今の日本がどのような財政状況にあるかご存知ですか?
そして今後、どのような発展または破綻するかわかりません。
皆さんに出来る事は、どんな状況であれ資産を確保する事です。
それは日本の紙幣だけではなく、『リスクヘッジ』
つまり、ポートフォリオの形で分散する事が必要です。
節約するのもいいでしょう。ですが、節約しているだけではお金は思うように増えません。
たまには贅沢をして、温泉や海外旅行、可愛いワンピース、新しいオーダースーツなど、
華やかな生活をしたいと思うものです。
老後はもちろん!あなたが困らないように、
初心者におすすめの資産運用の種類をいくつかご紹介しましょう。
1. 初心者におすすめの資産運用の種類
資産運用の種類は、何種類あると思いますか?
なんと、100種類以上もあるんです。
どれを選んだらいいか悩みますよね。
大切な事は、自分にあった無理のない投資をする事です。
リスクパターンを3種類に分けているのも、それぞれのメリットやデメリットを理解したうえで選んでもらうためです。
今回は、皆さんがご存知かと思われる代表的な方法を、お伝えしていきます。
貯金 ローリスクローリターンな方法です。
元本は保証されているので、皆さんも預けやすいですし、まさか銀行が破綻なんてと思っている事でしょう。
ただ、リスクがないとは言え現在の金利は無いも同然です。
紙幣の価値がなくなった時、どうしてこんな紙切れを大事に保管していたのだろう?
と後悔しないとも言えません。
外貨貯金 ローリスクローリターンな方法です。
ドルやユーロなどの外貨貯金であれば、
高い金利を受け取ることができます。更に、為替差益で利益をだす方法もあります。
銀行によって金利比率は変わるので、どの銀行を利用するかで、融資が必要になった時にも優遇されやすいでしょう。
ただ元本割れがあり、円から外貨・外貨から円に両替する際は手数料が高いのが
デメリットですね。※外貨貯金ですと貯金保護の対象外となります。
個人向け国債 ローリスクローリターンな方法です。
国が資金調達をするために発行する債券です。所有者には利息が支払われ、償還日には額面金額のお金が戻ってきます。安全性が高く1万円から始められます。
償還期間は3年・5年・10年とあり、10年の場合だけ変動金利となります。
ただ、金利は低いので銀行に貯金しておく方法と変わらないでしょう。
また、換金が可能になるのは最短で1年後になります。
外貨MMF ミドルリスクミドルリターンな方法です。
証券会社が取り扱う外貨建ての投資信託です。信用性の高い外国の国債や社債を中心に運用しているので、外貨ベースでの元本の安全性は高いです。
外貨貯金よりも金利が高く、為替手数料が安いです。また、為替差益には税金がかからないのがメリットです。
ですが、為替レートによっては元本割れするリスクもあります。
投資信託 ミドルリスクミドルリターンな方法です。
資産運用のプロが、投資家達から集めた資金を運用します。
利益が出た場合、投資金額に応じて利益を分配します。
投資初心者の方は自分で株式の銘柄を選択する必要がありません。
ですから、知識がなくても運用しやすいです。
また投資信託とは、「アクティブファンド」と「インデックスファンド」に分けられていて、それぞれにメリットデメリットが存在しますよ。
- アクティブファンド
日経平均株価やTOPIXなどの基準値を上回る投資成績を目指します。
運用担当者の能力に依存するところが大きく、必ずしも基準値を上回る成績を出せるとは限らないですし、手数料もインデックスファンドに比べて高額です。 - インデックスファンド
日経平均株価やTOPIXなどの基準値と連動するように運用します。
例として、日経平均株価が1%上昇するなら、おなじようにインデックス型投資信託も1%上昇します。
日経平均株価・TOPIX(東証株価指数)については後程説明しますね!
