現在は、まだまだ若いにもかかわらず、会社を退職して生活している人が少なくありません。
定年退職後に会社を辞めて暮らすことを「リタイア」というのに対して、「セミリタイア」といわれるライフスタイルです。
会社を退職した後の生活費は、どうしているのでしょうか?貯金を使って生活するのであれば、相当な額を貯めなければならないでしょう。
それとも、貯金以外に何か収入源があるのでしょうか?
今回は、セミリタイアする方法や、どのようなメリットやデメリットがあるのかをご紹介します。
誰でも1度や2度は、「会社を辞めてしまいたい」と思ったことはあるでしょう。実は、思いのほか簡単に実行できるかもしれないのです。
目次
1. セミリタイアとは?
定年退職後のライフスタイルを「リタイア」というのはご存知でしょう。それに対して、本来であれば定年前なのに退職してしまうことなどを「セミリタイア」といいます。
退職しても「食える」というのがポイントです。
退職はしたが、転職できないため生活に支障をきたすような状況とは違います。
あくまで一定の余裕のある暮らしをキープしていなければいけません。必ずしも仕事をしないというのではなく、何らかの収入を確保している人が少なくないようです。
2. セミリタイアのメリットとデメリット
メリット
セミリタイアのメリットは、会社に勤めていないので人間関係のしがらみから開放されることです。嫌な人の顔を見る必要がありません。
また、セミリタイアをすることで時間の使い方も変わってきます。たとえば、余裕の範囲で自由にレジャーや趣味に時間を使うことができるのです。
デメリット
デメリットとしては、会社に勤めるという一般的なライフスタイルではないため孤独になり、漠然とした不安を持つことです。
たとえば、「景気の動向や増税のために貯えた資金が底をついたらどうしよう」などの不安が生じるケースがあります。
3. セミリタイアに必要な費用について
セミリタイアするためには、生活するための資金が必要です。
代表的なものが貯金でしょう。必要資金はいくらくらいになるのでしょうか?
セミリタイアで毎月必要になる費用は?
特に贅沢な暮らしをしないという前提で計算しても、毎月必要になる費用としては20万円程度でしょう。
さらに、余裕を持ちたいのであれば5万円程度は上乗せしたいところです。もちろん、多いに越したことはないのですが。
セミリタイアで年に必要となる費用は?
年に必要な費用の額は、なんとか生活できる範囲で計算すると月額20万円の12カ月分になるので、「20万円×12カ月=240万円」程度は必要でしょう。
そして、若干余裕のある暮らしであれば、「25万円×12カ月=300万円」程度になります。
セミリタイアをする上で一生分必要となる金額
一生分必要になる費用を計算するには、セミリタイアする時期と何歳まで生きるかを計算する必要があります。
45歳でスタートして、おおよそ平均寿命くらいまで生きるとして、85歳で計算してみましょう。
生活できる範囲で計算すると「240万円×(85歳-45歳)=9,600万円」が必要です。
余裕を持つためには「300万円×(85歳-45歳)=12,000万円」と1億円を超えてしまいます。しかし、これは病気などのトラブルがないとした前提での計算でしかありません。
4. セミリタイアの条件について
セミリタイアするためには、貯金があるという条件だけではありません。条件として、どのようなものがあるのかをご紹介しましょう。
条件1:資産を1億程所持している
貯金としては、ギリギリの生活をしても1億円程度のお金が必要です。
しかし、あくまで何のトラブルもないという前提での計算なので、大病を患ったりすれば必要な額はさらに増えるでしょう。
1億円を余裕で超えるくらいの貯金があれば問題ないのですが、1億円程度の貯金であれば、セミリタイアする意義である「余裕」を感じることは難しいかもしれません。
条件2:株・FX、不動産投資等で収入を得る
不動産や株・FXなどを有しているという条件もあります。たとえば、賃貸アパートのオーナーであれば家賃収入を得ることができます。
生活に必要な額が家賃でカバーできれば生活は安定するでしょう。
株式の場合、大きく稼ぐこともできるのですが、反面リスクを負うこともあるので注意が必要です。
条件3:収入を得る仕組みを考える
収入を得る仕組みがあることも条件になります。現在はインターネットを利用して収入を得ることができる時代です。
以前のように商売をするときに店舗を構えることはなく、人件費や在庫も必要ありません。
たとえば、動画を配信して収入を得ることもできれば、ブログに広告を貼り付けるアフィリエイトという手法などで収入を得ることもできます。
収入の額も決して少なくありません。アイデアひとつで収入を得ることができるのです。
5. セミリタイア後の仕事とは?
