藤沢での不動産投資はファミリー層狙いがポイント｜鵠沼橘・辻堂

東京都内で仕事をしている方にも人気の藤沢。

湘南・江の島などおしゃれな観光スポットがたくさんあるイメージも強い藤沢市ですが、不動産投資では有効と言えるのでしょうか？

仕事とプライベートを切り分けることができ、子育て世代にも人気の街である藤沢エリアで不動産投資を検討するにあたり重要なポイントをご紹介します。

（当記事内のデータは2022年12月現在のものです。）

1. 藤沢の不動産投資データ

藤沢市は神奈川県南部にある街で、自分が居住するとなると、国内でもトップクラスに環境の良い街。

そんな藤沢で不動産投資を行うとすれば、どのような事を考える必要があるのでしょうか。

人口や賃貸状況、地価などの様々なデータから藤沢をさらに紐解いてみましょう。

藤沢市の人口推移と世帯数の推移

	2010年11月11日	2022年11月1日	増加数
人口総数	409,911人	434,698人	↑　24,787人
男	203,885人	214,845人	↑　10,960人
女	206,026人	219,853人	↑　13,827人
世帯数	172,089世帯	191,123世帯	↑　19,034世帯

藤沢市の人口は約10年前に比べると世帯数人口ともに伸びていることがわかります。

首都圏に近い街でありながら、海や自然が生活に溶け込み子育て世代ファミリー層に人気だからでしょう。

子育てをする世帯からすると、人口が増えているのにも関わらず待機児童がほとんどいない藤沢はありがたいと言えます。

参考：藤沢市の人口と世帯数

藤沢の賃貸需要

一人暮らし世帯が検索するであろう狭めのワンルームや1Kの検索需要が多いようですが、

首都圏に比べるとファミリー層が検索する1LDK〜3LDKまでの比率が高く、全体の半分以上を占める割合になっています。

やはり、藤沢は賃貸需要からみてもファミリー層に人気なことがわかります。

藤沢市での入居希望者の検索条件	割合
ワンルーム・1K・1DK	44.3％
1LDK・2K・2DK	25.1％
2LDK・3K・3DK	21.0％
3LDK・4K・4DK	8.8％
その他	0.8％

参考：LIFULL HOME’S

収益物件では1棟マンションが多い

東京の都心部では小さめのワンルームマンションの物件取引が多いですが、

藤沢は一棟マンションや一棟アパートなどの取引が多い傾向にあるようです。

都心よりも金額がお手頃で利回りも高いのが理由でしょうか。

藤沢の人口は右肩上がりに増え続けているので、収益物件の需要はまだまだ高まりそうです。

参考：楽待　藤沢の収益物件

藤沢の不動産平均価格

物件を買って住みたい街ランキングに入る藤沢だからこそ、都心と比べてマンションも一戸建ても金額がお手頃なようです。

今まで都心で働いていた方が結婚したり、子供ができたりすることによって都心よりも安い金額で購入できる藤沢が人気なのでしょう。

	平均価格	販売物件
マンション	2,920万円	330万円～1億3,000万円
一戸建て	4,080万円	1,200万円〜1億7,900万円

参考：東急リバブル

藤沢駅周辺の地価　過去の推移

藤沢駅周辺の地価がここ数年少しずつですが上がり続けているのが分かります。

やはり人口が増え続けているためか地価も上昇傾向に。

これから藤沢近辺で不動産投資を検討する場合は、金額が高くなりすぎないうちに購入を検討したほうがよさそうです。

年度	坪単価平均	前年比
平成25年	102万9,451円	-0.02%
平成26年	103万5,311円	+0.65%
平成27年	104万2,374円	+0.62%
平成28年	104万9,436円	+0.59%
平成29年	105万5,146円	+0.37%
平成30年	106万1,157円	+0.40%
令和1年	105万6,557円	+0.67%

