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シェアハウスとは?ルームシェアとはどう違うの?魅力について紹介します!

これまでは単身者が部屋を借りるというとワンルームのイメージでしたが、最近の若者の間では、共用スペースを共同で利用するシェアハウスやソーシャルアパートメント、ルームシェアなどが人気です。

シェアハウスを選ぶ理由としては、費用の安さもありますが、他の人との出会いや交流が目的の方が増えています。

しかし、まだまだシェアハウスについて知らない人も多いのではないでしょうか?

 

シェアハウスと言っても、共同スペースやコンセプトも様々で、

  • 最低限のキッチン・バス・トイレなどしかない簡易なタイプ
  • シアタースペースやフィットネスジムがあるハイグレードタイプ
  • 交流の場としてコミュニティを作りやすいように入居者を音楽好き、IT関係者に限定したタイプ
  • シングルマザーを支援するタイプ

などもあります。

用途が多岐にわたるシェアハウス。

物件を選ぶ際にはどういったことに気をつければいいのでしょうか?

今回は「シェアハウスとは」から物件選びのコツまで、様々な角度からシェアハウスについてご説明していきます。

目次

1. シェアハウスってどんなもの?

一般の賃貸住宅であればキッチン・バス・トイレなどは部屋の中にあり、他の入居者とあまり接することはありません。

しかし、シェアハウスではリビング・キッチン・バス・トイレなど共同で使用することによって、家賃や光熱費を抑えることができ、入居者同士の交流しやすい環境が整っています。

シェアハウスによって共有スペースの設備が違ったり、部屋のタイプにも色々な種類があるなど、選ぶシェアハウスによって入居後の生活が大きく変わることも。

シェアハウスとはどういったものなのでしょうか?

1-1. シェアハウスとは?

シェアハウスとは、キッチン・バス・トイレは共同使用し、広いリビングなどの共有スペースがある賃貸住宅のこと。

シェアハウスの成り立ちは、1990年代、外国人向けのアパートが無かったことから「外国人にも借りやすいアパート」をというところから始まりました。

その後外国人旅行者が利用するゲストハウスが普及し、安い賃料で住める、交流の場となるということで日本人にも認知され、日本人にも利用しやすいゲストハウスということでシェアハウスが生まれました。

2009年ごろテレビドラマでシェアハウスという言葉が使われたことで一気に認知されたと言われています。

元々シェアハウスは今のようにきちんとした賃貸物件ではなく、戸建てを利用して各部屋を居住スペース、それ以外を共有スペースとした簡素なものでしたが、現在ではほとんど企業が運営しています。

1-2. シェアハウスとは共有のスペースがある家

シェアハウスとは簡単にいうと共有スペースのある家。

シェアハウスが普及し始めた当初は共有スペースとしてリビングがある程度でしたが、最近ではホームシアタールーム・フィットネスジム・会議室など、入居者がよりコミュニケーションが取れる工夫がされています。

募集する入居者についても、通常の賃貸とは違って趣味や業種を限定して募集するケースもあり、そのコンセプトによってシェアハウスの内装や共有スペースも異なります。

1-3. シェアハウスの部屋のタイプにはどんな種類があるのか?

シェアハウスでは、基本的にはキッチン・バス・トイレは共同で使用しますが、部屋については色々なタイプがあります。

  1. シングルルームタイプ・・・プライベートは個人の時間も欲しい人向け。冷蔵庫・エアコン・ベッド(布団)はすべて個人で使用可能。他の部屋と比較して収納スペースが多くなっています。
  2. シェアルームタイプ・・・2人1室となっており、ドミトリーと比べると収納スペースが確保しやすいです。シングルタイプと比べると賃料が安くなります。
  3. ドミトリータイプ・・・1部屋を4~8人で使用します。ほとんどの場合二段ベッドとなっており、室内にはセキュリティーボックスが付いています。

主に上記の3タイプが多いですが、ベットで生活する寝台列車のようなコンパートメントタイプやゆったりとした空間をシェアするセミプライベートタイプ、個室にキッチン・バス・トイレがついているアパートメントタイプなどもあります。

