不動産投資を成功させるためには、パートナーとなる不動産投資会社選びが重要です。
不動産投資会社は物件の紹介や購入後の運用、さらには売却についてもサポートやアドバイスをしてくれる存在。
信頼できる不動産投資会社を選択することが、不動産投資を成功させるための第一歩となるのです。
そこで今回の記事では、パートナーにすべき不動産投資会社の選び方の秘訣や選んではいけない会社について解説します。
特に、これから不動産投資を始めようと考えている方はぜひ参考にしてください。
目次
1. 不動産投資を成功させるには良いパートナー選びが重要
不動産投資を始める際は、まず物件を購入します。
物件の良し悪しは不動産投資で大きく影響する部分であり、慎重に行わなければなりません。
そこで重要なポイントとなるのが、不動産投資会社選びです。
物件の購入では不動産投資会社から物件の紹介を受ける場合があるほか、物件購入後に運用していく際に不動産会社はパートナーとなる存在であるため、不動産投資を成功させるにはパートナー選びが重要となります。
不動産投資会社の中には、「物件を売ったらその後の対応はおざなり」という会社もあるので注意が必要。
購入後の運営に関するアドバイスやサポートを的確に行えない不動産投資会社では、不動産投資を成功させることは難しいのです。
2. パートナーとして不動産会社を使用するメリットやデメリット
不動産投資を行うパートナーとして不動産投資会社を利用するのには、多くのメリットがある一方デメリットもあります。
それぞれ理解しておきましょう。
メリット
不動産投資会社を利用すると、不動産投資向けの物件を紹介してもらえます。
一般的な不動産会社の場合、不動産投資目的の物件を扱っていないこともあり、投資に関する知識にも乏しいため運用においてのサポートやアドバイスが受けられません。
投資向け物件に強い不動産投資会社は、さまざまな場面で相談できるので心強い存在となるでしょう。
また、本業が多忙な場合、自身で物件の管理や運用のすべてをこなすのは大変です。
不動産投資会社によっては、物件の紹介から運用・管理・売却まで包括的にサービスを提供してくれる場合もあります。
デメリット
不動産投資会社を選ぶ際、自社の利益しか考えていない会社を選択してしまうと投資家が不利益を被ります。
物件購入後のフォローやサポートはおろか、利益が出ないとわかって購入を勧めてくる悪質な会社も存在するため注意しなければなりません。
また、不動産投資会社を利用すれば一定の手数料やサービス料が必要になります。
しかし、一般的に不動産投資を行う場合は運用や管理のすべてを個人で行うのは困難です。
不動産投資を円滑に運用していくためには、不動産投資会社をパートナーとして上手に活用しましょう。
3. 不動産投資のパートナー選びの13のポイント
不動産投資を成功させるためには、信頼と実績のある優れた不動産投資会社をパートナーに選ぶ必要があります。
では、よい不動産投資パートナーはどのように選んだらよいのでしょうか?
13のポイントを押さえておきましょう。
①顧客の立場になって物件を探してくれる
顧客の年齢・年収・貯蓄額・勤務先など属性を確認した上で、最適な物件を探してくれるパートナーを選びましょう。
不動産投資では、身の丈にあった物件を選ぶことが大切です。
資金力の乏しい人に高額な物件を勧めるなど、顧客自身のことより自社の利益を優先する会社には注意しなければなりません。
不動産投資会社が「売りたい物件」ではなく、顧客の目線で最適な物件を紹介してくれる会社が良いパートナーとなり得るのです。
②投資物件の将来性を見通せる会社を選ぶ
不動産投資は当初順調でも将来の成功が保証されているわけではないため、長期に渡って継続的に利益を上げ続けたいのであれば、
物件の収益性を長期的な視野で判断しなければなりません。
不動産投資のリスクや失敗例などを伝えてくれた上で、物件の将来性を見通せる会社を選択するのがおすすめです。
地域の将来性や価格について、的確な分析ができる会社を選びましょう。
現状の表面利回りだけで「確実に儲かる」などと、安易に物件を勧めてくる不動産投資会社は避けたほうが無難です。
③物件を見る目を養ってくれる
優れたパートナーとタッグを組んで不動産投資の経験を積むことで、物件を見る目を養えます。
不動産投資が軌道に乗れば、1戸から2戸、1棟から2棟と所有不動産を増やしていくことが可能。
豊富な知識と経験を持つ不動産投資会社をパートナーにすることは、将来投資を大きく拡大していきたいときに役立つのです。
④不安に思っている事をカバーしてくれるサービスがある
不動産投資は大きな資金が動く投資であり、特に初心者は不安になることもあるでしょう。
「物件をどう選んだらよいのか」「ローンはどこで組んだらよいのか」「経費はどのくらいかかるのか」など、経験や知識に乏しいと悩みのタネは尽きません。
