インターネットの不動産ポータルサイトなどで物件を探していると、「未公開物件」というコトバを目にすることがあるでしょう。
未公開だからレアでお得な物件なのでしょうか?
しかし、売主の立場で考えると、公開しないということは人の目に触れないということ。
一般的にモノを売る時には少しでも多くの人に宣伝するのが効果的でしょう。はたして、本当に売る気があるのでしょうか?
そこで、今回は不動産投資における未公開物件とは、どのようなものかを紹介しましょう。
また、未公開物件の探し方や紹介の受け方も説明します。
実際に優良な物件かどうかを見極めることがポイントです。
目次
1. 不動産投資の未公開物件の魅力とは
不動産投資には、未公開物件と呼ばれる土地や建物があることをご存知ですか?
未公開物件とは、不動産会社のホームページなどで広告を公開していない物件です。
一般的に不動産会社に物件の売却を依頼するとインターネットを利用して広く宣伝します。
優良な物件であれば、多くの購入希望者の目にとまるほうが売りやすいでしょう。
さらに、競争になれば価格が高騰することも考えられます。
したがって、現在はインターネットでの広告が主流。
ところが、物件情報を公開しないで、一般の購入希望者に知らせることなく売却しようとするのが未公開物件です。
現在、インターネットなどで広告しない未公開物件が増えているといわれます。
物件の正体を隠すことに、どんなメリットがあるのでしょうか?
物件情報を未公開にするワケ
不動産投資では、情報の量が多ければ多いほど有利な取引ができるというのが一般的な考え方。
実は、不動産投資の基本的なルールといえる物件情報の公開をしないのには、さまざまな理由があります。
売主側の事情
たとえば、負債を抱えて経済的に厳しくなることがあります。
現金化が必要で売却を決めるケースであれば周囲の人に知られるのが恥ずかしいという人もいるでしょう。
経済的に問題なくても、物件を売りに出しているだけで、「お金に困っているんだ」と解釈する人もいます。
このように「周囲の人に知られずにこっそり売却したい」という売主の事情から非公開物件にするケースが多いのです。
また、売却はしたいがまだ居住中のため、見学されるのが嫌で非公開にすることもあります。
出回り物件だと思われたくない
出回り物件だと思われたくないので、非公開にするケースが少なくありません。
出回り物件とは、広告しても売れない状態が長く続いている物件です。
したがって、世間の目には「買い手が付かない魅力に欠ける物件」と映ることに…。
出回り物件になると広告期間も長いので、金融機関の目にもとまるでしょう。
そうなれば収益をあげられない物件だと判断されてしまいます。
したがって、購入希望者がいても融資が利用できない可能性が高く売れなくなるのです。
希少性のある物件
未公開物件にすることで、希少性により購買意欲を刺激するという効果もあります。
たとえば、「この物件は、まだ一般には公開されていません。今なら、競合することなく手に入れることができますよ」といわれると魅力を感じませんか?
特別な物件を手に入れることができるという、お得感から相場よりも高い値で取引されるケースもあるのです。
購入希望者の心理をついた売却方法だといえます。
2. 不動産投資の未公開物件はどう探す?探し方を紹介
インターネットなどで公開している物件には、売れ残り感があるのではないでしょうか?
なぜなら、優良な物件が市場に残っているとは考えにくいからです。
では、購入者の立場から優良な未公開物件を探すには、どういう方法があるのでしょうか?
未公開物件の探し方
未公開物件が必ずしも優良な物件だとは限りません。
しかし、市場に登場していない新鮮な物件であることは間違いないでしょう。
優良な物件にめぐり合う可能性は高いはずです。
そこで、未公開物件の探し方を紹介します。
ネットで検索する
未公開物件はインターネットで探すことが可能です。
不動産ポータルサイトの中には、未公開物件の情報を手に入れることのできるサイトがあります。
一般的にはサイト登録しておけば、未公開物件の情報が届くシステムが多いようです。
登録料などの費用も必要ないので、未公開物件を取り扱っているサイトを見かけたら積極的に登録しておくことをおすすめします。
不動産会社に頼む
不動産会社に行って優先的に、自分の条件に合った未公開物件を紹介してもらうという手があります。
ありふれた方法のようですが、やはり営業マンと顔を合わす機会を増やし信頼関係を作るのが効果的。
営業マンも初めてのお客さんに特別のサービスを提供しようとは思わないでしょう。
なお、セールスがマニュアル化した大手企業よりも、地域に密着した中小企業のほうが地元ならではの情報を持っているケースが少なくありません。
未公開物件は誰にでも紹介してもらえる?
ひと口に未公開物件といっても、公開されない理由は様々です。
中には「未公開」という耳当たりがよいコトバにごまかされて、優良でもない物件を売りつけられてしまうこともあります。
優良な物件は誰にでも紹介するわけではありません。
お得意さんが優先されることが多い
不動産会社は物件を売買したり紹介したりするのが商売です。
お得な情報を流すのは、リピートの可能性が高いお客さんのほうが売上につながるでしょう。
したがって、お得意さんが優先されることになるのです。
投資物件であれば、複数の物件を抱え収益をあげている投資家に未公開物件の情報をサービスするのは仕方ないでしょう。
3. 不動産投資で未公開物件には優良物件が眠っている可能性が高い!
未公開物件には優良物件が眠っている可能性が高いといえます。
なぜなら、優良物件でも出回りと思われたくないために公開されていない物件が多いからです。
したがって、不動産投資では未公開物件を紹介してくれる不動産会社との出会いが大切になります。
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