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長野で不動産投資をするなら?|リニア整備効果はどこまで広がるか【長野・松本】

不動産投資をするにあたって、どこの都道府県にするかを考えた時、「長野県」にはどのようなイメージをお持ちでしょうか。

実は長野県では現在リニアに関する道路整備をはじめとした多様な政策が進んでおり、まさに「不動産投資にもってこい」な県といえます。

今回は、長野県で不動産投資をお考えのあなたに、その魅力や今後の展望を詳しくご紹介します。

1. 長野の不動産投資情報

まずは、長野県の不動産投資について、基本データやエリアごとの特性を見ていきましょう。

基本データ|人口・利回り

長野県の人口増減は-0.8%。どの地域にも言えることですが、人口減少が進んでいます。

想定利回りは、すべての物件で15.2%、区分マンションで16.7%、一棟アパートで12.7%、一棟マンション15.1%です。

認定NPO法人「ふるさと回帰支援センター」が公開している「移住希望地域ランキング」では2017年に長野は1位と移住先に選ぶ人も多いようです。

長野での不動産投資をおすすめできるワケ4つ

冒頭でもお伝えした通り、長野県で不動産投資をすることにはさまざまなメリットがあります。

それでは、長野県での不動産投資をおすすめする理由を4つに分けて解説していきます。

①長野市エリア|マンション市場が堅調

まず、長野駅東口に近い住宅地では、「長野駅周辺第二土地区画整理事業」が進められており、地価は上昇傾向にあります。

さらに街路整備が進んでいるため、今後は住宅の建築も増えると予想されています。

中でも長野市エリアにおけるマンション市場は堅調で、立地条件に優れた「マンション用地の取引」は増加傾向にあるといえるでしょう。

②松本市エリア|中心部と近郊は需要あり

次に松本市エリアでは、中心部と近郊の地価が上昇傾向にある一方で、利便性の劣るその他の地域では以前下落傾向が続いているという、いわゆる「二極化」が進んでいます

「中心部と近郊」については、引き続き堅調に推移していくことでしょう。

③軽井沢など|別荘地としての需要あり

さらに、軽井沢をはじめとした長野県の観光地では、「別荘地」としての人気が非常に高くなっています。

夏の熱い時期にに軽井沢へ出向き、緑豊かな自然に囲まれた別荘でバカンス・・なんて、とっても理想的ですよね。

なお、別荘地は同じ地域に固まることが多いため、観光地での不動産投資を行う場合には、周辺の建物との差別化が必要です。

「充実した設備」で押すのか、「手の届きやすい値段」で押すのか。

差別化する点をしっかりと考えた上で、人々のニーズを満たす物件を建てることが大切です。

④リニア中央新幹線計画始動中

最後に、リニア中央新幹線開通効果が挙げられます。

長野県は現在、次のようなリニアに関連する道路の整備調査・設計を推進しています

  • 長野駅の周辺整備
  • 高速道路とリニアを一体化する道路整備
  • JR東海のトンネル発生土運搬路確保に合わせた道路整備
  • リニア3駅活用交流圏の実現に向けた道路整備

これによりリニア中央新幹線開業と関連道路の整備が実現され、伊那谷の人口のうちおよそ85%が東京まで90分圏域、またおよそ60%が名古屋60分圏域に入ります。

大都会へのアクセスが良くなることで、交流人口が拡大し、地域経済が活性化するなどさまざまなメリットがもたらされるのです。

2. 長野はこんなところ|観光データ

さて、4つの視点から、長野県での不動産投資の魅力に迫りました。

続いては不動産投資に必要な知識として、長野県の観光データを見ていきましょう。

東京からのアクセス

東京~長野のアクセスには、以下のような手段があります。(※料金は片道です。)

それぞれ料金と所要時間がかなり異なるので、状況に応じて交通手段を選ぶことができます

交通手段 料金 所要時間
高速バス 1,400円~ 3時間40分~4時間
JR在来線 5,080円 約7時間
新幹線 5,200円~15,190円 約1時間50分~

