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不動産投資に宅建は必要? 取得するメリット・デメリットを解説

不動産に関連する資格は沢山ありますが、その中でも最も有名なものが「宅地建物取引士(宅建)」。

不動産投資に興味がある多くの方が、『宅建を取る必要があるのか?』と疑問をお持ちではないでしょうか。

ここでは、不動産投資をするに当たっての宅建の必要性、資格取得のメリット・デメリットについて解説。

私は宅建士・不動産鑑定士を保有し、金融機関で不動産投資業務に従事しておりますので、実務的な観点からも言及していきます。

1. 不動産投資に宅建の資格は必要?

不動産投資に宅建の資格は必要?

結論から言うと、不動産投資家として活動するために、宅建の資格を取得する必要はありません。

持っていて損はないものの、なくても特に困らない資格という印象があります。

不動産投資において宅建の取得は「義務ではない」

まず、宅建の資格を持っていなくても不動産投資はできます。

法的な制限もありません。

確かに、何の知識もないまま不動産投資を始めるのは危険と言わざるを得ませんが、宅建の知識が不動産投資にすべて活きるかというと、そうではありません。

なぜなら、宅建は「不動産取引の仲介者」の資格であり、「不動産投資家」の資格ではないからです。

宅建士の仕事内容

宅建士とは、簡単に言えば不動産会社の仲介マンです。

宅建士の主な役割は、土地や建物を売買・賃貸する仲介の際、お客様が不当な契約を結んでしまわないよう、重要事項説明書(物件の状態や法規制などの説明書)を作成し、説明すること。

そのため、宅建士は『今・現在』の不動産の状態を正確に把握し、それを適切に伝えるスキルが求められるということになります。

宅建士と不動産投資家に求められるスキルは違う

一方、不動産投資家に求められるものはどのようなスキルでしょうか。

不動産投資家は、投資する物件が『これから・将来』どのくらいの賃料を稼いでくれて、最終的にどれくらいの価格で売れるかを考えて不動産に投資をします。

そのため、不動産投資家は将来稼いでくれそうな物件を見つける「目利き力」と、

その不動産でしっかりと稼いでいく「シナリオ構成力」がスキルとして求められるということになります。

つまり、宅建士はより『今・現在』の不動産がどのような状態であるか、という点にフォーカスされた仕事内容であり、『これから・将来』の不動産をどう見て行くかが重要な不動産投資家とは、求められるスキルも異なってくるのです。

2. 不動産投資家が宅建を取得するメリット・デメリット

不動産投資家が宅建を取得するメリット・デメリット

宅建士と不動産投資家がそれぞれ異なるスキルが求められることは、お分かり頂けたことでしょう。

その上で、不動産投資家が宅建を取得するメリット・デメリットは何か、解説していきます。

メリット

①不動産取引に関する知識が得られる

宅建を取得する大きなメリットの1つは、「専門知識が獲得できること」。

不動産投資において、最も重要といっても過言ではない物件の「目利き」には、不動産に関する知識が必要不可欠です。

宅建の資格試験以外にも知識を得る方法は多数ありますが、宅建の資格取得は不動産の専門知識を習得するいい機会となるでしょう。

②トラブルを回避できる

宅建の資格試験では主に不動産取引関係の法的な知識を学びます。

法律周りの知識があれば、不備のある物件を掴まされたり、不利な契約条件を強いられることを回避できるようになるでしょう。

また、宅建士の資格を保有していれば、不動産会社からは「不動産の専門的な知識がある人」と思われるため、条件交渉における発言力もその分強くなります。

デメリット

①試験の難易度が高い

宅建の資格試験の合格率は、約15~17%と簡単な試験ではありません。

試験は50点満点で、35点前後、約70%以上の正答率が合格ライン。

宅建の資格試験は出題範囲も広く、宅建業法・民法・行政法規・税制度など、多岐に亘る知識が問われます。

普段から不動産の業務に従事している人は良いですが、そうでない人は分かり辛い専門用語が多数出てくるので、それなりの覚悟を持って勉強する必要があります。

②取得までに時間が掛かる

宅建の資格試験合格にかかる時間は「200~300時間」で期間に直すと大体4~6ヶ月くらいと言われています。

私含め周りの合格者の人達も、それくらいの勉強時間を確保している印象です。

なお、宅建の資格試験は年1回なので、仮に落ちてしまうと更に1年必要となってしまう点も注意。

3. 不動産投資をしながらでも!宅建に合格する方法

不動産投資をしながらでも!宅建に合格する方法

宅建の資格試験は過去問が多く出題されるので、宅建を受験される場合には、よく出題される範囲に絞って過去問を繰り返し学習して行くという方法が良いでしょう。

そのため、独学のハードルが高く資格の予備校に通われる方もいますが、予備校代は大体8~15万円程度掛かります。

必要な勉強時間・コストを考えると、不動産投資実務に関する勉強に費やしたほうがスキルアップとしては効率的。

4. 不動産投資で宅建は持って損はないが、必須ではない!

宅建は、不動産投資をする上で持っていて損することはないものの、必須の資格ではありません。

更に言うと、頑張って勉強してまで取得するメリットはあまりないと思います。

不動産投資の実務上、自分で重要事項説明書を作ることはありませんし、宅建士の方が説明してくれる事項をきちんと理解できれば、知識レベルとしては十分です。

不動産投資家としては、資格の取得よりも、多くの物件に触れたり不動産投資の戦略を勉強したりするほうが、効率的にスキルアップをしていくことができます。

宅建の取得は、不動産投資が軌道に乗り、「さらに一歩知識を付けていきたいな」と思った際に考え始めるくらいで良いと思います。

 

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2017.08.06

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