不動産投資の世界において成功を収めて莫大な資産を築くことができた人もいれば、失敗して多額の借金が残ってしまった人もいるでしょう。
成功例だけにスポットライトを当てて、不動産投資の魅力を語ることは難しいことではありませんが、あまり有意義ではないと感じられます。
むしろ不動産投資で失敗する原因や対策を考えることが、成功につながる近道だったりすることも。
実は不動産投資で失敗する原因はたった6つしかないのです。
今回は不動産投資で失敗する原因について、徹底的に考えてみましょう。
目次
1. 不動産投資に失敗してしまう原因5選を解説!どうしたら失敗しなかったのか?
実のところ不動産投資に失敗する原因は大きく分けて6つしか存在していません。
9割の失敗者はこれらのうち、どこかに問題があったはずです。
不動産投資に手を出す以上、誰だって失敗はしたくないはず。失敗の原因を知り、反面教師とすることが重要です。
①不動産投資の知識がない
不動産投資で失敗をする原因の大半を占めているのが、「知識をつけずに始めた」ことです。
知識がないまま『儲けたいから』という漠然とした理由で不動産投資を実際に始めてしまうのは、勝ち目のないギャンブルをするようなものです。
不動産投資の仕組みを理解せずにいると問題点などを見抜くことが出来ず、普通ならしないようなミスを犯してしまいます。
不動産投資をする上で必要があると感じたら、その知識を身に付けることをためらっていてはいけません。
疑問に感じることが少しでもあるならば、セミナーへの参加や書籍を通じて問題解決する姿勢を忘れないでください。
不動産投資をする上で大切な知識も、もしもの時に役立つ知識も身につけておいて損はありません。
不動産投資のリスクを勉強して、対策を練る
不動産投資にはいくつかのリスクが存在しています。
入居者が集まらない「空室リスク」や災害による建物の損傷、人身事故によるイメージの悪化などが代表的なものでしょう。
この道のプロはそういったことを想定してエリアや建物を選んでいますし、自殺や孤独死もカバーした火災保険に入るなどの対策をしているものです。
②不動産投資の計画を全く立てていない
不動産投資の目標や計画を立てていないと、失敗の原因となります。
- 『節税対策になると聞いたから』
- 『家賃収入で暮らしていきたい』
- 『年金代わりに』
など、不動産投資をする人には理由があるものです。
自身がどのような目的を持って不動産投資をするのかを明確にすることで、選ぶべき物件や計画がなってきます。
ぜひとも自身の動機をハッキリとさせておきましょう。
また、収支計画も非常に重要。
毎月のローン返済はいくらか、修繕費はどのぐらいかかりそうか、毎月の手残りはどのぐらいか、いつ売却するかなどシミュレーションをしておくことで、急な出費にも慌てずに済みます。
③独自で不動産投資をしている(人脈がない)
人脈を築くことなく独自で不動産投資をしている人も存在しています。
しかし一匹狼のままで、不動産会社や金融機関と親しくしておかなければ有益な情報が入ってこず、間違った投資法をしてしまうリスクがあります。
本当に優良物件というのは一般公開されていないため、人脈を作っておくことがとても重要に。
役に立つ情報を持っている人と知り合うことができれば、その情報に基づいて不動産投資を有利に進めることができるのです。
不動産投資セミナーへの参加も人脈を作る上で役立ちます。
自身に合ったテーマのセミナーには積極的に参加しましょう。
④不動産投資に関する情報を得ていない
不動産投資は情報戦で、不動産市況は日々変化します。
人脈を築かない人にも当てはまることなのですが、セミナーなどに参加しないと新鮮で必要な情報が入ってきません。
いかに有益で新鮮な情報を仕入れ、優良物件を購入できるかが勝負です。
成功している人は常に最新の情報を収集することに余念がないことに比べると、生まれる結果の差は歴然としてくるでしょう。
⑤他人任せで不動産投資をしている
営業マンにすすめられるがまま、物件を購入しないようにしましょう。
営業マンの中には、自分の営業ノルマのことしか考えておらず、購入者の利益はそっちのけ…という人も存在します。
投資に失敗しても、営業マンは責任を取ってくれません。
本当に「長い間利益を出し続けられるか」をよく検討してから購入を決定しましょう。
不動産の管理会社に運用を任せっきりにすることは、ずさんな管理で入居者が増える、必要のないリフォームで出費が増えるなどで無駄金を支払ったり、収入が減ることに繋がりかねません。
管理会社選びの目安として、都心ならば95%以上の入居実績を持つ管理会社を選ぶようにしましょう。
成功者は管理戸数や入居実績を見て、ノウハウの豊富な不動産管理会社を選定しているものです。
⑥不動産投資に回せる資金が全くない
「自己資金0で不動産投資」という言葉を聞いたことがある人は多いと思いますが、不動産投資に回せる資金が0の状態で不動産投資を始めるのは非常に危険です。
当初想定したほどの入居者が集まらず、家賃が思ったように入ってこなくても毎月のローンは返済せねばなりません。また不動産の取得時・所有期間中・所得・売却時には、それぞれ税金がかかってきます。
さらには物件が劣化した際、故障が生じた際には修復や補修などの修繕にもお金がかかるでしょう。
いざという時にお金が足りず、結果物件を手放したり、破産したりという失敗者も中にはいます。
もしもの時に備えて自己資金はしっかりと貯めておく必要があるといえるでしょう。
2. 万が一…不動産投資で失敗してしまった場合の対策
万が一不動産投資で赤字が続くあまり、金融機関から差し押さえの可能性が出てきた場合は、すみやかに不動産投資ビジネスから手を引きましょう。
失敗を免れない状況になった場合は、差し押さえを回避することと、借金を返済することを最優先にしなくてはなりません。
競売よりも先に任意売却する
差し押さえが行われると、住宅は競売にかけられます。
競売は相場の金額に対して、半額程度の額で売却されるのが一般的です。
そのため少しでも高値で売却するためには、競売にかけられる前に任意売却をしてしまいましょう。
競売は裁判所を通して行われるのに対し、任意売却は個人で銀行や売却先とやり取りをせねばなりません。
必要ならば専門家へ依頼することも選択肢に含めておきましょう。
不動産を売却しても借金が残る場合は?
不動産を売却してもなお借金が残る場合は、債務回収会社から借金の残高を請求する通知書が来ます。
もし借金がさばききれない場合は、債権回収会社と交渉するか、債務整理をしましょう。
債務整理とは借金の減額・免除を行うための手続きで「任意整理」「個人再生」「自己破産」に別れています。
任意整理とは債権者の同意が得られる場合に限り借金が減額されるというもの。
債権回収会社の同意を得るのは難しいので、任意売却後に任意整理は行えないと覚えておきましょう。
一方の個人再生・自己破産は裁判所を通じて借金を減額・免除してもらうものです。
自身の状況から最適なものを選びましょう。
3. 不動産投資の失敗の原因を知ることで、失敗は防げる
以上、不動産投資に失敗する原因を挙げることで、投資するにあたって注意すべき点を述べてきました。
今やインターネットで検索をかければ、不動産投資のサークルや勉強会などの情報がたくさん出てきます。
そのような情報社会において私たちが気を付けるべきは、不確かな情報に踊らされないということに尽きるでしょう。
溢れかえっている情報を吟味・精査する力も要求されています。
不動産投資では必要な知識を吸収し、信頼できる人脈を築き上げれば、成功は目の前です。
もし現在、不動産投資への不安や悩みなどを抱えている人は、MIRAIMOのLINE公式アカウントで相談できるのでぜひご利用ください。
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