不動産投資を検討している人のなかで、どの仲介業者に任せればよいのかを悩んでいる人はいませんか?
不動産投資の場合、物件の売買を繰り返すこともあるので、信頼できるパートナーでなければならないという意識が強いでしょう。
確かに、不動産売買を成功させるポイントは仲介会社の選択にあるといわれています。
特に専門知識の少ない不動産投資初心者にとっては、ほとんど丸投げに近い状態になるため、パートナーである不動産業者が信頼できなければ話になりません。
実は、不動産投資で成功するカギは、優良なパートナーに出会えるかどうかだといっても過言ではないのです。
そんな不動産投資の成功のカギを握る、信頼できる仲介業者を見極めるためのポイントを説明します。
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目次
1. はじめに|不動産投資における仲介業者の役目とは
仲介業者とは、売主と買主を結びつける役目を持ちます。
不動産取引は、高額なお金が動く取引であり、法的な知識や専門知識も必要になります。
したがって、簡単に素人同士で行なえるような取引ではありません。そこで、不動産のプロに任せることになるのです。
具体的には、契約相手の紹介や交渉、その他にも、契約成立までの書類の作成など、さまざまなサービスを担当してくれます。
また、顧客から直接依頼を受けて売主を担当する仲介業者を「元付」、不動産売買に応じる顧客探しを担当する仲介業者を「客付」といいます。
【用語】片手取引・両手取引
仲介する取引には、「片手取引」と「両手取引」があります。
片手取引とは、1つの仲介業者が売主か買主のどちらか片方とだけ仲介契約を結ぶ取引であり、両手取引とは、1つの仲介業者が売主と買主の両方と仲介契約を結ぶ取引です。
仲介業者は、仲介により売買契約が成立すると仲介手数料を受け取ることができるので、片手取引よりも両手取引のほうがメリットは大きいのです。
したがって、手数料が多くなるため、まずは両手取引を目指す仲介業者が多いといえます。
2. 仲介業者を利用するメリット・デメリット
不動産取引は、売るときも買うときも仲介業者を利用するのが一般的です。
もちろん仲介業者に任せるメリットがあるから利用するのですがデメリットもあります。
そこで、仲介業者に依頼するメリットとデメリットをご紹介しましょう。
メリット|煩雑で専門的な手続きを任せられる
不動産を売買するには、宅地建物取引業法をはじめ、さまざまな法律知識が必要です。
たとえば、登記などの売買による権利関係の異動や複雑な手続きを適法に行うためには、専門知識がないと難しいでしょう。
仲介業者に任せておけば、契約相手や周辺住民とのトラブルが生じたようなときも安心です。
不動産取引は、たくさんのお金が動くので、さまざまなトラブルの発生が考えられます。プロに任せるのが無難だといえるのです。
デメリット|仲介手数料が発生する
仲介を依頼すると、仲介業者に対して仲介手数料を支払わなければなりません。
仲介手数料は法的には「媒介報酬」といわれ、その取引における上限が定められています。
不動産を売買するときの参考までに計算の仕方をご紹介しましょう。
仲介料金の目安
媒介報酬は、法律により上限が定められています。
物件の売買代金の額に応じて計算された額を超えて請求することはできません。
媒介報酬の上限額
売買代金 | 媒介報酬の上限 |
200万円以下の場合 | 売却代金×5%(消費税を加算) |
200万円超400万円以下の場合 | 売却代金×4%+2万円(消費税を加算) |
400万円超の場合 | 売却代金×3%+6万円(消費税を加算) |
たとえば、物件価格3,000万円で売買契約が成立したとすると「3,000万円×3%+6万円=96万円」に消費税を加算した額が仲介業者が受け取ることのできる報酬の上限です。
この計算は、売主・買主のどちらにも該当します
したがって、片手取引だと「96万円」に消費税を加算した額を受け取ることができ、両手取引だと「96万円×2=192万円」に消費税を加算した額を受け取ることができるのです。
3. 仲介業者はどう見つける?
不動産売買を成功させるためには、仲介業者の良し悪しが大きく影響するといわれます。
しかし、優良な仲介業者を探し出す方法があるのでしょうか?
インターネットで検索する
仲介業者探しには、インターネットという便利な媒体を利用するのが効果的です。
結論からいうと、仲介業者との取引実績がなければ、複数の仲介業者に連絡して感触をつかむことがコツです。
一般的にメールよりも電話のほうが早く対応してもらえます。
資料請求などで、仲介業者との関係を作っていきましょう。
ここでポイントになるのが、対応の早い仲介業者を選ぶということです。
仲介業者にも実績のある得意な物件や得意でない物件があるので、対応の早さなどで見極めてください。
地元の不動産会社を探す
企業規模の大きな仲介業者が、必ずしも売買に精通している仲介業者だとは限らないのです。
地元の不動産のほうが現地情報に詳しく、フットワークも良い場合が少なくありません。
自宅から近ければ、頻繁に足を運ぶこともできるでしょう。
仲介業者も関係性が深まれば、インターネットなどに掲載されていない地元の不動産会社だけが知っている情報を紹介してくれる可能性もあります。
4. 信頼できる仲介業者を見分ける6つのポイント
仲介業者に依頼する前に押さえておきたい情報をご紹介しましょう。
仲介を依頼するには信頼がカギになります。信頼できる仲介業者かどうかを見極める6つのポイントです。
①会社の規模|資本金・従業員数
やはり、企業規模の大きな仲介業者の方が豊富な物件情報を持っているでしょう。
たくさんの物件を抱えている仲介業者であれば選択肢が拡がります。
インターネットでアクセスしたときに資本金や従業員数から判断できます。
②実績が豊富
実績が豊富ということは、ノウハウの積み重ねがあるということです。
不動産取引でポイントになるのは実績になります。売り方、買い方の「コツ」を心得ている仲介業者であれば信頼に応えてくれる可能性が高まるのです。
③取り扱っている物件の数
仲介業者には、物件により得手不得手があります。
同じ賃貸物件でも、アパートや賃貸マンションなどの違いにより得意な物件が異なることがあるのです。
取扱件数の多い物件であれば、売買のルートが確立されているケースがあり有利に取引できるでしょう。
④自社サイトで情報を発信している
自社サイトを持ち情報を発信している仲介業者であれば、情報量において長けているケースが多いです。
取引を成功させるポイントは情報量によるといっても過言ではありません。
新鮮な情報を提供できる仲介業者が信頼できるパートナーといえるのです。
⑤担当者の対応が良い
問合せや質問に対して対応の遅い担当者は避けてください。
すぐに動かないのは、熱意や知識が欠けているからです。
「時は金なり」というように、対応に時間がかかる仲介業者では売買の成功は望めません。
フットワークが良く対応の早い担当者を選びましょう。
⑥物件の説明が丁寧
説明の丁寧さも選択のポイントです。
理解のできるコトバで丁寧に説明してくれる仲介業者を選んでください。
特に専門用語を多用するような担当者には注意しましょう。
なぜなら、理解できないコトバを使うのは、隠したいことがあるとも考えられるからです。
5. 不動産取引には仲介業者選びが重要!
不動産投資を成功させるためには、仲介業者の良し悪しが大きく影響します。
しかし、優良な仲介業者を探すことは、それほど簡単なことではありません。
さらに、売買する物件によっても選択すべき仲介業者は異なります。
自身にとって有益な仲介業者を選ぶためには、複数の仲介業者に連絡を取ってやりとりを繰り返すことで、善し悪しを判断する必要があります。
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