不動産投資会社の中には、積極的にセミナーや勉強会など相談できる機会を設けているほか、オンラインで相談に乗ってくれる会社もあります。
自分で勉強することも大切ですが、わからないことや不安をカバーしてくれるパートナーを選ぶとよいでしょう。
⑤物件購入後もフォローや相談にのってくれる
不動産投資は、物件を購入したら終わりではありません。
実際に運用が始まれば、空室への対応や物件のメンテナンスも必要ですし、売却を検討することもあるでしょう。
特に、副業で不動産投資を行う場合は物件の管理や運用のすべてを自分でこなすのは難しく、相談に乗ってくれる専門家の存在が重要です。
そんなとき、物件購入後もフォローや相談に乗ってくれるパートナーがいれば、不安を解消しながら不動産投資が続けられます。
⑥金融関係と繋がりがあり、融資に強い
不動産投資では多くの場合、金融機関からの融資を受けて物件を購入します。
不動産投資向けのローンは一般的な住宅ローンと比較して審査が厳しく、どこからでも簡単に借りられるというものではありません。
不動産投資会社の中には、これまでの経験と実績によって金融機関と強い繋がりを持っている会社もあります。
融資に強い不動産投資会社なら、ローンに関する問題にも的確に対処してくれるでしょう。
⑦ファイナンシャルプランの知識を持っているか
不動産投資向けローンは多くの金融機関で扱っています。
新しいローン商品が登場することがあるほか、返済期間が延長されたり審査に関する要件が緩和されたりすることもあるため、常に新しい情報を把握しておかなければなりません。
金融機関の動向に詳しい不動産投資会社をパートナーとすれば、より良い条件のローンを組むことも可能になります。
また、税金や資金などファイナンシャルプランの知識の豊富な不動産投資会社を選ぶことも重要。
節税についての対策や資金繰りなど、ファイナンシャルプランに疎い会社をパートナーに選んでしまうと、投資家が受け取れる最終的な利益額も異なってくるため注意が必要です。
⑧会社の歴史や入居率等の実績、口コミを確認する
自社の利益だけを追求するような会社は早々に業界から退場します。
良いパートナーを選ぶひとつの目安として、会社の創業年や入居率などの実績を確認しておきましょう。
特に、物件の入居率や管理方法などを確認すると会社のレベルが測れます。
また、インターネットで口コミを確認しておくのも重要。
評判の悪い会社は、調べれば何かしらの情報を得られる場合もあるのでチェックしておきましょう。
⑨市場の変化に対応できているか
物件の購入を予定しているエリアの情報を多く持っており、市場の変化に対応できる不動産投資会社を選びましょう。
特に地元に密着している会社は、長年の経験や人脈を生かして有益な情報を持っているものです。
今後はどのエリアがおすすめなのかなど、市場の変化を考慮しつつ物件を紹介してくれるパートナーを選択しましょう。
⑩現実に可能な提案をしてくれるか
非現実的な無理のある提案を行う不動産投資会社は避けましょう。
特に、不動産投資では金融機関から融資を受けて行うことが多いため、低金利で融資する金融機関を紹介してくれるなど、
投資家側の立場で実行可能な提案をしてくれる会社がパートナーとして望ましいです。
物件を売りたいがために、返済能力以上の融資を受けさせて物件を購入させる事例もあります。
現実的な家賃収入などを踏まえた上で、無理のないシミュレーションを持って提案してくれるパートナーを選びましょう。
⑪ワンストップ型の不動産会社か
物件の選択から購入後の管理・運用・売却など包括的なサービスを提供する「ワンストップ型」の不動産投資会社なのかを確認しましょう。
ワンストップ型なら、知識に乏しい初心者でも安心して不動産投資を始められます。
⑫セミナーを開催している会社
セミナーを積極的に開催している不動産投資会社は社員数も多く、ある程度規模の大きい会社であると言えます。
また、実際にセミナーに参加することで社員の質や顧客への対応もわかるでしょう。
各不動産投資会社ではホームページでセミナーや相談会などの開催情報をアップしているので、チェックしてください。
⑬担当者が信頼できる人物か見極める
実績と経験のある不動産投資会社であっても、実際に付き合うのは担当者です。
どんな良い会社でも、社員の質にはばらつきがあるもの。
パートナーとなる不動産投資会社を選ぶ際には、自分の担当者と実際に会って信頼できるのかを見極めなければなりません。
特に、会社のホームページ上の情報のみを鵜呑みにして判断することのないよう注意しましょう。
MIRAIMOがおすすめする不動産会社については以下の記事を参考にしてください。
4. こんな不動産会社は選んではいけない!
