みなさんが不動産投資をする目的は何ですか?
不動産投資で得た収入は何に利用する予定ですか?
実は、不動産投資をする上で最終目標(=ゴール)を決めることが非常に重要となっています。
一体なぜなのか、気になる人もいるでしょう。
そこで今回はその疑問にお答えするべく不動産投資のゴールはどこなのか?という根本的な疑問から、ゴールを設定する際のポイントやメリットなどもご紹介します。
目次
1. 不動産投資でのゴールとはいったいどこ?
不動産投資をする場合、ゴールを決めることが非常に重要です。
みなさんの不動産投資をするゴールはいったいどこでしょうか?
この機会に明確にしてみましょう。
それぞれの目標によってゴールは様々!
不動産投資をしたいと思うきっかけは人によって様々でしょう。
多くの人は「収入を増やしたい」と考えて不動産投資を始めたのではないでしょうか。
それでは、具体的にいつまでにどのくらいの収入を増やし、増えた収入を何に利用するか明確にしていますか?
ライフプランや不動産投資を始める年齢など人によってゴールは異なりますので、ぜひ「自分のゴール」はどこか考えてみましょう。
「どんな風になりたいか」のゴールを決めることが重要
不動産投資のゴールを決めることは、今後の投資計画に影響しますので明確に決めておきましょう。
不動産投資によってどんな風になりたいか?ということです。
例えば
- 「今の給与以上に不動産投資で稼ぎ、将来的には脱サラしたい」
- 「これから結婚するので、不動産投資で得た利益を将来の子どもの教育費に回したい」
- 「家賃がもったいないので賃貸併用住宅を建築して、他の入居者からの収入だけでローンを返済していきたい」
などが挙げられます。
2. 不動産投資でゴールを設定するメリット
それでは、不動産投資を行う上でゴールを設定するメリットとは何でしょうか?
考えられるメリットをいくつか紹介していきます。
不動産投資でのリスクを減らせる
不動産投資のゴールが曖昧だと今後の投資計画が立てられないため、
「目的が曖昧なまま収益物件を購入してしまい、本当にお金がほしい時期に間に合わない」などという事態になりかねません。
また、購入した物件の売り時を見失ってしまう可能性があります。
不動産投資のゴールを決めることで、こうしたリスクを減らすことができるのです。
具体的な行動に移すことが出来る
不動産投資のゴールが決まっていると、具体的な投資計画が立てられます。
例えば「定年退職後は不動産収入として月額○万円ほしいので、○歳までには物件を購入しローンを組もう」などと考えられるので、
具体的な計画を立てて行動に移すことができるようになります。
購入物件を選ぶことが出来る
販売価格は安いけれど高額な修繕が必要であったり、利回りは良いけれど立地が微妙で客付けが難しそうであったりと収益物件の種類は様々。
一戸建てと大規模マンションでは規模が大きく異なりますし、首都圏と地方では不動産取引の性質が異なります。
そこで不動産投資のゴールを決めることで、目的や計画に合った購入物件を選ぶことができるのです。
不動産投資市場に振り回されなくなる
なんとなく「収入を増やしたい」と考えているだけだと、いつどの物件に手を出していいかわからず、不動産投資市場に振り回されてしまう可能性があります。
前述したように、不動産投資のゴールを決めると具体的な投資計画を立てて購入物件を選ぶことができるので、不動産投資市場に振り回されるリスクを減らすことができるでしょう。
3. 不動産投資のゴールを設定する時に考えるべきポイント
不動産投資のゴールを設定するためには、何を決めておく必要があるのでしょうか?
