少し前までの流行りの賃貸マンションとは?
3点式ユニットバス・狭いワンルームなど、まるでホテルの一室のような気分に浸れる雰囲気という理由で人気が出てました。
しかし、今の時代の背景には合っていない、不人気なものが多数です。
このように賃貸不動産業界において時代のニーズというのは瞬く間に変わっていってしまいます。
今流行のものを意識して、所有物件を変えていかないと空室リスクの原因にもなりかねません。
逆に流行りのものを取り入れて、他の競合物件と差をつけることで空室リスクを低くすることができます。
次に来る不動産業界のIT化の一種「賃貸で使えるIoTガジェット」についてご紹介していきます。
※ガジェット・・・道具・装置・仕掛けのこと
今空室でお困りのあなた、不動産業界の新たな旋風、IoTを導入してみませんか?
目次
1. 不動産業界でのIoTとは
モノをインターネット化する「IoT」。
主に住宅で使用されるもので、不動産業界でもその流れが出てきています。
不動産tech(テック)、つまり不動産のIT化に伴ってIoTにも注目されつつあり、管理側、入居者側共に得する設備として今後導入されていくことが見込まれます。
例えば最近では三井不動産レジデンシャルリース株式会社が一部物件にセキュリティの向上・内覧時の利便性アップの点からオートロックエントランスの開閉をインターネット上で行える「NinjaEntrance」を導入しました。
2015年に本格導入されたIoTはまだまだ発展途上ではありますが確実に浸透しつつあります。
住宅のIoTについてはこちら↓
2. 不動産オーナーが使える?!IoT5選
今回は不動産オーナーとして関係が深いIoTを5つまとめてみました。
今は実用化されていなくても将来的に出てくるこーんな便利なものも?!
1-1. 内覧時の負担を減らすスマートロック
入居希望者には内覧に来てもらいます。実際に仲介業者・自主管理している人はその人の元に来てもらって、実際に一緒に足を運んで帰って感想を聞く・・・・
これが従来の内覧スタイルです。
でも、近い将来その負担を減らせる日がくるかもしれません。
スマートロックによって一定の時間、内覧希望者のインターネットデバイスに「鍵を開閉する権力」を与えることで「セルフ内覧」が可能になるのです。
業者も入居希望者相互の時間と労力の削減になります。
鍵のIoTについてはこちら↓
※不動産仲介を仲介業者に頼む場合、セルフ内覧は「飛ばし」というタブーとされてきましたが、内部に監視カメラを備え付けるなど、防犯をきちんと行ったうえで内覧制度を設けている会社も増えており、内覧の制度は変わりつつあります。セルフ内覧制度を設けたい場合は業者に相談してみましょう。
1-2. 入居中の安全を守る防犯カメラのIoT化
カメラをインターネットに接続することで
設置が簡単・カメラが壊れても全てインターネット上に保存されるのでデータがなくなる心配がない・スマートフォンなどでその場で状況が確認できるなど、手軽かつより防犯に役立つようになりました。
ゴミ置き場などの不法投棄も防止できますね。
屋外用でも1万円台~買えるものもあり、導入はそんなに難しくはないのではないでしょうか。
1-3. IoTゴミ箱・ゴミ置き場
表参道で2017年5月にスマートゴミ箱なるものが登場し、
自動的にごみを圧縮したり、ゴミの蓄積状況を発信して収集作業を効率化し、コスト削減を目指しています。
電池は太陽光を使用しているので環境にも配慮しています。
将来的にはマンションでもスマートゴミ置き場ができて、共用部分の管理が楽になるかもしれませんね。
1-4. 電気の遠隔検針サービス
マンションで「マンション一括受電サービス」を契約して、
遠隔で電気代を検針・インターネット上で料金が確認できるというものです。一括契約なので電気代が5%ほど安くなるというメリットも。
1-5. 高齢入居者の安否をチェックする見守りクラウドロボ
見守りクラウドロボとはセンサーを用い、温度・湿度・人の動きなどを感知して、熱中症警報など体調管理に気を配らなければいけない時には警報を発する他、
「24時間動かない」「トイレや風呂からずっと」出てこないなど動きがない場合は登録されている家族に自動的に連絡がいくようになっています。
ロボットなんて高いでしょ…と思いきや月額3000円~利用できるものもあるので、シニア向けマンションなどで検討の価値ありです。
他にも身寄りがないご老人が住む場合の孤独死対策をすることで「事故物件回避」にも役立てることができます。
3. IoT化で便利になる賃貸管理
IoTには数万円するものから数千円程度で買えるもの・まだ市販はされていないものの将来的に実用化される可能性があるものまで様々です。
特にスマートロックなどのIoT設備をマンションに導入するとなるとその戸数分のスマートロックを用意しなければいけないので費用がかさみます。
その土地のニーズとキャッシュフローを計算して、ゆとりがあるなら導入する価値があります。
無駄を減らし、負担を軽くするIoTは管理戸数が多い賃貸で大活躍する日がくるでしょう。
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