「不動産投資には嘘がいっぱい潜んでいる」
投資詐欺などという言葉もありますから、皆さんも疑心暗鬼になっていることでしょう。
実際不動産投資業界には「嘘」が多くはびこっているのも事実。
そこで今回は書籍「不動産投資の嘘」を参考に、不動産投資業界にはどのような嘘があるのか、また嘘に騙されずに不動産投資を成功させるコツをご紹介します。
嘘だらけで怖いからやらないのではなく、嘘に騙されない方法を学んでおくだけで不動産投資の成功確率は格段に上がるんですよ。
目次
1. 「不動産投資の嘘」から見る不動産投資業界の嘘とは?
本書は不動産投資は嘘ばかりだからやめろという本ではなく
「不動産業者がつく嘘」を見抜く、また投資家が誤解しやすい点をついてきちんと資産形成をする方法を教えてくれる本です。
騙されやすいポイントが項目ごとに分かれているので読んで損はないでしょう。
また「嘘」という側面だけでなく、具体的な「真実の」投資手法やシミュレーションなども盛り込まれているため参考になります。
シミュレーションは具体的で細かく、専門用語も出てくるので不動産投資のことを大まかに理解してから読むとより理解度が増す本です。
著者:大村昌慶(おおむら まさよし)さんプロフィール
国内不動産投資のコンサル・ファイナンシャルアレンジメント・税金対策から海外不動産投資まで幅広く手掛ける「株式会社ダイムラーコーポレーション」の代表取締役。
2000年から国内不動産業界に携わって、賃貸営業や管理・売買営業などの経験を経て、個人投資家として自らも不動産投資を行っています。
宅建やCPM(米国不動産経営管理士)・CCIM(米国認定不動産投資顧問)など数々の資格も取得され、その投資経験を広く知ってもらう、また情報共有の目的で同社を立ち上げました。
サイト内ブログでも税金や銀行融資の知識をはじめとした不動産投資の知識が得られるブログを更新しています。
不動産投資の代表的な嘘
「不動産投資詐欺」なんて言葉もあるぐらい不動産業界は不透明な部分もあり、実際利益どころかランニングコストばかりかかって「無料でもいらない」ような投資物件も存在するのも事実です。
本書で語られている「不動産投資の嘘」は以下の通り。
- 融資の嘘
- 有名投資家の嘘
- 不動産業者の嘘
- 立地の嘘
- 賃貸経営の嘘
- 出口戦略の嘘
- 法人化の嘘
- 税金対策の嘘
- 海外不動産の嘘
引用:「不動産投資の嘘」目次部分より
「高利回りだから融資が出やすい」「この銀行でないとだめ」「最初は個人で融資を組むべき」「私のやり方を真似すれば成功する」といった言葉は全て嘘だと本書には書いてあります。
勉強をする際(ブログや本など)・融資を打診する際・物件を購入する際・管理を委託する際・出口戦略を立てる際
全ての項目に嘘や誤った情報が潜んでいます。
また、上記の「嘘」は大抵は不動産会社から教えてもらう項目でしょう。
不動産会社は嘘をついているのではなく、「真実を教えてくれない」「本当に知らない(知識や経験不足)」パターンも。
では正しい知識を得て、不動産投資を成功させるにはどうしたらよいのでしょうか?
次の項目で解説します。
「不動産投資の嘘」のレビュー・評判
おっと思わせる本。何を買いましょう、物件の見極め方はこれだ、ではなく、「まず、自分の属性を知りましょう」から入っている。不動産投資は、決して誰しもが平等に物件にアプローチできるわけではなく、年収などをはじめとした自分の身の程次第で、そもそもの選択肢が変わってくるということから教えてくれる。
引用:読書メーター
巷に溢れる「私の成功体験物語」的な書籍とは一線を画し、不動産を「投資」として捉えた場合に知るべき事、考えるべき事が包括的に書かれています。
知らなかった/考えさせられた/難しさを感じた箇所もあり、不動産「投資」の初期の教科書として必要十分な内容と難易度と感じました。
また、本全体としても各章も「嘘」からのネガティブな入りながら、ポジティブな説明や提案で締められているためか、読後感に不思議な爽やかさがありました。不動産投資に興味を持ったら、早い段階で一読すべき、と言うか、一読して充分元が取れる本と思います。具体的な出口戦略なく物件を所有している方にもお勧めです。
2. 不動産投資の嘘にのまれず、成功させるためのコツ
適正な知識をしっかりと得たうえで「投資家目線に立って、出口までしっかりシミュレーション・サポートしてくれる会社」を見つけることができれば不動産投資は成功します。
不動産投資のゴールは「売却」。そこで初めて利益が確定するので、
- 融資を受けられる銀行
- 売却や買い増し(資産拡大)まで見据えて、自分に合う物件を提供してくれる仲介業者
- オーナーの資産を最大化することを考えてくれる管理会社
を慎重に選ぶことが重要です。
不動産投資には「この方法がおすすめ」といった固定概念はありません。
投資家によって投資する時期も資産背景も目標とするところも、やりやすい方法もさまざま。
「○○だからおすすめです」といった偏った意見を押し付けてくる業者がいるときは、第三者に相談するなど根拠を明確にして「本当に利益になるのか」を考えましょう。
資格を持っている・どのぐらいの取引実績があるのか・どのぐらいの銀行と取引があるのかなど判断材料はたくさんあります。
投資の世界で「なんとなくよさそう」はNG。分からないことは全て疑問をぶつけて不透明な部分はクリアにしてから投資に臨みましょう。
3. 真実の情報を得る者が不動産投資で成功できる!
不動産投資において「いかに正しい情報を満遍なく得る」ことが重要かはお判りいただけたと思います。
不動産投資は利益を得るためにやる「ビジネス」です。
ビジネスパートナーとなる不動産投資会社選びにかける労力を惜しんではいけません。
不動産投資の疑問や不安な点はMIRAIMOで無料オンライン相談を受け付けていますのでお気軽にご連絡ください。
MIRAIMO公式アカウント友だち登録