赤羽は6路線が乗り入れているなど交通の便がよく、駅周辺には商店街も多いため「とにかく暮らしやすい」と評価の高い街です。
駅周辺は繁華街としても有名ですが、子育て家庭や介護のサポートも充実していることから人口の流入が続いている街でもあります。
そこで今回は赤羽にスポットを当て、赤羽の魅力と不動産投資を行う際のコツや情報を紹介するので参考にしてください。
(※当記事内のデータは2023年7月現在のものです。)
赤羽のある北区での不動産投資のコツについてはこちらの記事を参考にしてください。
目次
1. 不動産投資に活かす!赤羽駅周辺の地域情報
2024年の「東京住みたい街ランキングBEST10」によりますと、赤羽は3位と人気です。
人気がある街は賃貸需要にもつながり、不動産投資に有利になることがあります。
なぜ今、赤羽が人気なのかを検証していきましょう。
赤羽が人気なワケを考察
赤羽は池袋まで8分で行けるなど都心へ出やすいほか、商業施設が充実している、自然が多いなどさまざまな理由で人気の街です。
池袋まで8分で移動可能
赤羽駅は多くの路線が乗り入れており、交通の利便性に優れています。
池袋駅までは8分、新宿までは14分と、都心へ出かける際も便利。
年々防犯対策が強化されている
赤羽駅周辺は商店街が多いため、防犯に対する不安があるかもしれません。
しかし、駅周辺は街路が多く設置されているほか、24時間パトロールなど防犯も年々強化されているため、安心して暮らせる街であるといえるでしょう。
商業施設の充実
赤羽駅周辺には商店街が多く飲食店が集まっているほか、「イトーヨーカ堂」「ダイエー」「西友」などの大型スーパーもあります。
駅周辺で必要なものは揃うため、日常の買い物で不自由はありません。
また、赤羽東口から徒歩1分ほどの「赤羽スズラン通り商店街」では、平成23~28年に全蓋アーケードのリニューアルをおこなっており、常に賑わいを見せています。
日々の生活水準の向上
赤羽は暮らしやすい街として近年人気であり、人口の流入とともに日々の生活水準も向上しています。
また、赤羽のある北区では子育て支援にも力を入れており「子ども医療費助成制度」などサポートも手厚く、
ファミリー層から人気の街であることも、生活水準向上の要因のひとつと言えるでしょう。
旧岩淵水門などの名所・自然が多い
赤羽は名所や自然が多いのが特徴です。
1924年から1982年まで稼働していた「赤水門」と呼ばれている「旧岩淵水門」は、価値のある建造物として取り壊されずに残っています。
1999年には東京都選定歴史的建造物にも選ばれました。
現在では水門の上を歩行者・自転車専用橋として利用でき、観光しながら散策できるスポットとして人気です。
また、赤羽駅から15分くらい歩くと自然豊かな「赤羽自然観察公園」があります。
バーベキュー場や多目的広場があるほか、ゆっくりと散歩を楽しめる遊歩道もあり、都会にいながらにして自然を楽しめる場所として地元の方々に愛されているスポットです。
防災に対する意識が高い
赤羽は荒川に隣接していることもあり、防災に対する意識の高さが特徴です。
災害に備えて洪水ハザードマップも作成されており、防災意識向上の啓蒙活動も積極的に行なっています。
また、北区では地震に備えた「シェイクアウト訓練」を積極的に行なっているのもポイント。
シェイクアウト訓練はアメリカのカリフォルニア州で生まれた一斉防災訓練であり、地震時の安全を確保するための行動を身につける訓練です。
日本ではシェイクアウトの登録者数は少ないのが現状ながら、北区では登録者数が9,800万人をこえており、東京都23区ではもっとも多い登録者数となっています。
赤羽の治安
赤羽駅周辺は商店街があって賑わっていますが、ファミリー層や女性の1人暮らしの場合は治安が気になるでしょう。
赤羽の治安について解説します。
赤羽の全体的な治安は良い
駅から少し離れれば犯罪件数は少なく、治安がよいエリアも多くあります。
赤羽駅の西側・赤羽台1丁目や3丁目・赤羽西1丁目あたりの駅から少し離れたエリアでは圧倒的に犯罪発生件数は少なく、治安のよいエリアです。
赤羽は全体的な治安は良いと言えるでしょう。
駅周辺の治安は不安あり
赤羽といえば飲食店が立ち並ぶ繁華街としても有名です。
繁華街では少なからず犯罪は発生するものであり、赤羽も例外ではありません。
もっとも犯罪が多いのが赤羽駅の東側、赤羽1丁目の飲み屋街の多いエリアです。
やはり飲み屋街であるためトラブルが発生することもあり、治安に多少の不安はあります。
犯罪件数は年々減少傾向
住みやすい魅力的な街として認知度が高まり、移住する人が増えるにつれて、犯罪件数は年々減少しています。
警察も365日24時間のパトロールを実施しており、赤羽は安心して暮らせる安全な街といえるでしょう。
赤羽の交通事情
赤羽駅には下記5路線が乗り入れており、交通の便に優れています。
- JR京浜東北線
- JR東北本線
- JR埼京線
- JR高崎線
- JR湘南新宿ライン
都心へ出やすいほか、北へ迎えばターミナル駅の大宮駅があり、JR東北新幹線・JR北陸新幹線・JR上越新幹線が乗り入れているため、出張や旅行の際に便利です。
また、JR赤羽駅からほど近い場所に東京メトロ南北線「赤羽岩淵駅」「志茂駅」があります。
