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不動産投資でノンバンクは利用できる?|おすすめする理由と注意点を紹介

不動産投資について調べて行くと、「ノンバンク」という言葉を聞くことがあるかもしれません。

ノンバンクとは、銀行ではないけれど不動産担保ローンを提供している会社のことを指します。

具体的には消費者金融や事業者金融、クレジットカード会社などがノンバンクに当たります。

ノンバンクと聞くと、

  • 金利がすごく高い…
  • お金を返せなかったときに怖い思いをする…

といったマイナスなイメージがある方も多いかもしれません。

しかし、ノンバンクは上手に利用すれば不動産投資の強い味方になります。

今回は不動産投資でノンバンクを利用する方法や注意点などについて紹介していきます。

Index

1. 不動産投資でノンバンクの不動産投資ローンを利用することはできる?

不動産投資でも利用できるノンバンクの不動産投資ローンはいくつかあります。

不動産投資で融資を受ける場合、銀行かノンバンクのどちらかからの融資を選択することになります。

多くの人はドラマなどのイメージから、ノンバンクは取り立てが怖いなどという理由で銀行から借りたいと思うのではないでしょうか。

しかし、最近では貸金業法がかなり徹底されているため、強引な取り立て行為は違法とされており、以前に比べ安心して利用することができます。

銀行に比べ金利が高く設定されているのが欠点ですが、その分融資の条件が緩いため、利用しやすいのがノンバンクの不動産投資ローンの特徴です。

2. ノンバンクの不動産投資ローンをオススメする理由

 以前より安心して利用できるようになったとはいえ、金利が高いのにあえてノンバンクの不動産投資ローンを使う理由はどのようなところなのでしょうか。

その理由について見て行きましょう。

審査スピードが他の金融機関と比べて早い

ノンバンクは審査のスピードが早いのが特徴のひとつです。

審査に要する日数は3~5日という所が多く、即日で融資を実行してくれるというノンバンクもあります。

銀行ではそこまで速く審査が完了するところはほとんどないので、審査の早さはノンバンクを利用する大きなメリットと言えるでしょう。

ノンバンクの融資条件は比較的緩めに設定されている

融資条件が銀行に比べてかなり緩いというのもノンバンクの特徴です。

銀行で融資を受ける場合、たくさんの融資条件があります。

例えば、

  • 年収〇〇万円以上
  • 申し込み時の年齢が〇〇歳以下
  • 同じ勤務先に〇年以上勤めている
  • 団体信用保険に加入できる

といった融資条件があるのが一般的です。

しかし、ノンバンクの場合、そういった融資条件はほとんどありません。

そのため、通常銀行で融資を受けにくい個人事業主などでも借りやすくなっています。

担保としての条件が緩いため不動産を広く選ぶことが出来る

ノンバンクは、不動産を担保に融資を受ける場合の条件も、融資条件と同じく銀行に比べ緩くなっています。

通常銀行であれば

  • 〇〇エリアの物件に限る
  • 第1抵当権に限る
  • 専有面積や土地面積が〇〇㎡以上
  • 土地の権利形態が所有権である

などといった条件が付けられます。

ノンバンクでは、そういった条件もかなり緩く設定されています。

また、担保掛目も、銀行では担保物件の評価額の70%程度までというのが一般的なのに対し、ノンバンクでは評価額の100%以上の金額を融資してもらえるところもあり、銀行よりたくさん資金を借りることが出来ます。