不動産投資を成功させるには良いパートナーを選ばなければなりません。
決して選択してはいけない不動産投資会社について解説します。
電話営業ばかりしている会社は注意
電話営業ばかりしているような不動産投資会社は要注意です。
一般的に、忙しい会社の営業担当は積極的に外へ出ているもの。
電話営業しているということは、仕事がないのを証明しているようなものです。
また、中には名簿を購入して電話営業を行っている会社もあります。
電話営業をしている会社が悪徳な業者とは限りませんが、パートナーを選ぶ際のひとつの目安にするとよいでしょう。
倒産のリスクがありそうな会社
パートナーである不動産投資会社が倒産してしまうと、その後のサポートはしてもらえなくなります。
運用のすべてを不動産投資会社に任せているような場合は、途方に暮れてしまう事態になるため注意が必要。
会社が倒産しそうかどうかは、帝国データバンクを利用して財務状況を判断する方法もありますが、個人の場合は一般的ではありません。
規模の小さい会社は倒産リスクが高めなケースがあるので、比較的規模の大きい会社をパートナーに選んだほうが安心です。
リスク面や失敗例などを隠してメリットばかり伝える会社
不動産投資には、誰でも必ず儲かるという保証はありません。
どんな投資も同様ですが、リスクや失敗例などがあるのです。
何も知らない初心者に対して、不動産投資のリスクやデメリットなどを一切伝えずに物件を勧めてくる不動産投資会社には注意しましょう。
自社の利益ばかり追求している会社は、物件購入後にリスクに直面する事態になっても、まともなサポートは望めません。
しっかりと事前に不動産投資のリスクやデメリット、当該物件の悪い部分についても説明してくれる会社をパートナーに選びましょう。
迷惑を考えずに強引にセールスする会社
顧客の迷惑を考えずに、強引な営業トークでセールスしてくる不動産投資会社には注意が必要です。
特に、担当となった営業マンが強引な場合は、会社から過剰なノルマを課せられて実績が欲しいだけなのかもしれません。
強引なセールスに根負けして儲からない物件を購入してしまっては本末転倒です。
不動産投資を成功させるためには顧客の目線に立って、真摯な態度で交渉してくれる不動産投資会社をパートナーに選ばなければなりません。
自社の利益しか考えていない会社
不動産投資会社は物件を紹介した際の仲介手数料や、運用サポートの手数料で利益を上げています。
したがって、自社の利益しか考えていないような不動産投資会社は、とにかく契約を獲得することばかりに集中しており、顧客の都合を考えてくれません。
そのような自社の利益しか考えていない会社は、顧客の信頼を失っていずれ淘汰されます。
いかに顧客目線に立った営業活動を行っているのかを、しっかりと見極めましょう。
礼儀をしらない態度や対応が悪い会社
どんなに素晴らしい会社でも社員の質はさまざまであり、中には担当者の対応で不快な思いをする場合もあります。
不動産投資会社はパートナーとして、今後長きに渡って付き合っていく関係です。
不適切な対応をしてくる会社、担当者を無理にパートナーに選ぶ必要はありません。
物件を購入する段階から不快な思いをさせる会社は、担当者の教育に力を入れていないわけであり、顧客ファーストで会社を運営していない証拠です。
必ずしも愛想のよい営業マンが優れているわけではありませんが、少なくとも気分を害する対応をする会社であれば、今後のサポートも期待できないと考えてよいでしょう。
5. 不動産投資を成功させるにはパートナー選びは重要!
不動産投資を成功させるためには、パートナー選びが鍵となります。
安易に不動産投資会社を選択してしまうと、すぐにでも物件を売却せざるを得ない事態に陥るかもしれません。
パートナーとすべき不動産投資会社、担当者を慎重に見極めて、不動産投資成功への第一歩を踏み出してください。
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