ワンルームマンションの売却を検討している人は、一般的に不動産業者を探して「仲介」を依頼します。
そして、仲介業者に買主を探してもらって売買契約を結ぶのです。
もちろん、それでかまわないのですが、売却を検討している人には様々な事情があるでしょう。
たとえば、事業がピンチに陥り早急に資金を用立てる必要ができて、マンションを売却したいという人もいるかもしれません。
はたして、資金が必要になる時までにマンションが売れるのでしょうか?
実は、不動産の売却方法は仲介による売却だけではないのです。
今回は、仲介を利用した売却以外の方法である「ワンルームマンションの買い取り」について、その仕組みや流れを解説します。
売主の事情によっては、とても利用しやすいメリットのある売却方法です。
また、買い取りで人気のある不動産業者も紹介しますので参考にしてください。
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目次
- 1. ワンルームマンションの買取方法は2パターン
- 2. 仲介による売却のメリットやデメリット
- 3. 直接買い取りによるメリットやデメリット
- 4. ワンルームマンション買取の流れ
- 5. 不動産業者は買取査定をする時にここを見る!3つのポイント
- 6. マンションを少しでも高く売却するために自分でできる3つのポイント
- 7. 売却先の不動産業者を選ぶ3つのポイント
- 8. ワンルームマンションの買い取り時で重視されるポイント
- 9. ワンルームマンションをサイトを利用して売却する場合の注意点
- 10. ワンルームマンション買い取り業者人気ランキングTOP3
- 11. ワンルームマンションの買取査定は必ず複数社に依頼し、会社を見極めた上で売却しよう!
1. ワンルームマンションの買取方法は2パターン
ワンルームマンションなどの不動産を売却する時には、2つの方法があります。
仲介による売却と直接買い取りによる売却です。
①不動産業者に仲介して貰った上で売却する
仲介とは、不動産業者に依頼して仲介業者として契約の手助けをしてもらうこと。
具体的には、たとえば売主であれば仲介業者が探してくれた買主と売買契約を結びます。
仲介業者は、契約を成立させるために広告活動などのバックアップをしてくれるのです。
売主は、売買契約が成立すれば、仲介業者に成功報酬として「媒介報酬」という仲介手数料を支払うことになります。
②不動産業者による直接買い取り
直接買取とは、不動産業者自体が買主になって、物件を売主から直接買い取ること。
仲介の場合は、不動産業者が売買契約の当事者にはならないのですが、直接買い取りの場合は、不動産業者が買主という契約の当事者になります。
売主は、不動産業者に仲介してもらってはいません。
したがって、仲介手数料を支払う必要はないのです。
2. 仲介による売却のメリットやデメリット
不動産業者が契約の間に入る「仲介」による売却のメリットやデメリットについて紹介しましょう。
メリット
一般的に仲介では、売り出し価格を設定するときの目安として周辺相場を参考にします。
したがって、標準的な物件であれば、おおよそ相場価格に近い価格で売ることができるでしょう。
適正な価格での売却を希望するのであれば仲介を選択してください。
デメリット
不動産業者は、売主に仲介を依頼されてから買主を探すので、売買契約を結ぶまでに時間が必要です。
仲介による売却までの期間は3~6カ月程度だといわれます。
物件や価格に問題があれば1年以上掛かることもあるのです。
3. 直接買い取りによるメリットやデメリット
不動産業者が買主になる「直接買い取り」による売却のメリットやデメリットについて紹介しましょう。
メリット
不動産業者が買い取ることを決めていれば、買主を探す必要がありません。
したがって、売却するまでに時間が掛からないのです。
たとえば、急に資金が必要になった時などは、直接買い取りであれば現金化が早いので助かるでしょう。
不動産業者に仲介を依頼するわけではないので、仲介手数料が必要ありません。
仲介手数料の額は、売却価格が3,000万円であれば100万円程度必要になります。
デメリット
不動産業者は、買い取った物件を再販して売却益を得ます。
したがって、買い取り価格を抑えることで利益が多くなるので、仲介での売却価格よりも安くなるのです。
物件によっては6割程度に下がることもあります。
4. ワンルームマンション買取の流れ
ワンルームマンションなどの不動産売却で直接買い取りを希望する場合、あらかじめ買い取りの流れを確認しておいたほうがスムーズに売却できるでしょう。
複数の不動産業者に買取査定を依頼する
インターネットを利用して買取査定を依頼してください。
複数の不動産業者に依頼して比べるのが査定のコツです。
不動産一括査定サイトでも「リビンマッチ」など直接買い取りに対応しているサイトもあります。
不動産の売却方法を決定する
直接買い取りの中でも、2つの買い取り方法があります。
1つ目は当初は市場での売却活動を続け、一定の期間が経過すれば直接買い取るという「買い取り保証」という方法。
2つ目は市場での売却活動なしで、すぐに買い取る「即時買い取り」という方法です。
たとえば、「3カ月後に資金が必要だ」など、一定の期限がある場合には買い取り保証を選択し、すぐに資金が必要であれば即時買い取りを選択してください。
5. 不動産業者は買取査定をする時にここを見る!3つのポイント
不動産業者が直接買い取りをする時は、どこを見るのでしょうか?
