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福島市内で不動産投資をするならどこ?|利便性に優れた駅周辺がおすすめ【福島駅・南福島駅】

福島県の県庁所在地であり、福島県の中心地といえる福島市。

県内の北東部に位置する都市で、農業産出額が県内第一位であり、特に全国有数の収穫量を誇る桃や、市町村別日本一の生産数を誇る梨など、果樹の生産が盛んなことから「果物の王国」の異名を持ちます。

また、山形・宮城の2つの県と隣接しているため、その交通・立地条件の良さから他県との交流も盛んで、当然、県内では人の流れが多い場所になります。

今回は、そんな福島市で不動産投資を行う際に参考にしていただける情報をご紹介します。

1. 福島市の不動産投資情報

福島市での不動産投資において収集しておくべき基本データ、お勧めの理由などをお伝えします。

基本データ|人口・賃貸需要・利回り

福島市は福島県の中通り地方の最北部に位置し、西側の吾妻連峰、東側の武隈高原に囲まれた盆地の街です。

夏は暑く冬は寒い盆地特有の気候で、この寒暖差により果物などの農産物が美味しく成育します。

福島市は郡山市と並び県内の商業都市であり、総人口は約29万人、人口増減率は平成12年頃よりほぼ横ばい状態です。

賃貸需要の点では、空室率は首都圏と比較すると県内全体が高い数字になっています。

郡部は空室率の高い地域が目立ち、東白川郡は44.7%という数字が出ています。福島市は20.9%で県内では高い数字ではありません。

このことから賃貸需要がある地域と考えられるでしょう。

福島市での不動産投資をおすすめできるワケ3つ

では、福島市での不動産投資に有益と考えられる現状や、将来的な展望についてお伝えしましょう。

①住宅地|地価は堅調に推移

福島市の住宅地需要は堅調に続いていて、売却物件が少ないが需要が高いエリアでは一部分ではありますが、高値での取引も見受けられます。

一方で、福島県内で需要が弱いエリアでは、地価が下落している地域も増加しています。

今後は、需要が高いエリアの地価上昇は続くものの、上昇率は緩和傾向といわれています。

つまり、福島市の地価においては需要がある地域と需要が無い地域の差が明白であり、土地購入を検討する場合はエリアを絞りやすいともいえるでしょう。

②商業地|福島駅東口前の再開発

福島駅東口前で、再開発ビルの建設が2024年3月完成予定で計画されています。

コンベンション施設の入居も視野に入れているこのビルが建設されることで、人の流れがさらに加速していく期待が持てます。

③オリンピック特需による建設ラッシュ

比較的東京へのアクセスが容易な事もあり、県全体でオリンピックへ向けた建設ラッシュが始まっています。

これには、震災によって大半が倒壊したことで再建のための住居建設が求められているという背景もあります。

震災復興とオリンピック特需を兼ねて土地を購入することで国からの支援金が受けられるケースもあり、現在の福島県では土地を購入しやすい状況にあるといわれています。

2. 福島市はこんなところ|観光データ

福島市には美しい豊かな自然を満喫できる観光スポットが多数あり、飯坂温泉・土湯温泉などをはじめ、名湯も揃っています。

季節の新鮮な果物や地酒の美味しさにも定評がありあります。

東京からのアクセス

福島市は東京から北へ約260km、

車でのアクセス:東北自動車道経由(3時間24分)常磐自動車道経由(3時間43分)

高速バスでのアクセス:バスタ新宿~福島駅西口(夜間)4時間45分(昼間)約5時間で、片道2,000円~(八重洲口発、上野駅発、池袋サンシャインシティ発等有り)

新幹線でのアクセス:東北新幹線(1時間35分~)片道5,680円~

福島市の観光スポット3選

美しい自然や古くからの歴史ある名所など、福島市は見どころがいっぱいあります。

その中でも人気の高いスポットをご紹介します。

①磐梯吾妻スカイライン

磐梯吾妻スカイラインは、福島市の高湯温泉から土湯峠に続く山岳自動車道で、全長29km、標高1,350m。秋の美しい紅葉と、浄土平の湿原など迫力ある景色は圧巻で、ドライブコースとして人気があるスポットです。

以前は有料道路でしたが、2013年から無料開放されています。11月中旬から翌年4月上旬までは冬季通行止めになります。

②花見山公園

福島市の花見山公園は、養蚕を営んでいた阿部伊勢次郎氏が、1936年に自宅前に花木を植えたことから始まった公園です。

時を重ね美しい景観が完成され、1959年から一般公開されるようになりました。

お花見シーズンの春には梅や桜、花桃、モクレン、菜の花など数々の花々が咲き誇る素晴らしい風景を目当てに多くの観光客が訪れます。

③旧堀切邸

 

