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マンション投資で失敗する人の割合と定義を解説!|他の投資との比較検証!

不動産投資をする目的は、人それぞれでしょう。

  • 「家賃収入で生活をしていきたい」
  • 「副業としての安定収入」
  • 「毎月のキャッシュフローがプラスであり続けること」
  • 「毎月のキャッシュフローは赤字でも将来の年金代わりになれば良い」

などなど…。

つまり、それぞれの人が考える「目的」が達成できなければ、その不動産投資は失敗ということになります。

先人が失敗した理由について考えることは、自身が同じ過ちをおかさないという意味でも必要な作業と言えるのです。

そこで、今回はマンション投資で失敗する人の割合と失敗する人に共通する理由について考えてみましょう。

なぜなら、不動産投資では失敗から学ぶことが成功のポイントと言えるからです。

目次

1. マンション投資で失敗する人の割合

マンション投資で失敗する人の割合

マンション投資で失敗する人の割合とは、どのように判断すればよいのでしょうか?

成功や失敗は、投資家それぞれの目標に応じて異なるはずです。

そもそもマンション投資の失敗の定義とは?

マンション投資とは、家賃収入を得るというシンプルなものであり、入居率が高ければより収入は増え、空室率が高いと元手を回収できなくなります。

その前提で投資を行う人がどのような「理想」を持って投資をするかによって、成功と失敗に別れてしまうのです。

投資に失敗する人というのは、言い換えればその投資を通じて自身が理想とする目的を果たせなかった人のこと。

例えば投資で節税対策に効果がでたとしても、不労所得で暮らしたいと考えている人にとっては物足りない収入となるため、その投資は失敗になります。

定義別でみた成功率の割合

不動産投資で成功する確率を数値化することは難しいでしょう。

なぜなら、成功とは目指す目的や理想により異なるからです。

そこで、定義別の一般的な成功率を紹介しますので参考にしてください。

定義 成功率
家賃収入のみで生活ができる 10%以下
毎月のキャッシュフローがプラスになる 30%以下
副業として収入を得たい 50%以上
毎月のキャッシュフローはマイナスでも節税効果などを期待する 70%以上

投資する目的によって失敗の割合は変わってくる

それぞれの投資家が目指す目的に応じて、不動産投資の失敗割合は大きく異なります。

また、たくさんの利益を得たいと思う人ほど、成功率が下がる傾向です。

不動産投資を「おいしい不労所得」と考えるのは誤りで、賃貸事業の経営者として、それなりの時間とコストをかけて、不動産の知識を増やさなくてはなりません。

そうなって初めて、自身の目的にかなう物件選びができるようになります。

投資を行う上では目的意識をハッキリさせることがポイントです。

不動産以外での投資の成功率を比較

不動産投資の成功率を把握するためには、不動産以外の投資成功率を確認し比較する必要があるでしょう。

株投資の成功率の割合

株式投資とは、企業が発行する株券を売買して売却益を得たり、配当金を得たりする投資手法です。

成功率は、個人投資家で10%程度でしょう。

80%の投資家は損失を受けると言われます。

さらに、長期的に見ると90%を超える人が損失を受けているようです。

投資信託の成功率の割合

投資信託とは、運用会社が投資家から資金を集め、株式や債券を投資・運用することで収益を投資家へ分配する仕組みです。

投資に対する専門知識は必要ありません。

しかし、元本保証がないので失敗しないためには長期的な運用が必要になるでしょう。

金融庁の金融レポートでは、運用5年であれば70%程度の収益率がプラスになり、運用20年であればすべての人がプラスになるとされています。

FXの成功率の割合

FXは為替の値動きにより利益を得る仕組みです。

1年間で収支をプラスにできる投資家は20%程度ですが、

5年間続けてプラスにできる投資家は1%程度に過ぎないと言われています。

なぜなら、FXは値動きが激しく市場の動きから目が離せません。したがって、体力的にも長く続けることが難しいのでしょう。

不動産投資とその他の投資との違いとは?

不動産投資は投資対象の物件の資産性が高いため、投資に失敗したとしても物件を売却することで損失を補填することができます。

また、家賃収入という安定収入を得ることも可能です。

株式やFXのような投資は市場の売買価格により利益を得るため投資家自身がコントロールすることが難しいでしょう。

しかし、不動産投資では毎月の家賃収入により利益を得るため、投資家自身でコントロールすることができるのです。

2. マンション投資が他の投資に比べて失敗しにくい理由とは?