参考：土地データ　藤沢駅の地価

藤沢の賃料相場

家賃相場も物件価格と同じように都心と比べると借りやすい賃料です。

東京都は、2022年1月時点で23年連続人口が増え続けています。

この東京一極集中の流れはしばらく続く見込みなので、藤沢にはファミリー世帯だけではなく、ワンルームを中心とした狭めの物件を借りる単身者も増える可能性があります。

間取り	家賃相場
ワンルーム	5.87万円
1K	6.73万円
1DK	7.02万円
1LDK	10.38万円
2K	6.69万円
2DK	7.27万円
2LDK	11.28万円
3DK	8.56万円
3LDK	15.74万円

参考：LIFULL HOME’S 藤沢駅の家賃相場

2. 藤沢駅周辺の地域情報｜買って住みたい街19位の理由

大手不動産情報サイトのLIFULL HOME’Sでは、2022年の買って住みたい街ランキングが発表されており、その中で藤沢は19位にランクインしています。

藤沢のまちの印象ランキング

1. コンビニの数が多い
2. 複数の鉄道路線や駅が利用可能
3. 海が近くにある
4. お寺・神社が近くにある
5. 業務用スーパーがある
6. 川が近くにある
7. ファミリーが多い
8. 閑静な住宅街がある
9. 運動に適した公園や道がある
10. 美味しいラーメン店がある

出典：LIFULL HOMS´S 買って住みたい街ランキング

まちの印象ランキングを見てみると藤沢の街に住めば近場で何でも済ませることができ、都心へのアクセスが優れていることがわかります。

また、自然が生活に溶け込んでおり、ファミリー層も多く住んでいるような地域が藤沢です。

買って住みたい街ランキングにランクインするという事は、今まで都心に住んでいた方が自宅を購入して長い期間暮らしたい街だという事が分かるでしょう。

参考：LIFULL HOMS´S 藤沢駅

藤沢が人気なワケを考察

子育てを優先したり、都心の喧騒を離れのんびりと暮らしたい方に人気な藤沢は他にはどのようなところが人気なのでしょうか。

藤沢の魅力をさらに深掘りしていきます。

商業施設が充実している

藤沢では、生活に必需品であるスーパーをはじめとした商業施設が充実しています。

藤沢に住めば近場で何でも済ませることができ、わざわざ都心に出る必要もありません。

●藤沢駅周辺のスーパー一覧

店名	営業時間
サミットストア　藤沢駅北口店	9:00〜22:45
ダイエー　藤沢店	7:00〜23:00
イトーヨーカドー　藤沢店	9:00〜21:00
フードウェイ　藤沢オーパ店	10:00〜21:00
オーケー　藤沢店	8:30〜21:30
クイーンズ伊勢丹　藤沢店	8:00〜21:00
やまか　藤沢店	10:00〜20:00
成城石井　さいか屋　藤沢店	10:00〜22:00
藤沢マーケット	10:00〜20:00
業務スーパー　藤沢店	9:00〜22:00

