住宅で使えるIoTにはこんなものがあるということはこちらの記事でご紹介しました。
今回は不動産投資でIoTがもたらすメリットデメリットに注目してヒントを探ってみましょう。
不動産投資にもメリットデメリットがあるようにお金を払ってすることには「両面性」というものがあります。
もちろんIoTだってお金を払うものなので同じ。
それでも私はIoTは便利だと、お金をかけるだけの価値はあると考えます。
まだまだ日本ではシェアが低いので独自の観点が織り交ざってしまいますがご了承ください。
目次
1. 不動産がIoT化することによるメリット3つ
では、不動産がIoT化するとどのようなメリットが考えられるのでしょうか?
①住んでいる人が安全で快適に過ごせる空間づくりができる
不動産投資といというのは、入居者が現れたらゴールではありません。
快適かつ安全に過ごせる最新システムで入居者に長く住んでもらうことが重要です。
入居者が何度も変わったらそのたびにリフォーム代や清掃代がかさみ、赤字になってしまいます。
一時的に出費が多くても「人が快適に過ごせる空間づくり」をするということがIoTでは可能になります。
例えば、人の体温を感知して部屋の温度を調整するものなど。入居者の快適さを守るものが喜ばれます。
②監視ができる
「監視をしなければいけない・心配」というのは主に高齢の方や小さいお子様の話になります。それぞれのパターンに分けてご説明します。
高齢者の場合
一人で暮らしている高齢者は、ご家族も心配でしょう。
そんな時に、一定時間風呂やトイレなどから出てこない、という情報や
扉の開閉頻度などをセンサーが感知して、家族のスマートフォンにSNSや専用アプリなどで通知してくれるというものです。
高齢者の孤独死は発見が遅れて部屋の原状回復が困難になることが多々あります。
これらような機能があればすぐ駆けつけることができますし、異常があったら連絡を取り合い、死を防ぐこともできるでしょう。
「監視」といっても「センサー」なので、映像や音声の記録をするものではありません。プライバシーはしっかり守られるのでご安心を。
小さい子供の場合
少しだけ外出するとき・目を離すとき…
小さい子供は好奇心旺盛です。いつ何があるか分かりません。
ベランダの柵を乗り越えて落ちてしまう、口に入れてはいけないものを入れてしまうなどの危険があります。
そんな時に監視カメラをスマートフォンと連動させ、見守るだけではなく、音声を送ることもできるカメラも増えています。
③管理が楽になる
物件を所有したら自分が管理者になるのが「自主管理」ですが、現在は管理会社を使用するのが一般的です。
管理の手間を省くことができる不動産テックも見直されつつあり、物件管理に関するアプリやシステム等を提供するサービスも増加しています。
それに伴いIoTを使って現状の管理の手間を省くことも可能になってきます。
給排水設備の異常を知らせて自動的に管理会社に知らせるシステムや、共有部分の電気代もネット上で一括管理できるなど手間が減らせることができます。
いずれは管理会社に頼む必要がなくなる時代もくるのではないでしょうか。
2. IoTのデメリット3つ
では、こんなに便利なIoTにはどのようなデメリットがあるのでしょうか?
①セキュリティの問題
インターネットを使う以上「ウイルス」「ハッキング」などの問題とは隣り合わせになります。
パスワードを強いものにするのは第一前提として、セキュリティーソフトは目まぐるしく進化しているので今後に期待しましょう。(スマートフォンなどには既に高水準のウイルスバスターが搭載されているので、Wi-Fiを使った機器に関して)
セキュリティについてはこちらをご覧ください。
②コストの問題
やはり最新の設備なので、多少は料金がかかります。
例えばスマートロックで差はありますが最大5万円前後。
自宅だけならまだしも、マンションやアパート経営している人は全部屋にIoTを導入するとなるとかなりのコストがかかる場合もあります。
ただし、見守りロボットなどは月々3000円~借りられたりもするので一概には言えません。
収支計画をしっかり立てなければいけません。
あなたの賃貸経営に必要だと思ったものは調べてみましょう。
住宅で気軽に取り入れることのできるIoTについてはこちらをご覧ください。
③使用法が分からない人も出てくる
小さい子供や高齢者など、複雑な機械の操作法が分からない人も頻発するでしょう。
極力シンプルにしたIoTも多く出てきてはいますが
- アプリをダウンロード
- 実際にアプリに入って操作する(初期設定など)
など複数の操作が加わると難しいと感じてしまう人が多いです。
サポートがしっかりしている製品を選んだり、近親者が徹底的に教えてあげたりといった周囲の人のサポート・スマートロックのように「かざすだけ」のような、より簡単な造りのものが必要です。
3. 伸びしろの大きいIoT
セキュリティ面や使用法・コストなどの面でまだまだ課題も多いIoTですが、まだ誕生して日が浅いため伸びしろがある製品です。
2017年現在、IoTはものによってコストがかかるものではありますが入居者の快適さや安全、もしかしたら命までも守れるかもしれない…画期的なものです。
IT技術がより進化することで
・AI(人工知能)を使ってこまめに通知をすることで(ゴミ出しの日・荷物が宅配ボックスに届いた等)、その入居者のニーズに合わせたコミュニケーションが可能になる
・共有部分でも人の感知をして電気や空調管理ができる
・AirBnBでスマート予約。IoTを使用することで個人でも民泊投資が可能に。
という未来は遠くないでしょう。デメリットさえも打ち消すように技術は進歩していきます。
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