マンション投資が他の投資に比べて失敗しにくい理由とは?

マンション投資は他の投資に比べて失敗しにくいと言われています。 その理由を紹介しましょう。

目に見えない投資商品を購入するのでは資産を購入する

株式やFXとは異なり、マンション投資ではマンションという実物資産を購入します。

不動産は資産価値が高いので、万が一投資に失敗しても、物件を売却することで損失を補うことができます。

衣食住の需要は無くなることがない

景気が悪くなっても衣食住の需要がなくなることはないでしょう。人が生きるうえで衣食住は欠かせないからです。

不動産投資では「住」の部分を投資対象にしているので、 比較的安心できる投資だと言えます。

価格の変動が比較的ゆっくり

不動産取引を頻繁に行うためには宅建業の免許が必要なので、一般的に短期取引は難しいとされています。

したがって、不動産市場の価格の変動は比較的ゆっくりしたものになるのです。

価格変動のテンポの遅さが投資としての安定性につながるのでしょう。

3. マンション投資で失敗してしまう人の9個の特徴

マンション投資で失敗する人には、一定の特徴があると言われます。

投資では、予め失敗の要因を把握しておくことが大切です。

そこで、失敗しやすい人の9個の特徴を紹介しましょう。

①物件の価値を見極める十分な知識を持っていない

良い物件を購入できる人というのは、その物件の良し悪しを判断するのに、いくつもの指標を自身で持っています。

例えば、立地条件やそのエリアの将来性など、物件を購入するにあたっては、それなりの知識が必要になることを覚えておいてください。

②不動産会社に勧められるがまま物件を選んだ

物件の価値を見極められない人は、不動産会社が売りたいと思う物件を、何の判断基準も持たずに購入するケースがあります。

不動産会社はその会社なりの都合があって物件を売っているので、その内容をしっかりと把握できないと失敗は目に見えているでしょう。

③物件価値が高騰している時期での購入

好条件が重なり、物件の価値が高騰しているときの購入は注意が必要です。

この先もその価値が目減りせずに持続してくれるなら良いかもしれません。

しかし、伸びのピークを迎えているのであれば、その先には落ち込みが待っているでしょう。

④物件購入後のメンテナンスの不備

物件を手に入れることが目的化してしまっている人は、その後の物件を維持するためのメンテナンスにかかる費用を見落としがちです。

物件の価値を落とさずに魅力を保つためには、メンテナンスに一定の費用をかけなければなりません。

⑤節税対策を目的に投資を始める

失敗する特徴として、不動産投資を「節税対策」として考え、低利回りの物件を購入する人がいます。

しかし、収益を得るためには 低利回りの物件が適しているとは言えません。

不動産投資で多くの利益を上げるためには、投資物件を買い進める必要があります。

しかし、最初に低利回りの物件を購入すると、その後の金融機関からの融資が厳しくなるケースが少なくないでしょう。

⑥ブランドと立地のみを重視して物件を購入する

物件を選択する地域のブランド性や立地は大切です。

しかし、条件にこだわりすぎて資産性は高くても低利回りの物件を購入するケースがあります。

不動産投資では、高利回りの物件が運用をスムーズにするポイント。

ブランド性や立地も大切ですが、 利回りについても一定のラインを崩してはいけません。

⑦利回りだけを重視して物件を購入する

不動産投資では利回りの高さが購入のポイントでしょう。

ところが、利回りの高さが全てではありません。

なぜなら、 いかに利回りが高くても賃貸需要が少なければ意味がないからです。

一般的に物件価格が安ければ利回りは高くなります。

しかし、価格が安いということは物件自体の魅力に欠けるからかもしれません。

「安かろう、悪かろう」ではいけないのです。

⑧一部の地域でしか物件を探していない

物件を選択する範囲が狭いと優良な物件に巡り合うことは難しいでしょう。

一部の地域でしか物件を探していない人は不本意な物件で投資せざるを得ません。

なお、物件の選択エリアを広くするためには情報の収集も大切です。

⑨物件を購入すれば自然に儲けられると思っている

不動産投資とは賃貸物件を経営する「ビジネス」です。

ビジネスである以上、戦略としての賃貸経営が必要になります。

不動産投資は物件を購入すれば自然に設けられるような単純な投資ではありません。

物件購入を不動産投資のゴールと捉えるようでは、成功することは難しいでしょう。

いかにリスクを管理していくかと言う購入後の運用もポイントになるのです。