1-4. ルームシェアとの違いについて

シェアハウスとよく混同するのがルームシェア。

シェアハウスでは、賃貸物件として不特定多数の人が同じ屋根の下で暮らすイメージなのに対して、

ルームシェアは賃貸物件を借りて友達同士で住んだり、知人が住んでいる家の空き部屋を利用させてもらうイメージです。

そのため、ルームシェアの場合は、友達が退去すると家賃を一人で負担したり、家族がその部屋を使うとなると退去しないといけないなど問題が起こるケースも。

1-5. シェアハウスにはどんな魅力があるのか?

シェアハウスの一番の魅力は、キッチン・バス・トイレや部屋を共同で使うことで家賃を抑える点。

収入が少なかったり、夢を追いかけたい若者など、生活費を出来るだけ抑えて他にお金を使いたい人にとっては非常に魅力的です。

もう一つの魅力は、共同生活することで様々な交流ができる点。

同じ趣味や業種の人が集まることで、コミュニティの輪が広がり、人脈を広げたり、仕事でコラボレーションしたりと活動の場を広げることができます。

2. シェアハウスの家賃や共益費について

シェアハウスの家賃や共益費は、どういった仕組みになっているのでしょうか。

シェアハウスの場合は、共有スペースがあるので一般の賃貸住宅とはやはり料金体系は変わります。

例えば、水道光熱費などは共益費に含まれる場合や定額制、部屋をシェアしている場合は他の入居者と折半ということもあります。

では、実際にシェアハウスに住むには、どれくらいの費用がかかるのでしょうか。

2-1. シェアハウスの家賃は?

一般の賃貸住宅を借りる際には、家賃・共益費の他に敷金・礼金や仲介手数料、火災保険料などが掛かります。

その他、生活費として水道光熱費やインターネット料金、家具家電などが必要です。シェアハウスの場合は、家賃と共益費のみ。

初回契約料は必要ですが、敷金・礼金・仲介料は不要で家具家電もついており、インターネットも無料の物件が多くなっています。

水道光熱費については、部屋のタイプによって共益費に含まれる場合や定額制、他の入居者と折半など支払い方法は変わります。

シェアハウスの特徴でいうとデポジット(保証金)が必要になります。

2-2. シェアハウスのデポジット(保証金)について

シェアハウスでは、万が一に備えて、入居時に運営にデポジット(保証金)を預けます。

入居中に設備を壊したり、家賃を延滞したり、退去時の連絡が遅くなるなど精算するものが無ければ全額返金。

契約するシェアハウスの家賃にもよりますが、一般的にはデポジット(保証金)は1万円~5万円くらいに設定されています。

2-3. シェアハウスの共益費とは何の費用?

一般の賃貸住宅であれば、共益費は共用部分の維持管理費に使われていますが、シェアハウスの共益費はどういったものに使われているのでしょうか。

シェアハウスの共益費には、インターネット代・掃除代・トイレやバスなどの消耗品・キッチンの調味料や家具家電の交換などに使われています。

水道光熱費については、共益費に込みになっていたり、定額制など別途請求されることも。

家賃と共益費(水道光熱費込み)の場合は?

毎月支払う家賃と共益費に水道光熱費が含まれています。

メリットは水道光熱費を気にせず使える、デメリットはあまり使用しない人は損している場合も。

家賃と共益費と水道光熱費(定額制)の場合は?

家賃と共益費とは別に毎月決まった料金を水道光熱費として支払います。

定額制の場合も共益費込みの場合とメリット、デメリットは同じですね。

金額はそれぞれのシェアハウスによって異なりますが、5,000円前後に設定されていることが多いようです。

家賃と共益費と水道光熱費(折半)の場合は?