●その他の商業施設

• 小田急百貨店　ふじさわ
• ODAKYU 湘南 GATE
• さいか屋　藤沢店
• 藤沢OPA
• ルミネ藤沢

藤沢駅近辺だけでこれだけの商業施設やスーパーが軒を連ねています。

これほど買い物する施設が揃っていれば、わざわざ都心に出かけたりする必要もありませんので、遠出しにくい子育て世代には暮らしやすい街だという事がわかります。

子育て環境が整っている

藤沢市内には公立保育園と法人立保育園を合わせて74箇所もあり、人口に対しての待機児童が少ない街です。

平成31年4月1日の時点では、保育所等の利用申し込み児童の数が7,899人に対し待機児童は164人。

また小学校が35校・公園が15箇所・児童館が5箇所と子育てをするには充実した環境が整っています。

参考：藤沢市　待機児童の状況と今後の取組（2022年5月30日記者会見・案件2）

参考：藤沢市　子育てガイド

主婦が幸せに暮らせる街ランキング1位

2014年には株式会社学研パブリッシングが全国の主婦を対象に行った調査、「主婦が幸せに暮らせるまちランキング」で見事1位に輝きました。

1. 暮らし
2. 家族
3. お金
4. 食事と健康
5. モノと趣味

といった5つの項目を点数化した調査でしたが、藤沢は都心至上主義の時代から自分らしい幸せの形を追求する現代の主婦達に支持されたようです。

近年、「ライフワークバランス」や「クオリティオブライフ」などの言葉が社会に浸透していますが、

新しい時代の幸せの定義にマッチしているのが藤沢なのです。

藤沢の治安

子育て世代や、ファミリー世帯に人気の藤沢だからこそ街の治安は気になると思います。

藤沢近辺の治安はどのような状況なのでしょうか。

藤沢の治安はよい

令和元年　1〜10月の累月犯罪認知件数

	凶悪犯	粗暴犯	窃盗犯	知能犯	風俗犯	その他	合計
藤沢市	7件	106件	1,323件	98件	12件	171件	1,717件

藤沢市の2022年11月1日現在の人口は434,698人です。人口に対しての犯罪発生率は0.39%で、2017年の0.59%よりもさらに下がっています。

上記の数字を見れば治安はよいと言えるでしょう。

ファミリー世帯が居住するには安心できる環境です。

参考：神奈川県警　刑法犯 罪名別 市区町村別 認知件数

藤沢の交通事情

JR東海道本線：東京方面←藤沢駅→熱海方面

JR湘南新宿ライン：高崎方面←藤沢駅→小田原方面

江ノ島電鉄：藤沢駅→鎌倉方面

小田急江ノ島線：相模大野方面←藤沢駅→片瀬江ノ島方面

3. 藤沢での不動産投資のコツと将来性

藤沢で不動産投資を行うときはどのような点に気をつければ良いのでしょうか。

また、実際に物件を購入するときに将来性があるエリアも併せてご紹介いたします。

藤沢は待機児童対策に力を入れている

藤沢市はここ10年で人口が増え続けているのにもかかわらず待機児童がほとんどいない街です。

公立保育園と法人立保育園を合わせると市内に57箇所もあり、小学校や公園の数も多いです。

 

そして藤沢市では、今後も人口増え続けることを見越してファミリー世帯が安心して子育て行えるように環境作りの推進を進めています。

仕事は東京で行い、子供の教育を考えた生活拠点は藤沢に移す方が今後も増えていくのではないでしょうか。

ファミリー層をターゲットにするなら鵠沼橘・辻堂が狙い目

子育て世代のファミリー層をターゲットにした不動産投資を考えているのならば、

藤沢駅近くの鵠沼橘（くげぬまたちばな）や藤沢駅から一駅の辻堂近辺が狙い目です。

鵠沼橘

鵠沼橘は藤沢駅から近い距離にあるので、都心へのアクセスもしやすいです。

買い物に便利なスーパーや商店街が複数あるので、住環境は都心と比べて良いのにもかかわらず、近所で生活が完結するほど便利。

辻堂

辻堂駅の近くには以前は工業地帯がありましたが、UR都市機構が事業の中心となり、2000年前後から再開発が進められていました。

現在では、Luz湘南辻堂・テラスモール湘南・ミアクチーナ湘南辻堂駅前店といった商業施設であったり、

神台公園をはじめとした広域連携機能ゾーンと呼ばれる新しい施設も増え、美しい街並みに変貌を遂げました。

鵠沼橘・辻堂はファミリー層が多く、地域の目が行き届いている

鵠沼橘・辻堂の近辺には認可保育施設が20〜30カ所あり、子育て世代のファミリー層が多く住んでいます。

子供が多い街なので地域の目も行き届いており、治安も良いエリア。

藤沢近辺の中でも鵠沼橘・辻堂エリアは今後特に人口が増える見込みです。

その為、子育てに必要な保育施設を藤沢市が積極的に増やそうとしています。

4. 交通アクセスが良く子育て環境が整っている藤沢は不動産投資におすすめ

人口や地価が右肩上がりに伸び続ける藤沢エリアは都心への交通の便も良く、今後不動産投資を検討する上では狙い目のエリアです。

また、海に近く自然も多くあるので子育て環境が良いのが特徴。

そんな人気の街である藤沢市は今後の人口増加に伴う待機児童を減らす為に保育施設をさらに増やす見込みです。

藤沢近辺では辻堂をはじめとする再開発を行っているエリアもありますので、

これからファミリー世帯以外の単身者も都心から流入する可能性は大いにあります。

不動産投資物件を購入するにあたり藤沢エリアを検討してみてはいかがでしょうか。

 

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