そこで、不動産業者が買取査定をする時のポイントを3つご紹介しましょう。
①物件の価値
最寄りの駅からの距離や周辺施設などの立地をチェックするのは当然のこと、築年数・構造・間取り・メンテナンス状況などから物件自体の価値を確認します。
特に物件の所在が人気のあるエリアであれば需要があるので高価買い取りが期待できるでしょう。
②買取後にかかる修復費用
不動産業者は物件を買い取った後で、リフォームやリノベーションを施してから再販するのが一般的です。
不動産業者の利益は、買い取った額にリフォーム費用などを加えた金額と再販できる価格との差額になります。
したがって、再販による利益から逆算して買取額を決めることになるでしょう。
つまり、買取後に必要な修復費用も買取査定のポイントになるのです。
③売却物件地域の市場の相場
売却物件の周辺地域の価格相場を確認します。
一般的には市場相場の6~8割くらいになるでしょう。
しかし、立地などに需要があれば、強気で交渉してください。
物件に特筆できるセールスポイントがあれば価格アップを目指すことが可能です。
たとえば、ワンルームマンションを買い取るのであれば、物件の周辺地域に単身者の需要があるかどうかが買取査定のカギになるでしょう。
6. マンションを少しでも高く売却するために自分でできる3つのポイント
直接買い取りは、仲介での売却に比べて売却価格が安くなる傾向にあるといわれます。
しかし、直接買い取りに限りませんが高く売る方法はあるのです。
①定期的な物件のメンテナンスを心がける
マンションのような鉄筋コンクリート造の建物は、メンテナンスさえ行き届いていれば長期間使用できます。
したがって、定期点検や設備点検を着実に実施していれば買取査定の額は高くなるでしょう。
②内見して貰う部屋はキレイにする
内見の時の印象も大切です。
一般的に不動産業者が買い取るときには、内装などは修復してから再販するので、それほどキレイにしておく必要はありません。
しかし、あえて修復する必要がなければ、買取査定の額もアップする可能性があります。
③物件の現在の状況を細かく伝える
不動産業者が目視だけで確認できない内容は事前に伝えておきましょう。
たとえば、マンションの管理状況や周辺住民とのトラブルなどのマイナス情報を隠しておいてはいけません。
不動産業者はプロなので、正直に対応するほうが無難です。
7. 売却先の不動産業者を選ぶ3つのポイント
直接買い取りの場合、選択した不動産業者が買主になるので、選択を誤れば売却は失敗に終わります。
しっかりとした根拠を持って選ばなければなりません。
①売却を任せても大丈夫か見極める
どこの不動産業者を選んだとしても、実際に顔を合わすのは担当者です。
不動産売買では担当者の良し悪しが大きく取引に影響します。
少なくとも「宅地建物取引士」の資格を所有している担当者であることが条件でしょう。
資格がなくても実力のある担当者がいます。しかし、見極めるのは難しいでしょう。
資格があるということは、最低限法律に則った取引をしてくれるという判断要素になるのです。
②不動産査定の根拠が理にかなっているか
不動産査定の結果は、必ず査定価格の根拠を確認してください。
信頼できる担当者であれば、売主から確認しなくても報告書などで価格の根拠を丁寧に説明してくれるでしょう。
納得のできる内容かどうかをチェックしなければなりません。
あらかじめ不動産ポータルサイトなどを利用して、自分でも周辺相場の確認をしておけば、担当者の説明が分りやすいでしょう。
③査定して貰うには準備することも必要
不動産の査定を依頼する時には、必要な書類や資料を準備しておくことでスムーズに進めることができます。
- 購入時の売買契約書
- 権利証
- 図面関係
- 固定資産評価証明書
- マンション管理規約