ここでは、不動産投資のゴールを設定する時に考えるべきポイントを解説していきます。
投資物件の運用方法
購入した後のアパート・マンション運用方法は大きく分けて3種類あります。
1 すべて自分で管理する
どこにも委託せず自分で管理する方法です。
管理委託料などは発生しませんが、クレーム対応や家賃滞納、部屋の修繕などすべて自分で行わないといけないので手間がかかります。
2 管理会社に委託して管理してもらう
管理委託料などを支払い、物件の管理を管理会社へ委託する方法です。
すべての業務を委託するか、一部の業務のみ委託するかは管理会社や管理委託契約の内容によって変わります。
3 サブリース(一括借り上げ)してもらう
1棟まるごと借り上げてもらう「サブリース」と呼ばれる方法です。
入居が保証されるので空室リスクに備えられますが、満室時に得られる賃料はもちろん満額ではありません。
サブリースで注意したいことは、あくまで「空室リスク」に備えられるということです。
家賃を保証しているわけではないので、家賃下落リスクには備えられていません。
サブリース契約を結ぶ際には、契約内容に十分注意してください。
サラリーマンなどの副業として不動産投資をしている人は時間が限られますので2、3を選択する人が多いです。
自分に合った運用方法を考えましょう。
不動産投資で必要になる費用
不動産投資を行う上で必要となる費用は、物件の売買価格だけではありません。
- 仲介手数料
- ローン保証料、手数料
- 登記費用
- 火災保険料
- 不動産取得税、固定資産税などの税金
など
代表的な費用として上記のような項目が挙げられます。
これは投資物件を購入したときに発生する費用です。
また運用していく中で、管理委託料や修繕費用なども発生します。
物件を購入する際に、あらかじめどの程度費用がかかるのか確認しておきましょう。
不動産投資市場の動向
不動産投資市場の動向にも注目しましょう。
大学のキャンパス移転や大型施設の新築・移転、路線の新設や廃合など、環境が変化することがあります。
地価や客付けに影響が出ることがありますので、情報を集めておきましょう。
金融機関からの借り入れ限度額
不動産投資をする上で、金融機関からいくら借りられるのかということは大変重要なことです。
なぜならば借り入れ限度額を知ることで、購入できる物件がわかるからです。
借り入れ限度額はその人の属性だけでなく、アパート・マンション経営の事業計画や銀行から見た物件の価値などによって決められます。
金融機関により商品や借り入れ限度額が異なりますので、複数の金融機関に相談することをおすすめします。
リスク許容範囲
リスク許容範囲とは、簡単に言えば「どのくらいマイナスになっても大丈夫なのか」という範囲です。
不動産に限らず、投資には必ずリスクがあります。
元本がマイナスになると、もちろん金銭的に辛い状況になりますが、
同じ状況でも年齢や家族構成、性格など人によって精神的苦痛の度合いは異なるもの。
一般論ではなく自分自身はどの程度耐えることができるのか、考えておきましょう。
4. 不動産投資でゴールを設定することで回避できるリスク
不動産投資でのゴールが設定されている人は、投資をしていく中で判断の基となる軸が形成されているのでリスクを回避しやすくなります。
ここでは、不動産投資のゴールを設定することで回避できるリスクについて解説します。
不動産投資での投資戦略のブレ
不動産投資のゴールが決まっていると、「何歳までに」「どのくらいの規模の物件を何棟購入するか」「どの程度手取り収入が必要か」などが明確になるので、投資戦略のブレがなくなります。
物件購入における不必要な支出
目的が明確であれば、物件購入にかけられる費用や修繕が必要な場合は修繕計画などを立てやすくなります。
結果的に、不必要な支出を減らすことができるのです。
物件購入後のリスク
一見販売価格が安く利回りの高い物件であっても、多額の修繕が必要な物件であったり今後の売却が難しく出口が戦略が立てにくい物件であったりすることがあります。
そこでゴールを明確にすることで「思ったより利回りが低かった」「目先の利益だけを見てしまった」というリスクを避けることができるでしょう。
5. 不動産購入後の収支状況からゴールを再考する
実際に収益物件を購入し運用していると、想定していた入居率より悪くなったり、家賃の下落が早かったり、修繕などで想定外の出費があったりと、計画通りにいかないことがあります。
物件購入前の計画と購入後の現在の状況をチェックし、そのときの状況により計画を修正することが必要です。
計画を修正したことによって不動産投資のゴールが変わることも。
すべて計画通りに行う必要はありませんが、目的に向かってより良い選択をするために、「現在の不動産投資のゴールは何か?」ということを都度見つめ直すことをおすすめします。
6. 不動産投資ではゴールの方法も様々!自分に合ったゴールを設定しよう
不動産投資は初期投資が大きいのでなかなか踏み出せないという人も多いのではないでしょうか。
みなさんの不動産投資におけるゴールはどこにありますか?
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