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ドルコスト平均法は投資信託でおすすめなリスク分散法|必要なのは一歩の勇気のみ!

優柔不断という言葉を知っていますか?

投資信託をやる時。

買い時はいつでどれだけ購入しよう?

悩む方は多いと思います。私も優柔不断です。

そんなあなたを救う「ドルコスト平均法」というリスク分散法があります。

特に投資信託をする際に有効ですがそれはなぜなのか?

そもそもドルコスト平均法とは何なのか?大解剖していきます。

1. ドルコスト平均法とは?

ドルコスト平均法(Dollar-cost averaging)

価格が変動する商品を常に一定の金額・一定の期間で定期的に購入していくというリスク分散法です。

分かりやすく言い換えると「定額投資法」です。

1-1. ドルコスト平均法の由来

そもそもなぜドルなのか?という問題ですが、

Dollarには「ドル」以外にも「お金」という意味もあります。

「お金の価格を平均する」で意味が通ります。

なのでほとんどの国で「ドルコスト平均法」と言われていますが、イギリスでは「ポンドコスト平均法」と呼ばれることもあります。

日本では「円コスト平均法」というところでしょうか。

1-2. ドルコスト平均法シミュレーション

https://live.amcharts.com/M2NTQ/

このように

例えば毎月1万円相当を購入するとします。

1万口=1万円の月もあれば

1万口=5000円で買えてしまう月、

1万口=2万円になってしまう月もあります。

しかし、どんな時でも1万円ずつしか投資しないので、

5か月投資した場合は1万口あたり、平均購入単価は7692円となります。

一方

毎月「一定口数」を投資する場合、同じ期間投資すると

1万口あたりの平均購入単価は1万円となります。

2. ドルコスト平均法はどんな時、どのような投資に有効?

ではドルコスト平均法はどのような場合に有効なのでしょうか?

景気がどのようなときか、ドルコスト平均法が向いている投資方法別で解説していきます。

2-1. どんな時期に有効か?

ドルコスト平均法は上のグラフのように上がり下がりがある場合には強い投資法となります。

しかし、一方的に上がっていたり、下がっていたりする場合はオススメできません。

 

まず基準価格がまっすぐに上昇する場合。

基準価格がどんどん上がり、ドルコスト平均法を用いると購入口数はどんどん減っていきます。

一直線に上昇しているときは、安い時にたくさん買っておくのが得策です。

ただ右肩上がりでも下がる可能性もあるので、リスクヘッジの点で緩やかな上がり具合の場合には有効です。

 

次に基準価格がまっすぐに下降する場合。

基準価格が下がり、購入口数が上がっていくからお得では?と思われる方もいるかもしれませんが、最初購入した基準価格より徐々に下がっていくと口数が多くても損失は拡大していきます。

そのため、下がる一方の相場でも効果がありません。

2-2. どのような投資法で有効か

ドルコスト平均法で有効な投資法は「長期の投資」

有効な商品はずばり投資信託、その中でも「ETF」(インデックス投資)や変額保険の場合に有効です。

ちなみに不動産投資においてはREITと呼ばれ、10~20万円という小口から投資することができます。

用語解説

※投資信託(ファンド)・・・「投資家から資金を集め、運用のプロが株式や債券などに投資・運用する商品」
つまり、お金を預けることで自分に代わって投資をしてくれる仕組み。

※ETF(Exchange Traded Fund)・・・上場投資信託という意味。

文字通り上場している(証券取引所を通じて誰でも自由に売買できること)投資信託で株と同じように取引される。
日経平均株価やTOPIXなどの指値と連動していて、そのような値動きを目指す投資方法をトピックス投資という。

なぜETFや変額保険で有効か?

まず、ETF(インデックス投資)も変額保険も、

  • 長期で投資
  • 積立式
  • 右肩上がりで遷移していくことを見据えている
  • どう推移するか初心者には読みづらい

という共通点があります。

そのようなものにドルコスト平均法がオススメです。

景気というのはどのように動くか分かりません。

上昇していても急に下がったり、下降していても上がっていったりと、初心者だと買い時がなかなか掴めません。

特に値動きの読みづらいインデックス投資や長期にわたって運用していく変額保険に、ドルコスト平均法は有効な投資法です。

2-3. ドルコスト平均法を使わないほうがいい投資先

逆に金やプラチナといったような実物資産は「価値が0にならない」「利子がつかない」といった特徴があり、右肩上がりの投資ではなく、需要によって大きく物価が上下します。

このようなものにドルコスト平均法は有効ではありません。

3. ドルコスト平均法のメリットデメリット

3-1. ドルコスト平均法のメリット

平均取得単価を引き下げることができる

誰も想像できない価格変動を続ける商品(株やFXなど)に対して平準化し、定量口数で投資するよりも買い付け金額を安くすることができます。

毎月少しずつ積み立てられる

大金がなくても、自分の出せる金額で長期間投資することで資産を増やすことを狙うことができます。

優柔不断な人によい

毎月、同じ金額ずつ投資するので買い時のタイミングに悩まなくてよくなります。その為、初心者にも非常に向いています。

更に、常に一定額の投資になるのでパソコンの画面に張り付いて「今が買い時!」という見張りをする必要がなくなります。ただどのような値動きをしているかは今後のためにもきちんと見ておきましょう。

3-2. ドルコスト平均法のデメリット

手数料がかかる

1回でまとめて買うより複数回だと、手数料がその回数分加算されます。

安い時に大量に買うことができない

ドルコスト平均法では安いから大量に買おう!ということができません。自分で買い時を選びたい人には向きません。

短期で収益出したい人には向かない

低リスク・短期間で「一攫千金」というのはなかなか難しいです。大負けはありませんが、大勝ちもありません。

4. 初心者に優しい投資法

ドルコスト平均法は確かに初心者に非常におすすめできるリスク分散法ですが、時には勝負に出ることも大切です。

最初はドルコスト平均法で投資をして、値動きが読めるようになったら

自分で売り時・買い時を考えて投資する方が成功した時の対価は大きいです。

不動産投資信託も一口20~100万円でできるものもあります。そんな日が来るのを夢見て、まずは「ドルコスト平均法」で投資の世界に足を踏み入れてみませんか?
 

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