現在、不動産投資が過熱状況にあるといわれています。
確かに「公的年金だけでは老後の支出をまかなえない」という不安要素を考えると、月々安定した家賃収入を得られる不動産投資を副業として最適でしょう。
一般のサラリーマンにとってもありがたい話です。
しかし、あらかじめ現在の不動産市場や将来の動向をチェックしておかないと、不動産投資も投資である以上、思わぬ損失を受けるかもしれません。はたして、この不動産投資ブームのなか、投資することが将来的に有利になるのでしょうか
そこで、今回は過熱しているといわれる不動産投資市況について解説します。合わせて、現状において不動産投資をスタートするメリットも紹介しましょう。
実は、今だからこそ不動産投資を始めるべき理由があるのです。
目次
1. 不動産投資市場は過熱している?現在の不動産市況とは
不動産投資市場が過熱しているといわれています。
日銀の低金利政策や東京オリンピックの影響など、現在の投資市場について解説しましょう。
更に過熱を増す不動産市況
不動産市況は加熱を増しています。
1990年代前半までのバブル期とまではいかないものの2023年10月の日本経済新聞では、日銀の統計によると6月時点では加熱ラインがプラス1に近づき、1990年以来の水準という高さです。
低金利が続く現在、金融機関からの融資によりレバレッジを効かした不動産投資に魅力を感じている人たちが数字を引き上げているのでしょう。
緩和マネーによりサラリーマンや主婦等の投資家が増加している
最近では、不動産投資のセミナー会場を覗くとサラリーマンや主婦などの姿が目立ちます。
現状では、投資家多くは不動産投資の専門家ではありません。
一般の人が不動産市況を加熱させているのです。ブームと言っていいかもしれません。
日銀のデフレ脱却に向けた金融緩和政策としての低金利を活用して、金融機関から多額の融資を受けて不動産経営に乗り出す人も少なくありません。
ワンルームから複数の一棟マンション経営まで運用のスタイルは様々です。
金融機関が不動産市場に向かっている理由
低金利政策により金融機関は方針の転換を強いられます。
なぜなら、低金利のため企業貸付の利息が期待できなくなり、国債などの運用にしても利回りの低下により収益を上げることが難しくなったからです。
そこで、不動産投資の市場への方向転換が図られるようになりました。
不動産に対する融資であれば需要があり、物件を担保に取れるなどリスクも防ぐことができます。
現在、首都圏では儲けることができる物件を探すのは難しい
現在、首都圏の物件は、東京オリンピックの開催や、それを見込んだ外国人投資家などの影響で地価が高騰している状況です。
基本的に市場が高騰している時に物件を購入するのはリスクがあり、儲けることができる物件を探すのは難しいといわれます。
首都圏で物件を購入するには安易な選択は避けてください。
事前に実質利回りやローン金利の収支をしっかりシミュレーションすることが必要です。
スルガ銀行問題で融資が難しくなっている金融機関もある
不動産市場の高騰は、金融機関が不動産に融資をすることで不動産市場が活発になり、さらに多額の融資を誘引するという図式。
スルガ銀行も不動産市場の高騰に一役買っていました。そのスルガ銀行に融資トラブルが発生したのです。
不動産投資ブームに乗っかり、本来実施すべき厳格な審査なしで融資したことが発覚しました。
市場にどのように影響するかは定かではありませんが、将来的な人口減少などのマイナス要素を考えると今後融資の門を狭くする金融機関も増えてくるでしょう。
2. 今、不動産投資をするメリットとは?
不動産市場は値上がりしています。
物件の値が高いときに購入するのは、デメリットがあるかもしれません。
しかし、今だからこそ受けられるメリットがあるのです。
金融機関からの融資が受けやすい
現在は金融機関が不動産に対する融資に積極的です。
金融機関によっては融資基準を引き下げるなど、融資を希望している投資家にとってはチャンスといえます。
不動産投資を始めたい人や2戸目3戸目と拡大を目指している人には大きなメリットがあるでしょう。
ただし、投資物件について融資を受けられる人が多いということは、市場に投資物件が増えるため供給過多になる可能性があることにも注意しなければいけません。
3. 不動産投資をする上での注意ポイント
不動産市場が加熱しているということは、競合するライバルが多いということです。
そこで、不動産投資の勝ち組になるために欠かせないポイントを紹介しましょう。
不動産投資をする上で目標や計画を立てることが重要になる
不動産投資スタート時の目標設定が大切なポイントです。
特に不動産投資では、物件購入時にしっかりとした目標を定める必要があります。
実際、スタートする時に目標設定が曖昧だと、どのような物件を購入すべきなのかも迷うでしょう。
不動産投資を始める時にはしっかりとした目標を設定し、その目標を達成できる可能性が高い物件を探すという進め方で物件を選択するのです。
物件購入は時間をかけて、シミュレーションをした上で購入する必要がある
不動産投資で成功するかどうかは、物件選びの時点で決まるといっても過言ではないでしょう。
物件購入には時間をかけて、じっくり取り組んでください。不動産投資は利益を得るために実行するものであり損失は許されません。
購入価格・家賃収入・管理費・税金・ローン返済額などの数字で、しっかりシミュレーションしてから購入する必要があります。
不動産投資をする上でそれ相応の知識を身につける必要がある
不動産に投資している多くの投資家のうち、それ相応の不動産知識を身につけている人は一握りでしょう。
そして、その一握りの投資家が大きな利益を得ているといえます。どんな商売でも稼ぐためには努力が必要です。
当然、不動産投資で稼ぐためにも知識を身につけることは欠かせません。
したがって、不動産投資を実行する前には、まず必要な知識の習得が必要になるのです。
4. 現在は低金利!金融機関からの融資も受けやすく不動産投資を始めるにはおすすめ
現在は低金利が続いています。
また、不動産投資に欠かすことのできない金融機関からの融資が受けやすいというメリットもあるので、スタートするには絶好のチャンスでしょう。
それ相応の知識さえ習得することで可能性は拡がります。
なお、現在の不動産市況について、さらに詳しく知りたい人は専門家のアドバイスを参考にすることがおすすめです。
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不動産投資の現在の市況に対する不安や疑問も受け付けていますのでお気軽にお問い合わせください。