中古マンションの売却は、少しでも高く、なるべく早く終わらせたいという方が多いです。
売却する販売期間は非常に大切であり、結果的に売却価格にも関わっているポイント。
売却の期間が長引いてしまうことで、デメリットがあることも覚えておきましょう。
今回は中古マンション売却にかかる期間と、より早く売却する方法をご紹介します。
目次
中古マンション売却にかかる平均期間は8か月
中古マンションの売却は、購入者が見つかってもすぐに契約というわけにはいきません。
いろいろな手続きや審査が完了した上で売却完了となるため、平均売却期間は8か月とされています。
売却までに8か月必要になる理由も知っておくと良いでしょう。
中古マンションは売却までに時間がかかる
中古マンションを売却完了するまでは、いくつかの段階を通って引き渡しとなります。
- 不動産会社を選ぶ
- 不動産会社との媒介契約
- 不動産売却スタート
- 内覧
- 条件交渉等
- 購入者ローン審査
- 売買契約
- 決済、引き渡し
スムーズな流れだけで考えても8つの項目があります。
不動産会社を見つけるのも、購入者が見つかるのも、そんな簡単なことではないため、平均期間が8か月掛かるのも納得できるでしょう。
3か月以内に売却ができた場合は大成功
平均売却期間が8か月とされている中で、3か月以内で売却ができてしまうケースもあります。
価格や立地環境などさまざまなバランスが良く、購入者とのタイミングが合うとこのような急展開で売却が完了。
3か月以内で売却できた場合には、間違いなく大成功と言えるでしょう。
中古マンションの売却期間に影響するポイント
中古マンションの売却期間は、ただ長い短いだけでなく、売却全体に関わる重要なポイントです。
売却期間を意識しながら、実際の売却ができると良いでしょう。
中古マンションの人気度
人気があるマンションほど、早く売却ができるのが現実です。
いくら安くても、人気がなければスムーズには売れません。
人気物件の場合は、3か月程度で売却完了することも珍しくないでしょう。
中古マンションの売り出し価格
欲をかいて売り出し価格を相場より高めに設定してしまうと、売却期間が長くなるケースが多いです。
相場にあった価格設定を心掛けましょう。
中古マンションの売却時期
転居が多いと言われる年度の変わり目は、物件が動きやすい時期とされています。
主に年度の変わり目とされる3月や9月に向けて、売却時期を意識すると良いでしょう。
物件の内覧者への対応
物件の内覧者への対応は、とても大切なポイントです。
内覧に来る人は、部屋の条件や雰囲気はもちろん、入居者の様子も見ています。
購入者の立場になれば、良さそうな人柄の方から購入したいものです。
内覧日時はなるべく希望に合わせるようにして、早めに内覧に来てもらえるようにしましょう。
中古マンション周辺の相場
周辺物件の売却が多くなると、ライバルが増えるということなので、必然的に売りづらくなってきます。
同じエリアで、似た条件の物件が出てくると、どこかそれに勝るアピールが必要です。
なるべく不要な値下げをしないように、工夫することがポイント。
周辺物件の相場や反響を意識しながら、売却することがおすすめです。
マンションの売却期間が長引いてしまうことによるデメリット
マンションの売却期間が長くなることは、デメリットの方が多くなりやすいです。
いつまでも売れないということになり兼ねないため、気を付けるようにしましょう。
売れ残り物件のイメージが定着してしまう
売却期間が長いということは、物件を探している方からすると、売れ残っているという印象になります。
「何か売れ残る理由があるのか」「あまり良くない物件なのか」といったイメージがついてしまうため、相場に合った価格だとしても買い手が付きにくいです。
不動産仲介業者の中で売却に対する優先順位が低下する
不動産仲介業者としても、新しい物件を紹介したくなるのが自然です。
売却期間が長くなると、古い情報となってしまい、売却物件を紹介する優先順位が下がってしまいます。
平均期間よりも早く中古マンションを売却する方法
マンションの売却を平均期間より早く売却するには、いくつかのポイントに気を付ける必要があります。
早く売却できる方法を覚えて、売却を成功させましょう。
中古マンションの査定を複数の仲介会社に依頼する
最初の不動産仲介会社への査定を、複数依頼するようにしましょう。
査定価格を比べるという意味もありますが、信頼できる不動産会社を見つけることの意味が大きいです。
物件の魅力だけでなく、不動産会社の力によっても売却までの期間が影響してきます。
中古マンション市場の相場に沿った価格設定を行う
物件を探している方も、インターネットで簡単に売り出し物件を見ることができるため、価格も比較されます。
相場に合った価格設定をすることで、購入者の反響も早く出やすいでしょう。
売却物件の内覧依頼には柔軟に対応する
内覧の希望が入ったら、なるべく先方の都合に合わせるようにしましょう。
内覧を少しでも早くしてもらうことで、購入率は上がります。
一週間先延ばしにしてしまうと、内覧希望者も他の物件と比較する時間が増えてしまうため、柔軟な対応がおすすめです。
中古マンションのリフォームを行う
築年数があまりにも古いことや、内装の劣化が激しい場合には、リフォームすることも早く売却する手段のひとつです。
但し、リフォームは費用が掛かることなので、慎重に検討するようにしましょう。
中古マンションの売却がしやすい時期を狙う
中古マンションが売却しやすい時期とは、仕事の都合や新しい新生活で、住む環境を変える人が多い時期となります。
主に3月や9月などの年度末シーズンが売りやすい時期とされているため、その時期を見越して計画できると良いでしょう。
売却までのスケジュール計画を立てる
早く売却するためには、スケジュール計画を立てておくことが大切です。
特に売却スタートからの計画は重要で、ある程度の期間を決めて、価格の調整や不動産会社の見直しをすることをおすすめ。
ズルズル続けると、売却期間だけが長くなりがちになります。
中古マンションの売却の際に知っておきたいポイント
売却期間の大切さを解説してきましたが、その期間に関連して知っておきたいポイントがいくつかあります。
中古マンションの売却期間を気にすることは意味がない
中古マンションの平均売却期間は、おおよそ8か月程度とされていますが、気にし過ぎることはあまり意味がありません。
売却を急いでいない方や、先を見越して価格優先にする場合には、一概に期間を捕らわれる必要はないでしょう。
優先項目次第で売却期間は変化する
中古マンションを売却する際に、いくつかの希望があると思いますが、その中でも優先順位を決めて売却をスタートすることが大切です。
・売却を急いでいる場合には、価格は少し下げる。
・価格重視の場合には価格を希望通りにして、売却期間が長くなっても影響のないようにしておく。
このようにどこを重視するかによって、売却期間に変化が表れます。
但しいつまでも価格にこだわると、築年数にも関わってくるケースがあるので、バランスに注意して考えましょう。
中古マンションのローン残債に注意する
中古マンションの売却の最後には、住宅ローンの残債を完済しなくてはいけません。
売却価格で完済できない場合には、足りない分を現金で用意する必要があります。
売却にかかる手数料等の計算ができておらず、最終的に足りなくなってしまったということにならないよう注意しましょう。
中古マンションの売却期間は条件によって大きく変化する
中古マンションの売却で大切な期間は、条件設定によって大きく変わってきます。
売却期間が長くなり過ぎることは、デメリットも多くあるので注意が必要。
ある程度の売却計画を立て、価格調整や不動産会社の見直すタイミングを作ると良いです。
不要な値引き等をしないためにも、スムーズな売却を心掛けましょう。
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