江戸時代から続いた豪農・豪商の旧家を修復して復元した福島市、飯坂温泉の観光スポットです。

広大な敷地面積は約1,230坪、建物は約84坪で、近代和風住宅の母屋、市指定文化財の十間蔵、ステージを備えた下蔵など、歴史を感じる建物を無料で見学できます。

また、源泉かけ流しの手湯・足湯が設えてあり、タオルも無料で貸し出しています。日本庭園を眺めながら足湯に浸かれば、旅の疲れが癒されます。

3. 福島市の賃貸データ|賃貸需要を知って投資に役立てる

次に、福島市の賃貸に関するデータを基に、賃貸需要についてお伝えします。

家賃相場

福島市内で、駅徒歩5分~10分、築5年までのマンションの家賃相場は下記表をご覧ください。

引用:SUUMO「福島市の賃貸マンション家賃相場情報より」

単身者向け人気エリア

福島駅近郊であれば、駅から少々離れた徒歩20分圏内であっても、単身者には便利な地域です。

飲食店も多く、コンビニエンスストア、スーパー、ドラッグストアなど、日常の生活には困らない生活環境です。

ファミリー向け人気エリア

岩代清水駅近郊エリアは、車で20分以内の圏内に、屋内で子供が遊べる施設が数カ所点在しスーパーもあります。

また南福島駅近郊はスーパー、ドラッグストア、ホームセンター、病院など生活環境が整っていて、ファミリー層には利便性の良いエリアです。

4. 福島市での不動産投資戦略と今後の展望

福島市内に不動産投資物件を購入する際、注意すべきポイントや、今後注目すべき点をみていきましょう。

福島市での不動産投資の注意ポイント

地方都市ではよくある傾向ですが、地価や賃貸ニーズにおいて地域や画地条件による差が大きい点に注意すべきでしょう。

エリアの見極めが重要|地価下落中の地域も増加

福島市の基準地価(坪単価)は、15万6,706円で、変動率は2.17%上昇しています。ちなみに、日本全国平均は13万6,821円となっています。

市内全域で上昇傾向にはあるものの、飯野町、松川町の一部、金谷川は地価が0.4%~0.65%ほど下落しています。

反対に上昇率の高いエリアは、栄町4.37%、本町4.27%、となっています。

ある意味、エリアによる差がわかりやすい地域ですので、しっかりと見極めていきましょう。また、実際に現地に足を運んで現状を把握する事も重要です。

参考サイト:㈱Land Price Japanホームページ「土地代データ」より

福島市で不動産投資をするなら|福島駅・南福島駅周辺

普段の生活を営む住居は、単身者でもファミリー層でも生活の利便性が不可欠になります。

特に地方都市では、「徒歩圏内で普段の買い物ができる」「子供が安全に遊べる場所がある」などの条件が整っていれば、入居者の需要を心配する必要はありません。

そのような観点から福島駅近郊、南福島駅近郊をおすすめします。

今後の福島市はどうなっていく?|東日本大震災から7年

東日本大震災から7年が経過し、福島県の復興の進捗状況は気になるところです。

特に、風評被害が深刻だった放射性物質汚染の問題について、記述しておきます。

震災復興も進行中|除染は平成30年3月に完了

福島市においては、面的除染が平成30年3月をもって終了しました。

実施数は、住宅/9万2,730戸、公共施設/1,514施設、道路/3,068km、農地/5,741ha、森林/1,529ha

引用:福島県庁ホームページより

現在、生活インフラの復旧はほぼ終了し、住まいの債権も概ね完了の見込みです。

今後の課題は、2023年までに地震・津波被災地域の復興を完遂するため、復興の加速化に取り組むという指針が出されています。

復興の進捗状況や詳しいデータについては、福島県庁「ふくしま復興ステーション」をご覧ください。

総合的な取り組み|福島市総合計画後期基本計画

福島市が目指す将来都市像や施策の方向性を、具体的に示した計画書が「福島市総合計画後期基本計画」です。

保険医療や福祉、子育て支援、高齢者対策、農工商業の振興、観光や文化の振興、環境問題など、あらゆる分野の実績や今後の取り組みが書かれています。

震災の復旧・復興状況、放射線対策、避難支援についても知ることができますので、目を通しておくと良いでしょう。

5. 福島市での不動産投資、将来的な動向を見据えて選択していこう

福島市で賃貸需要が多く、安定的な収益が見込まれるエリアは、福島駅や南福島駅など、商業が栄えている中心地になりますが、そのような地域でも今後注意すべき点もあります。

原発事故の後、帰還困難区域の住民に借り上げ住宅が提供されましたが、2023年3月には借り上げが終了する予定なのです。

そのため、都市部を中心に賃貸住宅の空室率が上昇するのではないか、という懸念もあります。

多くの賃貸物件が溢れている状況下では、他物件との差別化による「物件力」も必要になってくるでしょう。

さらに、震災からの復興状況や、オリンピック特需に関連する景気の動向など、先々さまざまな変化が考えられます。

将来を見据えた総合的な判断で、賢明な選択をしていきましょう。

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