このように投資信託では、集めた資金を複数の投資先に分けて運用してくれます。
小額の資金からスタートでき、高額な株式銘柄でも投資信託では運用してもらえますよ。
取引をしてもらうわけですから、売買手数料の他に信託報酬が必要となります。
更にリーマンショックのように市場全体が下落する場合は損失がでます。
ETF(上場投資信託) ミドルリスクミドルリターンな方法です。
証券取引所に上場して、売買が行われています。
市場があいている時間であればいつでも売買でき、株価と同じようにリアルタイムで価格も変動します。
分散投資ができ、小額から始められます。
投資信託に比べ信託報酬が割安なのもメリットですね。
ですが、市場全体が影響を受けた場合分散投資をしていても損出がでる
こともあります。
株式投資 ミドルリスクミドルリターンな方法です。
企業が発行する株式を価格が安い時に購入し、価格が高い時に売却する事で利益をあげます。更に、長期で株主になっている方は配当金や優待券も貰えます。
倒産しない限り、保有の株が損する事もない会社もあります。
- 日経平均株価とは東証一部に上場している大手企業のうち、代表的な225銘柄の
株価の平均値。※225銘柄は定期的に入れ替えが行われます。 - TOPIX(東証株価数)東証一部に上場している全銘柄の株価を指数化。
東証一部に上場しているすべての銘柄の合計時価総額を、基準時点の時価総額で割って計算する。
投資をする際、指標にしたいのが、
- ROE(株主資本利益率)/当期純利益÷株主資本
企業の収益性を測る指標であり、ROEが高い企業ほど効率よく収益をあげています。 - PER(株価収益率)/現在の株価÷一株あたり利益
現時点で株価が割安か、割高なのかを測る指標であり、PERが低いほど、利益に対して株価が低い事になります。 - PBR(株価純資産倍率)/現在の株価÷一株あたり純資産
会社の純資産と株価の関係を現しており、低いほど割安株といえます。
ですが、低すぎるPBRは倒産危険性が高いので目安を決めましょう。 - EPS(1株あたり純利益)/当期純利益÷発行済株式総数
企業の利益を1株あたりに換算した数値。 - BPS(1株あたり純資産)/純資産÷発行済株式総数
企業の純資産を1株あたりで計算した数値。EPSが高いほど、企業の安定性があります。
指標を参考に、投資手法を選びましょう。
- グロース投資将来の企業の成長を見越して、銘柄を選択して投資します。
PER・PBRが高い企業 - バリュー投資企業本来の現在の株価が割安なものを見つけ出して投資します。
PER・RBRが低い企業
J―REIT ミドルリスクミドルリターンな方法です。
投資家達から資金を集めて、複数の不動産に投資をします。
投資家達は、不動産から得られる家賃や売却益を配当金として受け取ります。
実物不動産に投資をする資金がなくても、J-REITを通じて不動産に投資をする事ができますよ。
実物の不動産に比べ売却手続きは簡単ですが、価格変動が高く、不動産市況の下落時には影響を受け、損失が出る場合もあります。
不動産投資 ミドルリスクミドルリターンな方法です。
物件を購入し、賃貸経営で家賃収入を得ます。更に、売買する事で利益を上げる事が可能です。
その際、土地と建物の比率は大切で、個人での判断は難しいですが、業者の方との二人
三脚で進めていけば問題ありません。
不動産は実物資産でもありますし、レバレッジ効果を効かせ、低金利な事を活用すれば
銀行からの融資も受けやすい状態です。
巷では、サラリーマン大家というネーミングが流行っていますね。
人口減少が進んでいますが、きちんとした対策を打てば節税効果が高い運用方法になります。
家賃収入が安定せず、購入する物件を間違えると、リスクになりますので気を付けましょう。
FX取引(外国為替取引) ハイリスクハイリターンな方法です。
世界の通貨はたくさんありますが、主にドルは世界で最も使われている通貨です。
それらの通貨を売買する事により、利益を得ます。
レバレッジをかけた分だけ大きな利益を得る事ができ、逆をいえば損をする場合がありますが、手数料は安く、スワップポイントを毎日受ける事が出来ます。
スワップポイント金利の高い通貨を買い、金利の安い通貨を売る。この時乗じた金利差が利益となる事を表します。
ただし、損失がでやすい為、ギャンブル性の強い投資法ではありますが、すぐに利益が懐に入る場合もあります。
先物取引 ハイリスクハイハイリターンな方法です。
農産物や金、エネルギー資源などが将来いくらで売買されるのか、その権利を取引するものです。スーパーによく行く主婦の方は、野菜など魚の値段に敏感だと思いますが、
それは先物取引により決定しています。
レバレッジを効かせ大きな取引ができますが、損失の拡大も大きく取引の期間が決められているので、利益・損失の発生を問わず必ず決済する必要があります。
いかがでしたか?他にも様々な投資法がありますが、最近話題なものだと、
個人型確定拠出年金(iDeCo)があります。
毎月掛金を積み立て運用する事で、将来受け取れる年金の金額が決まります。
個人型と企業型に分かれていて、現在の企業ですと、確実な退職金が得られる保証があるという訳ではありませんので、個人の自主努力で運用していく確定拠出型年金を取り入れる企業が増えたのです。
またどのような運用をするのかというと、定期貯金・保険商品・投資信託
などがあります。これらの運用利益から受け取れる年金の額が変わります。
2資産運用に向いていない人
投機と投資は違います。
パチンコや競馬などのギャンブルと、経済に関わるお金の運用とでは
指標にするものも違います。
資産を保有する事で、安定的に定期的に得られる利益の事をインカムゲインと
言います。主に家賃収入や株式の配当金、貯金・債券の利子です。
キャピタルゲインとは、資産を売買する事によって売却差益を得る事です。
主に株式や不動産の売却益です。
短期で儲ける事だけを考えず、長期で寝かせる事も必要です。
その際に共通して言える事は、生活が苦しくなるほどのお金を運用にまわしてはいけないという事です。前頭でも述べましたが、一つの場所で運用するのは危険です。
なぜなら、損失を出してもカバーするものがなければ回避する術もありません。
「リスクヘッジ」まさにこれこそが、大切なのです。
それぞれのメリット、デメリットを見て検討するのではなく、この組み合わせなら自分にあっているかも!と、考慮しながら検討しましょう。
例として、ローリスクローリターンの組み合わせ(貯金と国債)は、利益がさほど生まれません。
ローリスクローリターンとミドルリスクミドルリターンの組み合わせなどを
してみましょう。(貯金と不動産投資)
経済の影響を考慮しながら運用する
どの投資方法でも経済の影響を受けます。
その為、日本だけではなくグローバルな経済情報を把握しておく必要があります。
中でも、アメリカの経済は世界の中心ともいえ、日本は最も影響を受けやすい国です。
更に、米ドルは世界で最も流通している通貨なので、株式を買う際は為替の影響を受ける企業もチェックするべきですね。※代表的なものだと自動車業界です。
3資産運用を行い、インフレ対策をする
今後も物価は上昇し、収入だけでは節税するしかなくなる
あなたはそんな状況を変えたくはありませんか?