4. マンション投資の失敗を防いで成功へ導く8個の方法

マンション投資の失敗を防いで成功へ導く8個の方法

マンション投資で成功するコツは、予め失敗を想定して対策を講じておくことです。

そこで、マンション投資を成功へ導く8個の方法を紹介しましょう。

①マンション投資用の物件選びは慎重に行う|資産価値がある物件を探す

マンション投資では、選んだ物件の良し悪しが成功を左右すると言っても過言ではありません。

したがって、物件選びは慎重に行う必要があります。

資産価値が下がりにくい賃貸需要の高い都市部の物件がおすすめ。

都市の機能性を向上させるため対象地域の動向を示す 「立地適正化計画」を国土交通省のホームページで閲覧してエリアのイメージを参考にすることもできます。

②自己資金をなるべく多く用意する|借入金の割合を調整して利率を低くする

捻出できる資金をなるべく多く確保しておくことが良い物件を手に入れるための条件です。

自己資金が足りないばかりに少し妥協して価格の安い物件を手に入れたとしましょう。

結果として、当初想定していたような家賃収入が得られず、資産形成の最初の段階でつまずくことになりかねません。

物件を購入し、その後のランニングコストまで含めて、十分な資金を用意するように心がけましょう。

③不動産関係者との関係を作る

不動産会社を通じて物件を入手するわけですから、不動産関係者と良い関係を作り上げることも大切です。

会社によって扱う物件もさまざまですし、なかには不良物件を売りさばきたいと考えている企業も存在するのが実状でしょう。

したがって、自身が欲しいと感じる物件を多数取り扱っている不動産会社のなかから信頼できる会社を選び出す作業が欠かせません。

④優良な物件で管理会社と契約する

物件の価値を維持するためには、ある程度メンテナンスに費用を割く必要があります。

入居する人は誰しも快適な環境で暮らしたいと思っているに違いありません。

居住する人のニーズを満たすことができなければ、退去者が増えることにつながります。

したがって、物件の管理を任せることになる管理会社選びも大切です。

自身が信頼できる会社を見つけることに注力してください。

⑤不動産の情報は人任せにせず自分で調べる

不動産会社から提供された情報を鵜呑みにするのではいけません。

相場などについては、少なくとも複数の会社からの情報提供を受けることにより比較してください。

賃貸マンションのオーナーは賃貸事業の経営者です。

経営者にとって情報収集力は欠かせません。

⑥不動産投資に詳しい人から学ぶ

不動産投資では、成功者の行動パターンを真似るということも大切でしょう。

成功するためのポイントを効果的かつ効率的に身につけることができるからです。

不動産投資セミナーなどに積極的に参加してください。

投資家とのつながりを持つことが成功への近道になります。

⑦資金の管理を徹底的におこなう

不動産投資にキャッシュフローの考え方は欠かせません。

お金の出入りを徹底的に管理する必要があります。

特に支出には注意してください。

物件代金やローンの返済額だけではなく、固定資産税やメンテナンス費用なども含めて把握しておかなければなりません。

⑧入居者目線で物件を探す

物件選びは入居者の目線に立って判断する必要があります。

物件が所在するエリアの賃貸需要を考え、どのような入居者の需要があるのかを確認するのです。

そして、入居者の目線で希望を満たす物件かどうかを見極めてください。

5. マンション投資で成功する人と失敗する人の違いとは?

マンション投資で成功する人と失敗する人の違いとは?

マンション投資で成功する人と失敗する人との違いは、不動産投資の基本的なルールを押さえているかどうかに尽きるでしょう。

物件選びは仲介業者に任せ、運用は管理会社に任せるという単純な考え方ではいけません。

マンション経営を賃貸事業と捉え、経営者としての最低限の知識を身につけておく必要があるのです。

6. マンション投資で成功するには必要な知識を身につけ、情報収集が大事になる

マンション投資で成功するためには、失敗する要件を把握し、予め対策を講じることができる知識を身につけておく必要があります。

そのためには、日頃からの情報収集がポイントになるでしょう。

マンション投資をお考えの方は、まず疑問や不安などをMIRAIMOの無料オンライン相談でお気軽に相談ください。

不動産投資では、プロのアドバイスを参考に運用を進めることが効果的かつ効率的な方法と言えます。

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