あなたはIoTを知ってますか?知らないと恥ずかしいホットなワードです。
(私も最近まで知らなかったのは内密にお願いします…)
Internet of Things(IoT・モノのインターネット)は周囲のありとあらゆるものがインターネットに接続する仕組みのこと。つまりモノとITが融合したものです。
モノがインターネットに接続することによって遠隔操作・認識・計測などが可能になりました。
自分で操作するだけではなく、モノが必要に応じて自動的にインターネットに接続するのも大きな特徴です。
IoTなんて日本の一部のオフィスでしか採用されていないものでしょ?
お金なきゃ導入なんてできないでしょ?
そんなことはありません。
身近なところ、家からIoTは広がっていくのです。IoTの用途、「環境への配慮」がなされた住宅も出てきています。
今回お話しするのは住宅のIoT。
IoH(Housing:住宅)ともいうべきでしょうか?
環境に配慮された「スマートハウス(ホーム)」のことから実際住宅で使えるIoT製品(スマート家電)までご紹介します。
目次
1. IoT対応住宅・スマートハウスが増えている
スマートハウスとはITを使って家庭内のエネルギー消費が適当に制御された住宅のことです。
主に家電・太陽光システム・住宅機器をコントロールしてエネルギーマネジメントを行い、CO2排出削減を目指しています。
住宅を最適化するスマート(賢い)ハウス・大きなIoTとも言えますね。
このように環境に配慮された住宅が増えています。
スマートハウスの認知率(家を建てようと考えている人)は87.3%(「名前だけは知っている」が58.7%、「内容まで知っている」が28.5%)非常に高い割合となっており、高い認知度がうかがえます。
既存住宅をスマートホームにするHEMS(ヘムス)
「Home Energy Management System」の頭文字でHEMS。
(ちなみにマンションではMEMS(Mansion Energy Management System・メムス))
家庭で使用するエネルギーを節約するデータ管理システムのことです。
パナソニックやSHARP・三菱・東芝などといった大手企業が製品を販売しており、
家電・その他システムとつないで、電気・ガス・水道等の使用量をスマートフォンなどの端末で見えるようにしたり、家電を自動制御できるようになるものです。
節電・節水などをすることによって、CO2削減など温暖化対策にも役立ちます。
HEMSは政府でも設置を推進している
省エネ社会を目指している政府では2030年までに全住宅へのHEMSの設置を目指しています。
2013年度末のHEMS導入戸数は16万戸・14年度は26万戸と62.5%増加しており、
2023年度末には160万戸、普及率は3%が見込まれます。
これからも増加の傾向をたどるでしょう。
スマートハウスやHEMSなどは導入すると補助金がもらえる制度も何度か導入されてきましたが、2017年現在は補助金制度はありません。
そういった便利で安全な暮らしを守るための住宅でのIoT導入補助金制度は今後に期待したいところです。
2. 気軽に導入できるスマートホーム家電(IoT家電)4選
実際スマートハウスにするには端末のみだったら数万円で済むのですが、蓄電池やソーラーパネルなどになると数百万円かかるものも。
HEMSについてはメーカーによりますが5~30万円となっています。
そこで、もう少し安く、生活を快適にしたいというあなたに。
住宅にあったら便利なIoT家電・製品つまりスマート家電をまとめてみました。
あなたの家をスマートホーム化してしまいましょう!
2-1. スマートロック
オススメ度★★★
価格:約1万7000円~
遠隔施錠・オートロック・鍵のシェアなどができる優れもの。
取り付けも工事不要で強力粘着テープで簡単に取り付けられたりするものもあり、思いのほかお手軽です。
手軽に購入・設置できるIoT製品の一つですね。
2-2. 見守りカメラ
オススメ度★★
価格:約9000円~2万円
子供や家族の一員であるペットが良い子でお留守番しているか気になって仕方ない!
そんなあなたを救う製品です。
専用アプリをダウンロードして、カメラを連動させ、スマートフォンなどで出先から様子を確認することができる製品です。
- カメラが回転する
- 配線がいらないワイヤレスLAN機能
- マイクとスピーカー内蔵で話しかけることができる
などの見守りに最適な機能がついているものもあります。
2-3. eRemote(イーリモート)
オススメ度★★★★
価格:9000円~1万円以下
http://linkjapan.co.jp/product/eremote
LinkJapan社の家の中のリモコンを一つにできるお手軽IoT製品。
リモコンの赤外線をeRmoteに記憶させるとスマホからWi-Fi経由で指示を出すことができるようになる、学習型リモコンです。
メーカーや年式なども関係なくほとんどの家電に対応していて、もちろん遠隔操作も可能です。
2-4. mouse スマートホーム
価格:2万4800円(税抜)
http://www.mouse-jp.co.jp/smarthome/
マウスコンピューター社のIoT家電セット。
- 温度や湿度を感知し、テレビエアコンを赤外線でコントロールできるハブ
- 接続された家電の電源のオンオフ・電気使用量の確認ができるプラグ
- スマートLEDと連動して照明の点灯消灯
- 人の動きを感知して履歴に残すモーションセンサー
- 締め忘れ・開閉記録を通知するドアセンサー
といったスマートホームを手軽に実現する5製品が入ったスターターキットが発売されています。もちろん別々に購入(各1万円以下)することも可能。
この製品のように、今既にある「IoTではない家電」に接続してスマートホーム化することができるものも増えています。
3. 便利だけど日本ではまだまだ発展途上のIoT
認知度は80%超えと高い数値が出ていることを先述しましたが、
IoTの導入率自体はアメリカでは40%前後に対して日本では20%前後と言われています。
日本で少しIoT導入が出遅れている理由はIoT開発を担う人材不足です。
(2016年時点でITの人材は17万人以上不足:経済産業省調査より)
何よりも私が個人的に思うのは
値段>便利さ
というようにやはり導入コストが高いという先入観が勝っているように思います。
ここでご紹介したように数千円~10万円以下かつ工事なしで簡単に導入できるIoTも増えています。
⇒スマートハウス・スマートホームが増える
⇒みんなで省エネ
⇒温暖化防止
という日がくることを望みたいものです。
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