インフレとはモノやサービスの物価が上昇する現象の事です。
物を買うときにお金の価値があっていなければ不満が生まれますよね。
個人が出来るインフレ対策ですが、外貨貯金・実物資産に置き換える方法
などが有効です。
※実物資産になるものは、金やプラチナ、不動産など、
形を有しておりそのもの自体に価値がある資産を表します。
現在の日本では2%のインフレ目標を掲げていますよね。
これはお金の価値を2%下げるといっているようなものです。
現金を銀行に預けたまま、もしくはタンス貯金にしている方は、
どんどん資産価値が目減りしていきますよ。
実物資産に投資をする事が、インフレ対策になる事を理解して頂けましたか?
資産運用を始めるなら、まずは働かせるお金を作る。
口座を分けるなどして資産を運用できる態勢をとって下さい。
今後、お金の運用を誰もがする時代になり、学校の授業でも取入れられた場合、
あなたやお子様が苦労しないための事です。
携帯がスマホになり便利になりましたよね?
携帯を使い支払いもできるようになりました。
時代は移ろいゆくものです。
本を買う・セミナーに行くなど、積極的な行動が資産を増やすための一歩となります。
資産運用初心者から、段階を踏み上級者へ
もしあなたが運用初心者だったとして、損失を出してしまった場合でも慌ててはいけません。
きちんとした原因の解明と、リスクの管理は間違っていなかったのかを確認しましょう。そうする事で、資産運用の見直しにもなります。
ファイナンシャルプランナーや資産運用のプロでも、経済の状況は把握していても
状況を変える事はできません。
誰のせいにもできないですから、自分で知識を付け対策をとる必要があります。
皆さんが受かりたい大学、会社があるとして、合格するには努力をしましたよね?
上級者になるまでには時間がかかりますし、勉強代という事で損失を出してしまう
時期もあるかもしれません。
ですが、それは資産運用の上級者になるときに大切な事です。
4口座を開設する
ネット口座がオススメな理由
資産を運用するうえで取り扱っている口座が必要になります。
その中でもネット口座は、手数料が安く、高い金利が受け取れます。
また手間もかかりませんので時間を短縮できますよ。
証券会社を選ぶ際も、会社により金利や便利さが異なりますので、
システムを確認しましょう。
平均的に、一人当たり3.5口座を使い分けていると言います。
メインバンクとサブバンクの使い訳をすると、銀行各社の妙味を得る事も
できますね。
5資産運用を始めるなら節税対策も視野に入れる
損益通算の仕組み
資産運用の収益を赤字計上して、本業のある方は収入から差し引く事により
収入額を抑えて所得税額を減らす事ができます。
節税効果の高い資産運用として考えると、やはり一番は不動産投資ですね。
また金投資も、長期間保有していれば少しずつ贈与していくとかなりの節税効果
が高くなります。
NISA口座を活用し税金を無料にする
NISA(ニーサ)とは、小額投資非課税制度の事です。
年間120万円以下の投資で得た利益が非課税になります。
よって確定申告が不要です。
NISAを利用していない場合、投資で得た利益は20.315%の税金がかかります。
原則として、一人1口座しか開設できなく、非課税になる期間は5年になります。
ロールオーバーを希望する場合は、きちんとした手続きをして下さいね。
ここまではメリットを説明致しましたが、NISAを利用する際の注意点、いわばデメリットも存在します。
損益通算と損失繰り越しができません。更に受け取り方法を確認しないと、課税されてしまう事もあります。
※相続税対策もある!子供版NISA
親や祖父母が子どもに生前贈与をする場合に開設する方もいらっしゃいます。
どこで開設するのか?
上場株式・株式投信を扱っている金融機関で手続きができます。
証券会社と銀行では取り扱う商品が違うので、よく確認しましょう。
まとめ
お金を預けて資産を増やすのではなく、お金を借りて資産を増やす事が
必要な時代です。紙幣の価値も問われ、新たな世代の方々は銀行がなくなる時代に生まれる方もいるのではないでしょうか。
低金利の今、融資を受けやすい時代なので資産運用がしやすいと言えます。
インカムゲインをメインとした初期運用から始め、(代表的なのが家賃収入)
継続的な収入を得てキャピタルゲインであるハイリスク運用もいいでしょう。
なにを目標とするか、増やす額も具体化して計画を立て、苦労することない生活を
送って頂きたく思います。
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