などを揃えておけば大丈夫でしょう。
あらかじめ、必要書類を揃えておくことで担当者に対して「本気度」を見せる効果もあります。担当者のやる気にもつながるのです。
8. ワンルームマンションの買い取り時で重視されるポイント
ワンルームマンションの買取時に重視するポイントは立地です。
たとえば、最寄り駅からの距離や路線の数などを重視する傾向になります。
なぜなら、単身者はファミリーのような周辺の生活施設よりも交通の便利さのほうに人気が集中するのです。
また、将来的に家族が増えた時の買い替えに備えて、立地が良ければ資産価値を維持しやすいとういう理由もあるでしょう。
9. ワンルームマンションをサイトを利用して売却する場合の注意点
仲介であれば、ワンルームマンション売却で、不動産一括査定サイトを使用して売却するのが複数の査定を受けられるので効率的でしょう。
しかし、多くの不動産一括査定サイトの査定額は、あくまで仲介による売却予想価格です。
不動産業者の直接買い取りの査定額とは異なるので注意が必要です。
直接買い取りを扱っているサイトを利用してください。
10. ワンルームマンション買い取り業者人気ランキングTOP3
ワンルームマンションの買い取りで、評価の高い不動産業者をご紹介しましょう。人気ランキングのTOP3です。
3位:ソニー不動産株式会社
ソニー不動産株式会社 |
住所:東京都中央区銀座7丁目2番22号 銀座DOWAビル4階
TEL:0120-213-919 |
会社のおすすめポイント
マンション売却の仲介事業でお馴染みのソニー不動産は、買い取り事業も平行して行なっています。
査定から最短10日以内に決済するなど、他社での価格査定が適正なのかを調べるセカンドオピニオンとしても利用可能です。
東京・千葉・埼玉・神奈川など、関東圏の物件であれば、効果的な直接買い取りが期待できるでしょう。
2位:株式会社大京穴吹不動産
株式会社大京穴吹不動産 |
住所:東京都渋谷区千駄ヶ谷4-19-18 オリックス千駄ヶ谷ビル
TEL:03-6367-0500 |
会社のおすすめポイント
「ライオンズマンション」や「サーパスマンション」で有名な大京穴吹不動産です。
ブランド力を活かした再販事業は、買い取り業界で売上高上位を占めています。
1戸あたりの売り上げが高いのは買い取り額にも反映しているでしょう。
自社ブランドのみではなく他社の中古マンションも手がけているので、直接買い取りを検討しているのであれば期待できます。
1位:株式会社長谷工リアルエステート
株式会社長谷工リアルエステート |
住所:東京都港区芝二丁目6番1号
TEL:03-5440-5808 |
会社のおすすめポイント
仲介と買い取りを組み合わせた「買い取り保証」をメインに中古マンションの再販事業を展開しています。
親会社の長谷川工務店の販売したマンションを中心に買い取りしていますが、他社のマンションも買い取り可能です。
現在、長谷工リアルエステートは、仲介以上に買い取りでの再販に力を入れているといわれています。
買い取りを希望しているのであれば、買い取り保証という手もあるでしょう。
11. ワンルームマンションの買取査定は必ず複数社に依頼し、会社を見極めた上で売却しよう!
ワンルームマンションの売却は、「仲介」であっても「買い取り」であっても、複数の不動産業者に査定を依頼することをおすすめします。
複数の不動産業者を比べて見極めるのです。
また、担当者の力量が売却の成功に大きく影響を与えることも忘れないでください。
ワンルームマンションの買取について、もっと良く知りたいと思われるのであれば、株式会社スマミンの個人相談や無料セミナーへ問合せてください。
不動産の売却には、専門家と相談して不安を一掃してからスタートすることが欠かせないでしょう。