ドミトリータイプなど他の人と一緒に住む場合に、水道光熱費のみ毎月使った量を部屋の人数で水道光熱費を頭割りするパターンです。

各部屋ごとに使用料を出して部屋の住人で割り、共有スペースについては住人全員で割るなど各シェアハウスによってルールも様々。

折半の場合はきちんとルールを確認しておくことが重要です。

メリットはみんなで節約すれば安くなることが多い、デメリットは人によって使用料が違うので割り勘負けすることも。

一番お得になるのは?

毎月の支払いが決まることもあり水道光熱費の使用量も気にしなくてもいいので、水道光熱費が共益費に含まれているのがお得です。

定額制に比べると、水道光熱費が共益費に含まれる方が他の共益費と合算して計算されるので割安。

折半だと誰が使用量が多いなど揉める原因になります、水道光熱費が共益費に含まれていればそういった揉め事もありません。

3. シェアハウスの歴史について

シェアハウスとは、いったいどういった住居スタイルなのか。元々は外人ハウスやゲストハウスと言われていた時期もありました。

現在のシェアハウスの住居スタイルになったのはいつごろからなのでしょう。

そして、今何故シェアハウスが注目されているのかについてお話いたします。

3-1. シェアハウスの歴史について

1990年代、外国人の住居はお金持ち向けの賃貸住宅しかなく、出稼ぎ労働者などは住むところに困っていました。

やはり、外国人は言葉が通じない、生活習慣が違うということで一般の賃貸住宅はほとんど受け入れてもらえませんでした。

そこで登場したのが外国人向けのアパート。

ほとんどの入居者が外国人だったので外人アパートと呼ばれていました。

その後、バックパッカーと呼ばれる旅をする若者が海外でゲストハウスと呼ばれる宿泊施設を利用するようになり、日本でも異文化交流などを求めてゲストハウスの需要が高まりました。

ゲストハウスの普及とともに日本人利用者は増え、外国人中心だったゲストハウスの利用者は日本人の利用者が5割まで増えることに。

ただ、ゲストハウスでは、管理者が個人で運営していたため、入居者同士のトラブルも多いなどのデメリットも多かったので一般には普及しませんでした。

2000年代に入って管理体制をきちんと整えたシェアハウスを運営する事業者が増え、シェアハウスは徐々に認知されるようになります。

3-2. シェアハウスの住居スタイルはどうやって決まったのか?

ゲストハウスでは「決まりを守らない入居者」「物件が古く、賃料がただ安いだけ」「異文化同士による衝突」といったデメリットがありました。

しかし、安くて交流の場がある住居への若者のニーズは高く、そういった若者が住みやすいように管理体制を充実させたシェアハウスが提供する事業者が増えていったことでシェアスタイルの住居スタイルは確立されていきました。

3-3. 今、シェアハウスが注目されてるいる理由とは?

今の若者はカーシェアリングやソーシャルネットワークサービス(SNS)などシェアすることへの抵抗が少ないこともあり、安く楽しく住めるのであれば余分なものはシェアすれば良いという考えの人が増えています。

そういった状況の中、テレビがドラマやバラエティなどでシェアハウスを紹介することが多くなり、シェアハウスで住むことに憧れる若者が増えたことで一気にシェアハウスが注目されることになりました。

現在のシェアハウスでは、同じ価値観の利用者が集まりやすいように趣味や業種などで入居者を限定したり、ホームシアターやフィットネスジムなど共有スペースを充実させることで、新しい住まいの形を提供していることも注目されている理由のひとつです。

4. シェアハウスに集まる人達

シェアハウスには元々外国人が多く住んでいましたが、最近では日本人の利用者も増えています。

無駄な賃料を払いたくない人や多国籍な外国人や趣味や仕事の合う仲間と出会いたい人達が主にシェアハウスを利用しています。

中にはシェアハウス内で知り合って結婚をしたり、会社を立ち上げたなんて言う話も聞きます。

シェアハウスとは、「国籍を問わない若者たちの社交場」と言えるでしょう。

4-1. シェアハウスに住むのは主にどんな人達か?

