アパートの大家になって家賃収入で生活できれば、余裕のある暮らしができそうです。
しかし、簡単なことではないでしょう。土地もなければ、まとまった資金もなく、おまけに不動産の専門知識もないとなれば、大家になることは難しそうです。
ところが、実は大家になるために必要なものは、土地や多額の資金でもなければ、不動産の専門知識でもありません。
現在、アパートのオーナーとして活躍されている人のなかにも、わずかな資金でスタートしたという人が少なくないのです。
アパート大家になるためには、3つのことを押さえておくことがポイントになります。
アパートを探す前に必要な内容を確認して、あらかじめ準備していくことでアパート大家になることは可能です。
目次
1. アパート大家になるには?始める前に必要なものはこの3つのみ!
アパート大家になるためには、お金や知識など、さまざまなものが必要だと思っていませんか?
しかし、本当に必要なものは、それほど多くありません。では、大家になるために最低限必要になるものをご紹介しましょう。
①自己資金|0円でも可能?!
購入を希望する物件の資産価値が高く、代金が安いなどの条件が重なれば自己資金0円でも融資を受けることが可能な場合があります。
しかし、初めて大家を目指すという投資経験の少ない人が、収益性の高い物件を探せる可能性は低いのが現実です。
大家としての実績がある人であれば、自己資金0でも融資可能になる場合があるのですが、経験がなければ諸費用以外に頭金を準備しなければならないでしょう。
一般的に、初めてアパート大家になる人に頭金0円で融資する金融機関は少ないです。
しかし、購入したい物件の10%程度の自己資金があれば、融資が受けられる可能性が高まります。
なぜなら、自己資金を貯めたということは、本気でアパート経営に取り組むという証にもなるからです。
頭金0でも始められる条件
頭金が0円だと金融機関の審査は厳しくなりますが可能性がないわけではありません。
具体的には、物件の価格と金融機関の概算評価額に違いがなければ融資を受けることが可能な場合があります。
年収が高額な場合や購入する物件の想定する利回りが高い場合も返済に支障をきたす可能性が低いと判断されるため融資が通りやすいでしょう。
また、「住宅ローン」が利用できれば「アパートローン」よりも融資を受けやすくなります。なぜなら、住宅ローンの審査は、主に本人の属性を判断するため勤務先や年収が安定していれば融資が通ることが少なくないからです。
②知識|特別な資格は必要なし
アパートの大家になるために必要な資格はありません。
たとえば、「宅建」や「ファイナンシャルプランナー」の資格は、不動産投資の知識として有効ですが、資格があるから成功するとは限らないのです。
資格や知識がなくてもアパートの大家になることはできます。
しかし、不動産について何の知識もなしに投資をするのも乱暴な話です。
不動産投資のように高額のお金が動く取引には、悪い人が絡んでくることが少なくありません。最小限の知識は学んでからスタートしないと思わぬ損害を受けてしまうことがあります。
良い物件を見極めるための知識
不動産投資は物件選びがポイントです。
アパート大家として成功するためには、入居者が絶えない物件を探す必要があります。
なぜなら、いくら利回りの良い物件でも空き屋の状況が続けば、お金は入ってきません。たちまち、投資計画がストップしてしまいます。
物件選びの知識を得るためには、少しでも多くの情報を確認する必要があるので、不動産投資コラムやブログを見てください。インターネットの検索エンジンで探せばたくさんの情報を得ることができます。
投資について書かれた、初心者向けの本で学ぶのもひとつの方法です。物件別の投資ノウハウが書かれたような本もあるので参考になるでしょう。また、1冊の本を読んだという充実感で投資についての自信もわいてきます。
特におすすめなのが、不動産投資セミナーの受講です。
初心者用のセミナーだと、わかりやすく説明してくれて質問もできるので身につきやすいでしょう。ほとんどのセミナーが無料なので受講しやすいというメリットもあります。
大家になった後の税金・確定申告にまつわる知識
大家になるということは、新たな収入が発生することです。税金の支払や確定申告が必要になります。
ローンの返済を入ってくる家賃収入だけで計算していると計算が合いません。なぜなら、出ていく税金があるからです。節税の知識もポイントになります。
税金としては、物件を購入したときだけ支払えばよい「不動産取得税」「登録免許税」と、
購入してから毎年支払わなければならない「所得税」「住民税」や「固定資産税」「都市計画税」があります。おおよその金額を事前に確認しておかなければなりません。
大家になると家賃収入を得るため、確定申告で不動産所得の申告納付が必要になります。
不動産所得は、家賃収入から必要経費を差し引いて計算します。確定申告といってもノウハウさえ知っていれば難しいことはないので心配しないでください。
③自分が目指す目標や不動産投資をする目的
モチベーションを維持するためには目標を設定することが大切です。
不動産投資をする目的を明確にしておかないと途中で気持ちが途切れてしまうかもしれません。努力とは、目標に近づくための行動です。
アパートの大家になろうとした動機を再確認して、目標を設定することがポイントです。
不動産投資を続けていると、さまざまなトラブルが生じるでしょう。しかし、目標を定めることで目標達成のために努力することができるのです。
プラスα!一歩踏み出す勇気・行動力
不動産投資で一番大切なものは、決断する勇気です。
投資にリスクは付きものでしょう。しかし、リスクを恐れて行動しないと得るものは何もありません。想定できるリスクを最低限に抑える対策を講じるのです。
たとえば、空室の不安があれば、家賃保証のあるサブリース契約でリスクを回避できるでしょう。融資の返済に不安があれば、頭金を増やして月々の返済額を減らすこともできます。地震や火災のリスクには保険に加入すれば安心です。
不動産投資にリスクはありますが、リスクに備えることもできるのです。
ただし、リスクを避けるためには、あらかじめ最低限の知識を学んでおく必要があります。いずれにしても最低限の勇気がなければ成功することは難しいでしょう。
2. アパート大家になるための手順
投資用物件であるアパートを探すところからスタートします。
手順のなかでも一番大切なことかもしれません。
アパートが見つかれば金融機関でローンの事前審査を受けて、仮審査を通れば不動産会社に物件購入の申し込みをします。
物件購入の売買契約と同時に金融機関とのローン契約を結ぶことになります。
金融機関から購入資金が振り込まれ、代金を支払えばアパートの大家です。今後、毎月の家賃収入が期待できます。
不動産購入の流れに関して詳しくはこちらの記事をご覧ください。
3. 大家に向いていない人の特徴
「人と付き合うのが苦手でサラリーマン生活に疲れたから、アパートの大家として不労所得で暮らしたい」という人は、残念ながら大家には向いていないでしょう。
なぜなら、投資家にとって積極的な行動は、欠かすことができないからです。
チャンスとは、どこに潜んでいるかわかりません。
人との付き合いを大事にして積極的にコミュニケーションを図る必要があるのです。セミナーに参加しても消極的で質問もできないようでは受講の意味がありません。
アパートの賃貸運営を管理会社に任せるにしても、設備の改善など、さまざまな相談事項が生じます。
コミュニケーションが苦手だからと放っておくと空室ができて、アパート経営が失敗してしまうのも時間の問題でしょう。
4. 最初の一歩がなければアパート大家にはなれない
悩んでいても何も始まりません。悩む時間があれば、アパート大家になるための準備を始めてください。
コツコツと投資の基礎を学ぶことも、いずれ役立つ時がくるでしょう。何をするにも最初の一歩がなければ始まらないのです。
弊社では初心者向けの不動産投資セミナーを無料で行っていますのでお気軽にご参加ください。