「マンションを1円でも高く売りたい!」そう思うのが、不動産を所有する人の心理ではないでしょうか?そこで、今回は高く査定してもらえる方法をご紹介します。
不動産査定では、部屋に好印象を持ってもらうことが大切です。
- 部屋の明るさ
- 水周りのきれいさ
- 清潔感
毎日のお掃除や定期的なメンテナンスが大切になります。不動産はこうした管理をマメに行うことで、その後の資産価値が変わります。
この管理とは、女性の肌のお手入れのようなものです。マメにお手入れを行う人は、肌がきれいでしょう。雑な場合、それなりの肌になるのはご理解いただけると思います。
査定の直前ではなく購入した後から大切にメンテナンスを行い、いざ売却をする際、高く査定してもらえるようにする。これが理想的な査定です。
今回は所有しているマンションを査定する意味や、査定をする時のポイントをお伝えしていきます。
目次
1. マンションを査定する意味
マンション査定する意味は3つの意味があります
- 現在の価格を知ることで現実を知る
- 価格を把握することで今後のスケジュールが立てやすくなること
- ライフプランを見直すことができること
現在のマンションの価格を知ることで住み替えをし、資産を増やしたり、また、賃貸に出して収益不動産として活用するなど様々な選択をすることができます。
売却をするという選択をする場合、売り出し価格を決定しなければいけません。
この売り出し価格は、マンションの査定する3つ目の意味に上げた「ライフプランを見直す」ことに軸を置き、最初の売り出し価格を決定します。
例えば、20代後半で不動産を買い、30代で海外赴任になった場合。
その不動産を賃貸に出すのか、売却に出すのか。
人生でその場に一生住み続けるのか、それとも別の場所に住んでもいいと思っているのか。
最終的にはどこでもと思っているのか、ということをイメージしなくてはなりません。
そのためマンション査定をする際、どのタイミングでどう生きて行こうと思うのか。というライフプランをまず組み立てましょう。
不動産の仲介業者に依頼をするのは、その後で構いません。
不動産仲介の営業というのは、3ヶ月以内に売れるであろう金額を査定金額として算出し、その金額で了承をもらえるのであれば 販売をします。という役割です。
所有者のライフプランに合わせた提案をするわけではなく、 不動産を期間内に売却するために動きます。
不動産の所有者がどういう人生を考えているかは、不動産仲介にとって、お部屋を訪問査定させて頂いた時に初めて「お客様から聞かせてもらうもの」という認識です。そのライフプランに寄り添った形で販売価格や販売期間を丁寧に提案します。
不動産は経済の影響を受けやすく、査定額から実際の販売価格を下げなければいけない場合もあります。
下げた値段で売却をした方がいいのか。それとも、売却は見合わせた方がいいのか。
マンションの査定をする意味は「目の前の価格はいくらなのか」ということと、長い目で見たときこのタイミングで売却をする意味を 理解するために必要です。
2. 厳選!マンションを売る時のおすすめ査定サイト3選
【PR】イエウール
不動産の一括査定サイトです。
ナビゲーションに沿って1つ1つ入力していくだけで、あなたの条件に合った複数の不動産業者から、売却の見積もりをとることができます。
しつこい営業を繰り返してくるような、クレームの多い悪質業者との提携は解除される仕組みになっているので安心。
完全無料で、全国で1,600社との不動産会社と提携しているため、マンション売却を考えているなら利用して損はないでしょう。
①ソニー不動産
売却を担当する営業等購入を担当する営業が別々のソニー不動産。
不動産会社としては新興企業ですが、 知名度や依頼件数と取引の透明性等、誠実性が高く評価され、注目されている不動産会社です。
大手の不動産会社の場合、昔ながらのやり方を貫く営業もいるため、時代に合わない提案をする場合があります。
さらに、多様化する価値観へ対応していない側面もあり、業界に染まっていないソニー不動産のやり方を好む人も増えています。
マンションナビは、全国のマンションの査定を依頼できるサイトです。県ごとにマンションリストが並び、所有しているマンションを一括査定してもらうことができます。