セミリタイア後の仕事とは、生活をフォローする程度というのが一般的でしょう。
仕事をしなければ生活できないというのではなく、生活に余裕を持たせたり、病気などの万が一のときに備えたりするためのリスクヘッジとしての仕事と位置づけているようです。
したがって、仕事はお金のためというよりも興味が持てる内容の仕事だからしている人が少なくありません。
お金のために勤めるのであれば、セミリタイアした意味がないからです。
6. セミリタイアの生活で大切な事は?
どうやら、セミリタイアに必要なのはお金を貯めることよりも、お金を稼ぐことのほうがポイントになりそうです。
会社に勤めてお金を貯めるには時間も必要です。1億円を貯めるためには何年かかるでしょう。現実的ではありません。
ところが、お金を稼ぐ仕組みを知っていれば、時間をかけずにすぐに実行できます。
同じようにセミリタイアするのであれば、少しでも若いときのほうが有意義だとは思いませんか?
年をとってからでは、一般的なリタイアとそれほど変わらないでしょう。
7. セミリタイアを現実にするために効率の良い方法とは?
セミリタイアを実行するためには、お金を稼ぐ方法を知ることです。効率的なお金の稼ぎ方を知るためには投資セミナーなどを利用するのも意義があります。
知らないことを知るためには、専門家に聞くことが一番手っ取り早いのです。
また、セミナーには同じような考え方の参加者がたくさんいます。親しくなれば、メリットのある情報を得ることもできるでしょう。
8. セミリタイアで失敗する人はどんなタイプ?
会社を退職してセミリタイアを目指しはしたが、失敗して以前よりも条件の悪い会社に転職することになったという人が少なくありません。
目的が無く、計画性がない人
退職しても「なんとかなるだろう」というノープランでは、何ともならないというのが現実です。セミリタイアをすることは、人生において大きな決断です。
しかし、たいした準備もせずに退職を決断することは単なる無謀というものです。
セミリタイアをするためには、在職中から準備を始めるような計画性が必要です。
そして、もっとも大切なことは明確な目的を持つことでしょう。なぜなら、目的がブレていると、適切な計画を立てることができないからです。
収入源が無く生活が不安定になった
貯金や収入がなければ生活できないことは、退職した時点で分かっているはすです。特に貯金のない人であれば、あらかじめ収入源を確保しておく必要があります。
たとえば、複数の収入源を確保することでリスクを軽減することができるでしょう。
9. セミリタイアに向いている人と向いていない人
セミリタイアに向いている人と向いていない人の違いは、孤独が好きかどうかということに尽きます。
ひとりで読書やゲームをしているのが好きな人であれば向いているといえます。極端にいえば、他人に会わずに暮らしていくことも可能です。
しかし、常に誰かと接していないと不安になるような人であれば向いていないといえます。
会社に勤めていれば、出社すれば必ず同じような環境の仲間がいます。しかし、ずっと家にいるのでは仲間は少なくなるのが一般的な傾向でしょう。
10. セミリタイアを目指すならそれなりの不労所得が必要となる!
貯金だけでセミリタイアを実行することは現実的ではありません。
1億円を超える貯金をするためには長期間を要するのが一般的だからです。お金はいくらでもあるというようなお金持ちであれば別ですが、やはり何らかの不労所得が必要でしょう。
ありがたいことに、現在はインターネットを活用することで、資本を投資することなく収入を得ることができます。
ちょっとしたアイデアで使い切れないようなお金を手にしている人もいるようです。まさに、セミリタイア向きの時代といえるでしょう。
不労所得の種類については以下の記事を参考にしてください。
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