不動産投資に興味を持ち、実際に賃貸経営を始める際に年齢制限はあるのでしょうか?
20代では早過ぎる?50代60代では遅過ぎる?何歳がベストなのか気になりますよね。
不動産投資に興味はあるけれど、どのタイミングで始めたら良いのかわからず悩んでいる方や、
女性でも不動産投資は可能なのか、職種による不動産投資の向き不向きはどうかなど、始めるまでの段階で迷ってしまうことも多々あると思います。
今回は、年齢・年収・性別・職業別にどのくらいの方が不動産投資を行っているのかについて見ていきましょう。
目次
1. 不動産投資をするにあたり年齢制限はあるのか?
一言で言うと、不動産投資をする際の年齢制限はありません。
ですが、賃貸経営をしているオーナーで一般的に多いとされる年齢は多い順から40代>50代>30代>60代>20代になっています。
不動産を購入する方法としては以下の2つの方法があり、その購入方法に年齢が関係してきます。
現金で不動産投資物件を購入する場合は年齢はまったく関係ない
現金で購入する場合は、銀行の融資を受ける必要がないので年齢を気にせずに投資を始めることが出来ます。
まとまった現金が必要になるため、定年時の退職金を元に不動産投資を始める方も多いようです。
現金一括で購入することが出来れば毎月のローン返済もありませんし、融資がつかない物件でも購入することが出来ます。
融資を受けて不動産投資を始める場合は少なからず影響がでる
融資を受けて不動産投資を始める場合でも、実は年齢は関係ありません。
ですが融資を受ける銀行や年齢や年収によって返済年数や保証人の必要性、借入可能な額など融資の条件が変わってきますのできちんと見極める必要があるでしょう。
2. 不動産投資をしている年齢・年収・性別・職業の割合について
自分は不動産投資をする年齢や年収などに見合っているのだろうか、
実際に不動産投資をしている人はどのような職業や年収なのだろうかということは気になるところです。
不動産投資家の年齢別割合
HOME’S不動産投資の調査結果を参考に、不動産投資家の年齢別の割合を紹介します。
年齢 | 割合 |
20代 | 2.5% |
30代 | 22.8% |
40代 | 35.2% |
50代 | 28.4% |
60代 | 11.1% |
セミナーに参加する方の年齢層を見ても40代、50代の方が多く、次に30代の方。20代の方のセミナー参加者は少なめになっているようです。
不動産投資家の年収別割合
不動産投資と収益物件の情報サイト「健美家」のアンケート調査の結果を参考に年収別の割合を紹介します。
年収 | 割合 |
500万円未満 | 17.4% |
500万円以上 | 18.5% |
700万円以上 | 23.8% |
1,000万円以上 | 17.7% |
1500万円以上 | 14.9% |
3,000万円以上 | 7.7% |
表を見ると年収500万円から700万円の方がが多くを占めていることがわかるかと思います。
不動産投資家の性別割合
こちらも「健美家」のアンケート調査の結果を参考に紹介します。
性別 | 割合 |
男性 | 84.9% |
女性 | 15.1% |
性別では圧倒的に男性の方が多くなっていることがわかります。
出典:健美家 「不動産投資に関する意識調査( 第6回 )」
不動産投資家の職業割合
こちらはHOME’S不動産投資の調査結果を参考にご紹介していきます。
職種 | 割合 |
会社員(一般社員) | 24% |
会社員(管理職) | 19% |
会社経営者・役員 | 16% |
自営業 | 14% |
上記以外に少数で公務員>パートやアルバイト>農林漁業>派遣契約社員>専業主婦>その他の職業と続きます。この調査によって、不動産投資のみで生計を立てている割合はわずか8%と少ないことが示されています。
出典:LIFULL HOME’Sリサーチ「賃貸物件オーナーの経営実態調査」
3. 20代投資家も増加傾向にある
老後資金への不安や雇用制度の変化などから副業をする会社員が増えています。
社会人としてこれから成長していく若い年代から様々な知識を得て収益を増やせば、老後の生活に期待が出来るでしょう。
2016年のマイナス金利政策により、融資が緩和された影響もあり20代の方でも不動産投資を始める方が少しずつ増えてきています。
20代はクレジットカードの資産基準をクリアするのが前提である
20代の方の場合、社会的信用を図る基準としてクレジットカード会社が設定している以下の年収の目安を把握しておく必要があります。
- 22歳以上は年収200万円以上
- 25歳以上は年収400万円以上
20代で投資をする際は、このようなクレジットカード会社の審査基準をクリアすることが前提となります。
20代の間で仕事の合間にできる不動産投資家が増えてきている
大学を出て社会人となり覚えることも多い20代はとても忙しく、株式やFX、債券のような常に景気変動の調査が必要な投資はなかなか厳しいのが現実。
しかし不動産投資であれば価格変動も少なく、物件の管理を管理会社に任せれば家賃を受け取るだけなので仕事の合間でもやりくりが可能になります。
このことから、今若い世代で不動産投資が流行りだしているのです。
20代でも頭金や不動産投資の知識を得ることで不動産投資は始められる
不動産投資は、それなりにまとまった金額を動かす投資です。そのため、曖昧な知識で始めてしまうと後で痛い目を見ることになります。
不動産投資を始める場合、これに関する知識をしっかりと身に着けなくてはなりません。
不動産の知識は、書籍やネット、セミナーなどを通じて学ぶことができます。
また新築にしても中古にしても、初期費用として物件価格の2割程度が必要になるため、頭金を用意しておくと安心です。
投資を始めるにあたって銀行から融資を受けることも出来ますが、もしもの時のために使えるお金は貯めておきましょう。
4. 50代以降でも不動産投資はできるのか?
先ほどのデータを見てもわかるように、不動産投資を行う方は30代から40代をピークに50代からは減少している傾向にありました。
しかし、上手くやりくりすることで50代でも不動産投資で成功することができます。
50代の不動産投資で一番注目するポイントは最終完済年齢
不動産投資で金融機関から融資を受ける時に、最終完済年齢というものがあります。
不動産投資ローンの場合、最終完済年齢は75歳になっていることが多いです。
この完済年齢をふまえてローンを組む事を考えると、50代はまだまだ投資を始めることは可能といえるでしょう。
借入できる年齢の上限を知る
とはいえ借入できる年齢の上限は決まっているため、融資期間を長く取りたい場合はなるべく早く始めるのがおすすめ。
ちなみに不動産投資ローンの場合、借入が可能な年齢の上限は60歳~65歳に設定されています。
不動産投資は複利効果に時間がかかることを知っておく
不動産投資で複利効果が実感出来るのは、最低でも5年~10年程度インカムゲインで利益を出し、ある程度の規模が拡大したのちに売却を絡めて再投資する時になります。
投資をスタートするのが遅れると、複利効果を実感出来るのも遅くなってしまうのです。
5. 不動産投資を始めるのに年齢は関係ない!
不動産投資を始めるにあたって年齢は関係ないということがわかりました。
何事にも早ければ早いに越したことはないのですが、不動産投資ではある程度の社会的信用力と不動産投資に関する知識が必要です。
マイナス金利政策の現代では融資を受けやすくなっているので、自己資金を準備をするのが大変だと悩みのある若い世代の方も不動産投資を始めるチャンスではないでしょうか。
投資への不安がある方は不動産会社で主催しているセミナーなどに参加して、悩みを解決することをおススメします。
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