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災害に強い街ランキングベスト5|あなたの物件大丈夫?

地震雷火事親父

災害とはいつ起こるかわからないもの。大規模災害といえば地震、洪水、突風(台風などの嵐)、土砂崩れなどが挙げられます。
不動産投資において大規模災害は天に祈りつつ、起こらないことを願うしかありません、、、、。

しかし、立地においては災害の起こる確率が変動します。
例えば海、川沿いであれば水害の起こる確率は上がります。台風などの被害は沖縄、九州が本州よりはひどい場合が多かったり、山間部はもちろん土砂崩れの可能性が高いです。

では、本当に災害に強い街はどこか。考察していきましょう。

1. 自分の家、物件の立地の危険性を知るためのツール

まず今現在自分が住んでいる家、不動産を所有している方はその物件の所在地が災害に強いのか気になるところでしょう。調べるためのツールをご紹介します。

J-SHIS 地震ハザードステーション

このサイトの特徴は地震の危険性をビジュアルでストレートに表してくれます。
もしゆれ(iOSのみ)というアプリもあるので、遊びながらでも自分の住む地域調べてみましょう。

J-SHIS

G-space2 住環境情報マップ

こちらは地盤の状況を無料で診断してくれるサイトです。不動産の専門家向けに開発、運営されているものですが、無料で使える上、調べたい場所の住所を入力あるいは地図上でクリックすると、標高値、住宅地盤診断、災害リスク評価が表示され、レポートとして1枚にまとめて出力することもできるようにもなっています。

このサイトで特に見ていただきたいのは「要注意エリア
地図の重ね合わせオプションを選択できるんですが、赤く表示された部分が出て来ます。そこは低地や埋立地で特段危険度が高い場所となります。

G-space2

今昔マップon the web

1900年前後の地図と現在の地図を並列して閲覧できるサービスです。
時代などの選択も可能でかつての川や海、沼などが埋め立てられた場所がわかります。
カーソルを動かせば新旧地図と同じ地点を指すので見方も簡単です。

埋立地全てが危険というわけではありませんが、液状化や、地盤の脆弱性に対して、建物の耐震技術がそれに見合うものか調べる必要性があります。

今昔マップon the map

2. 先人から学ぶ地名別災害リスク

軟弱地盤

「砂」「浜」

海辺を連想させる漢字の地名

「新」「梅」

この漢字が使われているところは、埋め立て地が多いため軟弱なだけでなく液状化も懸念されます。

「葦」「芦」「稲」「萩」「井草」「管」「蒲」「蓮」「柳」

水辺の植物の名前が付属する地名

土石流

「高」「滝」「竹」「速水」

岩場を連想させる漢字の地名

「龍」「鶴」「鷺」

水辺の生物を連想させる漢字の地名

地滑り、地崩れ

「水」や「さんずい」へんの漢字

山間や丘などの場所でこれら漢字の付属した地名

「杉」「猿」

これら漢字の付属した地名

湿地や低地を表す水のわきやすい土地

「谷」「津」「葦」「芦」「砂」「水」「さんずい」「深」「窪」「堀」「溝」「沢」

これら漢字の付属した地名。

津波

「浜」「津」「川」「港」「押し上げ」「浦」

これら漢字の付属した地名。

土砂災害

「左古」「柿」「垣」「杉」「垂」「合」

(河合、落合など)などの地名。

地名が改名された場合もあり「光」や「自由」、「希望」など明るい意味を持つ地名は、昔災害が起こった地名の改名後かもしれません。上記のサイトなどを使い調べて見ることをオススメします。

3. 災害に強い街ランキングベスト5

それでは気になる災害に強い街ランキングです。

今回は東京に限らさせていただきました。

東京都都市整備局のHPに「地震に関する地域危険度測定調査」というものがあります。

東京都内を5133町丁目に区分し

  1. 建物倒壊危険度(建物倒壊の危険性)
  2. 火災危険度(火災の発生による延焼の危険性)
  3. 総合危険度(建物倒壊や延焼の危険性)
  4. 「災害時活動困難度」を考慮した危険度

の4項目をデータ化しています。

今回は総合危険度のデータを参照し、ワースト順位(災害に強い街)を発表します!

順位の数字が大きいほど危険度は低い表記となります

公園や川沿い、住宅地開発途中地など住宅がない地域は除外してます

第5位 多摩市連光寺

  1. 建物倒壊危険度(建物倒壊の危険性) 5104位/5128中
  2. 火災危険度(火災の発生による延焼の危険性) 5104位/5128中
  3. 総合危険度(建物倒壊や延焼の危険性) 5118位/5128中
  4. 「災害時活動困難度」を考慮した危険度 5114位/5128中

第4位 狛江市西和泉2丁目

  1. 建物倒壊危険度(建物倒壊の危険性) 5098位/5128中
  2. 火災危険度(火災の発生による延焼の危険性) 5116位/5128中
  3. 総合危険度(建物倒壊や延焼の危険性) 5121位/5128中
  4. 「災害時活動困難度」を考慮した危険度 5126位/5128中

第3位 町田市小山ヶ丘6丁目

  1. 建物倒壊危険度(建物倒壊の危険性) 5103位/5128中
  2. 火災危険度(火災の発生による延焼の危険性) 5116位/5128中
  3. 総合危険度(建物倒壊や延焼の危険性) 5125位/5128中
  4. 「災害時活動困難度」を考慮した危険度 5122位/5128中

第2位 稲城市長嶺1丁目

  1. 建物倒壊危険度(建物倒壊の危険性) 5114位/5128中
  2. 火災危険度(火災の発生による延焼の危険性) 5108位/5128中
  3. 総合危険度(建物倒壊や延焼の危険性) 5126位/5128中
  4. 「災害時活動困難度」を考慮した危険度 5125位/5128中

第1位 昭島市川上原町

  1. 建物倒壊危険度(建物倒壊の危険性) 5119位/5128中
  2. 火災危険度(火災の発生による延焼の危険性) 5116位/5128中
  3. 総合危険度(建物倒壊や延焼の危険性) 5128位/5128中
  4. 「災害時活動困難度」を考慮した危険度 5128位/5128中

 

ランキングの傾向を見ると新興住宅地域が災害に強い見受けられます

道の広さや隣接する住宅との距離が整然としている地域は災害が起こったとしても避難しやすく、火災時には延焼が起こりにくいところが評価されているのでしょう。

そしてもう一点、震災時に避難場所として指定されることも多いのが神社やお寺です。
江戸時代よりも以前から佇んでいる神社に関しては、数百年災害に耐えて来たことからもわかるように
歴史ある神社周辺は災害に強いということです。(ご先祖様たちがすごいという話にもなりますね)

4. もしもの時も

災害に対しての安全性が高い地域はこうした調査や統計から割り出せますが、いつ何時どういった災害が起こるかはわかりません。
今回は地震や火事に特化した強さですが、竜巻や台風などの天候からの被害は考慮してません。

リスク対策としては災害保険などでカバーする必要性がありますので、今回の記事、あくまで参考に。

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