現在、国内には2万~3万戸のシェアハウスが作られていると言われており、利用者は独身の社会人がほとんどですが学生や単身赴任者などもいます。

男女比はほぼ半々で、外国人が4割、日本人が6割程度ですが、シェアハウスのコンセプトなどによって比率は変わることも。

生活費以外にお金が必要であるなど賃料にあまりお金を使いたくない、共有スペースで色々な人と交流することが目的といった人達がシェアハウスを利用しています。

他には、保証人がいない、賃貸を借りるのは手続きが面倒、短期間だけといった人も。

4-2. シェアハウスに住むのに向いてる人は?

シェアハウスでは、同じ部屋で住んだり、共有スペースを共同で使うなど、他人とシェアしないといけません。

そのため、「規則を守れる」「社交性がある」「人の行動が気にならない」といった人であればシェアハウスに住むのに向いていると言えるでしょう。

きれい好き、音に敏感といった他人のすることが気になる人は厳しいかもしれません。

4-3. シェアハウスに住むと他では経験できない貴重な体験も!

普通の賃貸住宅だと隣人も知らないというケースも多いですが、シェアハウスでは、外国人や同じ世代の人たちと共同生活することになります。

異文化交流や同世代が頑張っている姿を見るのは、非常に貴重な体験と言えるでしょう。

将来、海外で活躍したい人にとっては、外国人と情報交換できたり、体験談を聞ける機会も。

又、同じ趣味の人や業種の人が集まっている場合は、サークル活動を広げたり、同居人と起業するといったケースもあります。

5. シェアハウスで共有で利用するものとは?

シェアハウスで共有で利用するものと言えば、水回りとキッチン、リビング、他には冷蔵庫や掃除機なども。

水回りとは、バス・トイレ・洗濯機・乾燥機などを指します。

グレードの高いシェアハウスの場合は、ホームシアタールーム・フィットネスジム・会議室、中にはビリヤード台がある物件も。

6. シェアハウスを見学する時に見ておきたい7つのチェックポイントについて

シェアハウスだからと言って適当に選んでしまうと、思っていた生活と違いすぐに引っ越ししないといけないということに。

そうならない為にも、シェアハウスを選ぶ際には物件を一度見学する方がベターです。

では、見学の際にはどういった点をチェックすればいいのでしょうか。

7つのチェックポイントについてお話します。

①自分が借りる部屋について

  • 部屋のタイプ、同居人の人数
  • 室内に故障個所がないか、故障している場合は修理してくれるのか

②共有のスペース

  • 水回りやリビング、キッチンなどの確認
  • ホームシアタールームやフィットネスジムがある場合は利用料がかかるのかどうか

③掃除に関する事

  • 管理人や業者が掃除をしてくれるのか、又は入居者の当番制なのか。

④入居時や退去時、支払いについて

  • 入居時の手続きや支払い方法。
  • 退去時は、退去届をいつまでに出す必要があるのか
  • 支払方法やデポジット(保証金)の返金について

⑤門限があるか・知人の訪問が可能か

  • 門限があるかどうか(時間を過ぎると入室できないケースも)
  • 部屋に知人を呼ぶことを禁止しているかどうか

⑥ゴミのルールや喫煙かどうか、インターネットの状況や駐輪について

  • ゴミは分別が必要か、ゴミを出す場所はどこか、いつ出せるのか
  • 部屋で喫煙が可能か、喫煙ルームはあるのか
  • インターネットの速度や無料で利用可能か
  • 駐輪場の有無、使用料金は必要か

⑦管理人が訪問に来るかどうか

  • 管理人は常駐なのか、勤務時間内だけ出金するのか
  • 常駐ではない場合は、緊急の連絡先

7. シェアハウスを探す時は良く確認した上で決めましょう!

シェアハウスは、短期間しか住まなかったり、部屋は寝るだけなので特に気にしないという人も多いと思います。

しかし、シェアハウスとは言え、やはり賃貸物件なので探す際には見学して確認する方がいいですね。

想像より部屋が狭かったり、設備が思っていたより古い、使いにくいなど写真ではわからないことも多いからです。

シェアハウスを探す時には、7つのチェックポイントを参考によく確認して決めてください。
 

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