この無料査定で、いくらになるのか把握し、それから訪問査定をしてもらうと良いでしょう。
③東急リバブル
東急リバブルは、東急電鉄のグループ会社です。
東急田園都市線をはじめ関東の都市部で取引の実績を積み、 ブランドイメージや 実力会社の規模も大きく、総合力が高い不動産仲介会社です。
不動産を売却した際にかかる税金の相談は、規模が大きな税理士事務所と提携しているため、無料で相談することができます。
東急リバブルは、仲介会社の中でも法人部門から個人部門まで業務の幅が広く、 会社経営をしている人から個人の方まで対応でき、リバブル一社に頼めば、全てを相談できるようになっています。
数多くの不動産会社から一社を選ぶのは大変な作業です。
信頼できる一社と一人の担当者を選びたいなら、東急リバブルに査定依頼をしておくと、他社と比較対象がしやすく納得できる担当を選ぶことができるでしょう。
3. マンションを査定額ぐらい「高額」で売れるようになるためにできること
3-1. 訪問査定を利用する
マンションの査定額を上げるために訪問査定は有効でしょう。 立地や間取りが良くても、リビングの開放性や騒音、臭気など足を運んでみないとわからないことは多いです。
マンションによって、ルーフバルコニーがあったり、ドッグランが付いていたり、ゲストルームやラウンジが付いており、こうした設備を含めて価格を算出します。
そして同じ時期にどのようなマンションが売りに出ているか等も含め、金額を決定します。間取りや築年数などは同じでも、リビングから見える景色はそれぞれ違います。
どの部屋が人気が出やすいか、プレミアムさをどれだけ感じられるか。そのために、不動産会社に訪問査定をお願いするといいでしょう。
3-2. 客付け力があり、信頼度の高い会社に依頼する
営業担当を選ぶとき、客付力がある営業に依頼するといいでしょう。なぜなら、客付力がある営業は、売りに強い担当より高値で取引をまとめることができるからです。
具体例をあげましょう。
売却に強い営業担当の場合、売主の接客に時間を割きます。仲良くなり、値下げ交渉をしやすくするためです。
下がり相場のときは、こうした営業はいいかもしれませんが、最終的には売主側で価格を調整しようという心理が働きます。
一方、客付に強い営業担当の場合、買主の接客に時間を割きます。相場が今後上昇になる可能性を含め接客をするため、買い上げの話法を用いて布石を打ちます。
結果、買主にも歩み寄りの相談ができるため売主が一方的に折れる必要がありません。比較すると、客付に強い営業担当の方が高く価格を成立させることができます。
客付に強い営業を選ぶ方が、買い上げの話法で価格をコントロールできるため、築年数が古い物件でも長所を見つけ出してくれ、短所も長所に変えて接客をしてもらえます。
経済の市況や所有者のキャラクターによりますが、営業担当が売りに強いのか、買いに強いのか査定時に聞いておくといいでしょう。
それから、信頼度が高い会社を選ぶことをおすすめします。不動産取引は高額なため、神経質になります。報告に食い違いがあったり、提案に一貫性がないと不審に思うはずです。
人にはそれぞれ相性があります。理解や納得がしやすい営業と会社を選ぶことが重要です。
4. マンション査定は訪問査定を選ぼう!
中古マンション売却は、築年数が古い場合自信を持ちづらいことがあります。
また、高い時期に購入し下がり相場で売却する場合、判断に迷うことがほとんどです。
査定は訪問査定をすることをおすすめします。ネットで数字だけ算出した査定では、実際売ろうと決断するには情報が少なく危険です。
マンションを売却するには、
- ライフプランを決めること。
- 訪問査定を通じ自宅の金額を客観的に知ること。
- 依頼する営業担当を選ぶこと。
と、単純に現金化するだけではなく、所有者のストーリーと決意を堅める時間が必要です。
「1円でも高く査定してもらう」というのは、その中の一瞬です。
大げさかもしれませんが、この流れを理解しておくと自然と査定時に高く査定してもらえるよう掃除をこまめに行ったり、建具を丁寧に扱ったりと行動が変わります。
欲ではなく、「自身の人生を大切にする」と考えるようにすると、営業担当にも理解をしてもらいやすくなり、結果的に納得できる金額で査定をしてもらうことができるでしょう。