3. ノンバンクで不動産投資ローン審査を通過させる方法3つ

ノンバンクで不動産投資ローン審査を通過させる方法3つ 銀行より融資条件は緩いものの、ノンバンクにも融資の際審査があります。

ノンバンクの不動産投資ローンで審査を通過させるために事前にできる対策は以下の通りです。

①クレジットヒストリーに問題があれば解決しておく

クレジットヒストリーとは、金融機関が融資の審査を行う際に照会する信用情報のことです。

過去の融資の返済状況やクレジットカードの支払状況が専門の機関に登録されており、その内容が悪い人は融資の審査に通りにくくなります。

借入金の返済やクレジットカードの支払いはしっかりと行い、信用情報に遅延やトラブルなどが残らないようにしておきましょう。

② 審査に必要な書類に不備がないようにする

融資を受ける際は金融機関によって様々な書類が必要です。

不備のないよう準備しておきましょう。

ローンの必要書類については以下の記事を参考にしてください。

関連記事銀行の融資担当は見ている!アパートローン申請時の必要書類一覧とポイント

2022.11.14

③不動産投資に関する知識をつけておく

不動産投資を理由に借り入れを行う際、不動産投資の知識が全くないとその投資がうまく行かず、返済が滞る可能性が疑われてしまう場合があります。

不動産投資について最低限の知識は付けて、しっかりと投資計画や返済計画を立てた上で融資を受けるようにしましょう。

4. ノンバンクを使って不動産投資をするときに注意するべきこと

ノンバンクを使って不動産投資をする際は、いくつか気を付けなければならないことがあります。

注意すべきポイントをしっかり押さえて、安全に不動産投資を行いましょう。

契約内容が銀行ごとに違うためしっかりと確認する必要がある

融資の契約内容は金融機関によって様々です。

何度も融資を受けた経験がある人も、その都度契約に必要な書類や条件、返済期間や金利の種類など、成約前に必ず確認するようにしましょう。

金利が高いので念密な返済計画が必要になる

ノンバンクは融資の条件が緩く審査に通りやすい代わりに、銀行に比べるとかなり高い金利を支払う必要があります。

数字で見ると数%の金利も、大きな借り入れをして福利で何年も借りるとなると、利払いもかなりの金額になります。

あらかじめその金利を払ってでも採算が取れる投資かどうかしっかりと吟味したうえで返済計画を立てましょう。

クレジットカードのキャッシング枠に注意する

意外と盲点なのがクレジットカードのキャッシング枠。

金融機関によっては借り入れがなかったとしてもクレジットカードのキャッシング枠があるだけで融資の審査の際に借入残高に含められる場合があります。

不要なクレジットカードがあるという人は、事前に解約しておくとよいでしょう。

別の不動産を購入するときに、銀行などから融資を受けにくくなる場合がある

ノンバンクで借り入れがあり、その金利水準が高い場合(年率10%を超える場合など)、資金繰りの圧迫などの懸念から新規の融資を受けにくくなる傾向があります。

物件の利回りが低いとマイナスになってしまうことも

物件の利回りが低い場合、借入金利のほうが高くなってしまい、収支がマイナスになってしまう場合があります。

特に借り入れが変動金利の場合などは、市場の金利が上がると借り入れ金利も高くなってしまい、不動産投資の収入を利払い金額が超えてしまうことがあるので注意しましょう。

5. 不動産投資ローンを組むことが出来るおすすめのノンバンク5行

ノンバンクで不動産投資ローンを利用するための方法や注意点を見てきました。

それでは、実際に不動産投資ローンを利用できる金融機関はどのようなところがあるのでしょうか。

代表的なところは次の5つです。

①三井住友トラスト・ローン&ファイナンス

三井住友信託銀行系のノンバンクで、首都圏や名古屋、大阪などの都市部が主な融資対象エリアです。

購入物件とは別で共同担保の物件が必要な場合が多いですが、すでに物件を持ってさえいれば積極的に融資をしてくれるのが特徴。

融資実行時と解約時に必要な手数料がそれぞれ2%程度と割高ですが、審査のスピードの速さと審査基準の明確さもポイントです。

②新生プロパティファイナンス

新生銀行系のノンバンクで審査スピードの早さが特徴。

豊富な資金力で高額な融資も可能です。

また、担保掛目が担保物件の評価額の100%を超える融資をしてもらえる場合もあります。

③セゾンファンデックス

クレジットカードのセゾン系のノンバンクで、対応エリアがとても広いのが特徴。

融資金額が担保物件の評価額に対して伸びにくいのがネックですが、保証人や共同担保が不要だったり、木造物件への融資が可能だったりと、融資条件が緩いのがポイントです。

④ライフエステート

5億円が上限の、資金使途自由なローンです。

金利設定の幅が非常に広いので、評価の高い不動産を担保に入れることができればかなりの低金利で融資を受けられることもあります。

また、不動産を持っているが、共有名義などで担保を付けることができない人向けの「フレッシュローン」という商品があるのもライフエステートの大きな特徴。

上限は1,000万円まで、金利も通常のものに比べかなり高いですが、登記上抵当権を設定しないため、不動産の共有名義人に秘密で借り入れができます。

⑤総合マネージメントサービス

不動産担保ローン専業のノンバンクで、不動産業界に精通したスタッフによるスピーディーな審査が魅力です。

3,000万円までであれば即日融資も可能で、それ以上の融資でも仮審査の結果であれば翌日にわかります。

金利も他のノンバンクと比べ少し低く設定されているほか、全国の担保物件に対応。

借地物件や相続物件、共有持分物件や2番や3番の抵当権物件などでも相談に乗ってくれるでしょう。

6. 不動産投資の実績を上げていくことでノンバンクからでも成功することは十分に可能

この記事では、ノンバンクの不動産投資ローンを利用するメリットや注意点、利用できる金融機関などについてまとめてきました。

不動産投資では、かなり大きな金額の融資を利用することになるので、自分で調べた情報だけで融資先を選んだり、実際に投資をするのは難しいですよね。

そんな方にはMIRAIMOのセミナーへの参加がおすすめです。

不動産投資の専門家が、不動産選びから融資の受け方までしっかりと相談に乗ってくれますよ。

個別相談会やオンライン相談も開催しているので、不動産投資のローンについて気になることがある人はぜひ参加してみましょう。

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