アベノミクスの政策では、「3本の矢」というコトバが使われます。
3本すべての意味を知っている人は以外に少ないかもしれません。
しかし、そのうちの1本が「金融緩和」だということは多くの人がご存知でしょう。
その金融緩和による低金利政策が不動産投資に大きな影響を与えているのです。
アベノミクスによる景気対策のお陰で、現在の不動産市場の景気が良好さを維持しているといっても過言ではないかもしれません。
今回は、アベノミクスが不動産投資に与える影響について解説します。
合わせて、現在の不動産投資が好調な理由についても紹介しましょう。
景気の現状を把握しておくことは、不動産投資家にとって必ず役に立つので参考にしてください。
目次
1. そもそもアベノミクスって何?
アベノミクスが不動産投資に影響を与えているといわれています。
ところで、そもそもアベノミクスとは、どのような経済対策を指すのでしょうか?内容を明確に説明できる人は少ないでしょう。
アベノミクスの利点
アベノミクスとは、3本の矢といわれる「大胆な金融政策」「機動的な財政政策」「民間投資を喚起する成長戦略」による経済政策のことです。
なかでも、日銀の協力のもと実施された金融緩和による低金利政策の効果がアベノミクスの柱といえます。
アベノミクスの利点としては、円安の誘導・株価の上昇・GDPの拡大・失業率の低下・企業倒産件数の減少などが挙げられ、デフレ脱却へ向けた景気の上昇が見られました。
つまり、金融緩和により財布の紐を緩くして、お金が動くようにしたのです。
不景気になるとお金が動かなくなるので、企業が儲からず社員の給料も上りません。
しかし、お金を使えば企業は儲かります。
企業が儲かれば社員の給料が上り、景気が良くなるという効果が生まれるのです。
2. アベノミクスが不動産投資に与えている影響について
アベノミクスの金融緩和政策により、金融機関は方針の転換を迫られます。
なぜなら、低金利により、これまでのような法人融資では収益をあげ難くなったからです。
そこで、個人向けの不動産購入について融資の枠を拡げることになりました。
したがって、金融機関の審査が緩くなり、かつ低金利の今こそが不動産購入のチャンスだといわれるのです。
また、円安のために割安といえる日本の不動産を外国人投資家が購入するので地価が上昇するというメリットもあります。
3. 今後のアベノミクスによる不動産投資の見通しについて
不動産投資をスタートするのであれば、今後の見通しを知ることは欠かせません。
なぜなら、不動産投資とは長期に渡った運用になるからです。
そこで、アベノミクスによる不動産投資の今後について検証してみましょう。
企業のオフィス市場の状況について
アベノミクス実施後、輸出系企業などの企業収益が過去最高を記録するなど景気は回復し、その後も好調を維持しています。
オフィス市場の動向についても同じように売買価格や賃料は上昇を続けるでしょう。
アベノミクスによる継続的な金融緩和により企業の設備投資に対する意識も向上しています。オフィス市場に対する投資は今後も穏やかに上昇する見込みです。
ホテルや物流施設等の需要が上がっている
外国人観光客の宿泊やメディアを賑やかせた「爆買い」などにより、ホテルや物流施設の需要は大幅に増えています。
ホテル資産などの取引件数は、東京オリンピック開催による需要も見込まれるため、投資需要は引き続き上昇するでしょう。
物流施設についても、商業施設ほどではないにしてもインターネット通販などを中心に、今後も期待できます。
今後は金融緩和終了の見極めが大事になってくる
スルガ銀行の投資用シェアハウス向け不正融資問題の発覚により、投資向けの融資がメディアの注目を浴びるようになりました。
その影響を受け審査に慎重になる金融機関もあるかもしれません。
とはいえ、現在も依然として低金利の状況が続いています。
したがって、現状は投資家にとっては好機といえるでしょう。
しかし、アベノミクスによる景気の勢いにも陰りが見えてきています。
金融緩和がいつ終了するかという見極めが、不動産投資を含む投資市場のカギとなってくるでしょう。
4. 不動産投資を始めるなら今がおすすめの理由とは?
近年「一般のサラリーマン」と「不動産投資」との距離がかなり近づいているといえます。
もはや、不動産投資は一部のお金持ちの商売ではないのです。
現在は、不動産投資がブームになっているとまでいわれているほど。
では、その人気の秘密は何なのでしょうか?
今不動産投資がおすすめの理由とは?
不動産投資を始めるのであれば、今がチャンスだとされるのには理由があります。
ポイントは、地価の上昇と円安の影響です。
地価が上昇傾向にある
アベノミクスにより日本の経済は堅調に推移しています。不動産市場も好調です。
これにはおそらく円安による外国人投資家による国内不動産に対する強い関心が影響しているのでしょう。
また、外国人観光客の大幅な増加により商業施設を中心に地価の上昇も見られます。
不動産投資では、「将来的に市場が値上がり傾向にあるときが買い」だとされています。
家賃収益を得るインカムゲインだけではなく、売却益を得るキャピタルゲインも考えられるでしょう。
しかし、地価のピーク時に購入すると後は値が下がるだけなので注意が必要です。
円安の影響により不動産投資が好調になっている
アベノミクスの軸となる円安により「外資を入れる」という考え方が功を奏したといえます。
外国人旅行者の購入意欲は、不動産投資にまで影響を与えるようになりました。
円安を追い風に外国人投資家が日本の不動産に投資するようになったのです。
若干、速度を落としたように見られるアベノミクスですが、2023年に開催される東京オリンピックの開催が決定したことで息を吹き返すかもしれません。
まだまだ、円安による好調が維持されるでしょう。
5. 不動産投資は低金利の今がおすすめ!
一般的に不動産投資を実行するためには金融機関の融資を受けなければならないでしょう。
現在のアベノミクスによる金融緩和政策は、投資家にとって追い風になっています。
金融機関が融資に積極的になっている今が投資するチャンスといえるのです。
不動産投資では、疑問や不安をそのままにしておくことは禁物です。
積極的にプロのアドバイスを受けて解決しましょう。
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