2. 赤羽の不動産投資データ
不動産投資を行う上で、人口推移や賃貸需要の分析はとても重要です。
赤羽で不動産投資を行う際に参考になるデータをみていきましょう。
赤羽の人口推移
赤羽エリアの人口推移は、地区によって横ばい、微増となっています。
平成7年 | 平成12年 | 平成17年 | 平成22年 | 平成27年 | |
赤羽西地区 総人口 | 65,258 | 59,753 | 62,557 | 62,323 | 60,977 |
赤羽東地区 総人口 | 49,197 | 49,836 | 50,320 | 50,190 | 51,583 |
※参考:北区人口推計調査報告書
赤羽の賃貸需要
不動産投資には賃貸需要の調査が欠かせませんが、赤羽の賃貸需要は高いと言えます。
赤羽は交通の便が良いなど利便性に優れたエリアであるため、ファミリー層や単身者まで幅広い層に人気の街です。
また、北区には学校も多く教育の改善に向けた取り組みが積極的に行われており、子育て支援も充実しているためファミリー層の人気が上昇しています。
収益物件では単身者向け物件が多い
不動産投資向けの収益物件としては単身者向け物件が多いです。
賃貸物件を探している人の6割強はワンルーム・1K・1DKを検索しています。
入居希望者の検索条件 | |
ワンルーム・1K・1DK | 65.2% |
1LDK・2K・2DK | 23.0% |
2LDK・3K・3DK | 7.8% |
3LDK・4K・4DK | 3.3% |
その他 | 0.7% |
赤羽の不動産平均価格
赤羽周辺で販売されている不動産価格の平均は下記となっています。
平均価格 | 販売物件 | |
マンション | 3,770万円 | 1,280~6,100万円 |
一戸建て | 4,580万円 | 900~9,800万円 |
出典:東急リバブル
また、赤羽の地価の動向は平成21~24年は下落傾向だったものの、平成25年からは上昇を続けており上昇率も上がっています。
年 | 坪単価平均 | 前年比 |
平成25年 | 332万8,925円 | +0.09% |
平成26年 | 306万9,657円 | +1.51% |
平成27年 | 312万8,689円 | +1.76 |
平成28年 | 265万2,231円 | +3.54 |
平成29年 | 283万3,608円 | +4.65 |
平成30年 | 306万4,738円 | +7.28 |
令和1年 | 323万5,346円 | +9.38 |
令和2年 | 351万7,355円 | +9.95 |
参考:土地代データ
赤羽の賃料相場
赤羽駅の賃貸相場を、北区全体と比較すると、赤羽の方が単身者向けのワンルーム・1Kに関しては、若干家賃相場が高い傾向にあります。
間取り | 家賃相場 | 北区全体の家賃相場 |
ワンルーム | 7.85万円 | 7.19万円 |
1K | 8.42万円 | 8.18万円 |
1DK | 9.56万円 | 9.93万円 |
1LDK | 13.79万円 | 13.88万円 |
2K | 7.93万円 | 8.99万円 |
2DK | 11.46万円 | 13.52万円 |
2LDK | 16.28万円 | 17.00万円 |
3. 赤羽での不動産投資のコツと将来性
不動産投資では将来の見通しを立てて行うことが重要です。
赤羽で不動産投資を行う際のコツや将来性をみていきましょう。
不動産投資の穴場的エリアとして知られている
赤羽は不動産投資の面からも入居者が固定しやすいなど穴場的なエリアとして知られています。
実際に住んでいる人から「とにかく暮らしやすい」と高い評価を得ている街であり、
池袋まで8分、新宿まで14分で行けるほか、東京や品川など主要な都市へ30分以内で行けるアクセスの良い街です。
今後も人口の流入が続くと予想される、将来性のあるエリアと言えるでしょう。
子育て支援政策に力を入れている
赤羽のある北区では子育て支援に力を入れているのが特徴で、子育て世帯の賃貸需要も見込むことができます。
「子ども医療費助成制度」を導入しており、一般的に中学校修了前までを適用としている自治体が多いなか、
北区では平成23年より高校生の入院医療費を適用するなど子育て家庭の経済的負担を軽減しています。
親元近居助成制度
北区では子育てや介護対策として、親が住んでいる近くに住宅を取得するファミリー世帯を対象に取得時の登記費の一部を助成する「親元近居助成」を実施しています。
また、三世代の同居による高齢者に配慮した住宅建設に助成を行う「三世代住宅建設助成」も実施し、
世代間交流を促す政策を積極的に行なっているなど、超高齢化社会において赤羽は不動産投資を行う上で今後も注目のエリアです。
参考:北区HP 親元近居助成
4. 赤羽は今後不動産投資で高いニーズが見込まれる
「とにかく暮らしやすい」と評価の高い赤羽エリア。
人口推移も上昇率の拡大を伴って増えてきており、今後も不動産投資のターゲットとして高いニーズが見込まれるエリアです。
不動産投資を行う際にエリアの選定で迷ったら不動産のプロに相談するのがおすすめ。
MIRAIMOを運営している株式会社スマミンでは、不動産投資勉強会や個別相談会を実施しているので、お気軽にご参加ください。