遇処置が自動で適応されます。そのため、6年目以降の金額が本来の固定資産税となります。

固定資産税の減税措置については以下の記事を参考にしてみてください。

関連記事知らないと損!固定資産税を減税できる8個の優遇措置や手順を紹介

2024.04.06

4. 家を購入する前に固定資産税がいくらかかるかシミュレーションしてみよう!

人生の中で一番高いと言われている買い物が住宅です。

中古・新築・マンション・戸建てとあなたが購入するものがどの物件であっても、所有するからには必要な情報をあなた自身で収集し対処することが大切です。

 

多くの不動産会社や銀行が丁寧にサポートしてくれる現状ではありますが、最終的にはあなた自身の決断で契約をします。

第三者に任せるだけでなく、自分の資産に関わる固定資産税を的確に把握することが大事です。

 

固定資産税の支払いは4月1日以降に行い、年4回の支払いもしくは一括での支払いを選べます。

保険や年金などとは違い、割引制度はないため計画的な支払いを意識する必要性があります。

 

計算シミュレーションを実施する方法は今回紹介した以外にも存在しますが、あくまでシミュレーションです。

自身の収入や経済状況を踏まえて固定資産税を考えることがあなたの生活をより良いものにしていきます。

 

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