長野の観光スポット3選

続いて、長野の観光スポットから3箇所をピックアップしてご紹介します。

①松本城

長野に行くなら必ず寄るべきといわれるのが、「松本城」。

戦国時代の1504年に建てられ、かなり歴史のあるお城です。

城下町が整備されたことや、幾度となく修復が繰り返されたことにより、現在では国宝とされています。

壁面の上部は白漆喰、下部は黒漆塗りとなっており、白と黒の対比は大変美しいものです。

観覧料は大人610円、子供300円です。

②地獄谷野猿公苑

「地獄谷野猿公苑」は1964年、1年のうち約3分の1が雪に覆われるという横湯川の渓谷に開苑しました。

苑内では、群れで生活するニホンザルの生態を間近で観ることができます。

観光地として有名ながらも、猿たちは人間を警戒することなくありのままに生活をしているので、ひょっとすると動物園よりも猿の生態を深く知ることができるかもしれません。

③白糸の滝

国の名勝および天然記念物にも指定されている「白糸の滝」。

その名の通り、何本もの絹糸を垂らしているような繊細で美しい滝です。

高さ20m、幅150mのアーチ状絶壁から、数百もの滝が落下しています。

また、季節によっては紅葉やプロジェクションマッピングなども楽しめますよ。

3. 長野の賃貸データ|賃貸需要を知って投資に役立てる

長野県への知識が深まってきたところで、不動産投資に役立つ賃貸データを表で確認していきましょう。

不動産投資にあたって、その土地の賃貸需要を知ることは最重要ともいえます。

家賃相場

まずは気になる家賃相場です。

ワンルーム・1K・1DK/マンション・アパート・一戸建ての相場表は下記の通りです。

長野市 4.05万円
松本市 5.03万円
上田市 3.98万円
飯田市 4.04万円
諏訪市 4.10万円
小諸市 3.87万円
伊那市 3.22万円
駒ケ根市 2.85万円
中野市 4.18万円
塩尻市 4.59万円
佐久市 4.07万円
安曇野市 3.96万円

ご覧いただくとわかるように、家賃相場が最も高いのは「松本市」、最も低いのは「駒ケ根市」です。

単身者向け人気エリア

単身者に人気のエリアは次の通りです。

人気の駅

1位 権堂駅 3.98万円
2位 長野駅 4.77万円
3位 善光寺下駅 3.86万円

人気の市区町村

1位 松本市 5.03万円
2位 長野市 4.05万円
3位 上田市 3.98万円

ファミリー向け人気エリア

ファミリー向けの人気エリアは下記の通りです。

人気の駅

1位 朝陽駅 6.3万円
2位 波田駅 5.19万円
3位 村井駅 6.65万円

人気の市区町村

1位 長野市 7.24万円
2位 松本市 8.7万円
3位 上田市 6.62万円

データ参考:LIFULL HOME’S https://www.homes.co.jp/chintai/nagano/city/price/ (2018年9月現在)

4. 長野での不動産投資戦略と今後の展望

ここからは、長野での不動産投資における注意点と今後の展望についてお話します。

長野での不動産投資の注意ポイント

まず、長野県で不動産投資をする場合に注意していただきたい点があります。

利便性や住環境により二極化傾向あり

長野県は、都心部であれば公共施設やお店が多く、東京などの大都市へのアクセスも快適です。

しかしながら反対に都心から少しはずれた郊外に行くと利便性に欠けるため、不動産投資をおすすめできません。

こうした「二極化」の傾向は、長野県での不動産投資において避けられない事実といえます。

長野で不動産投資をするなら|長野市・松本市以外にも

不動産投資を考えたとき、やはり一番最初に頭に浮かぶのは「長野市」や「松本市」ではないでしょうか。

けれどもそれ以外にも、「不動産投資」という点から見て魅力的な市はたくさんあります。

例えば家賃相場がほとんど変わらず、東京や名古屋などの大都市へのアクセスも良いという点で、「飯田市」や「諏訪市」などをおすすめします。

さらに、家賃は安くショッピングモールなどが充実し、適度に栄えた「上田市」も人気を集めています。

今後の長野はどうなっていく?展望と取り組み

不動産投資をするにあたり、その土地の未来を見据えることは必要不可欠です。

長野県は今後どういった取り組みを行い、どのように変化していくのでしょうか。

雇用安定化政策の効果|0.52倍→1.70倍へ

長野県は近年、総額約1,695億円(平成22年9月補正~平成27年2月補正)を「経済対策の予算」として計上し、国に先駆けて県独自の「緊急経済活性化対策」を策定しました。

こうした資金拡充により、中小企業の経営安定支援を行っています。

これにより、県内企業の倒産率はここ6年でおよそ「3分の2」にまで減少しているようです。

また、長野県の有効求人倍率は従来の0.52倍から1.70倍へと上昇しており、雇用安定化政策の効果には今後も期待できます

2027年|本州中央部広域交流圏

さらに、長寿社会の暮らしを支える「地域交通確保」や、信州を快適につなぐ「移動環境の形成」のため、長野県は2013年3月に「新総合交通ビジョン」を策定しています。

これらの施策により、2027年には東日本と西日本、太平洋と日本海を結び海外へと広がる「本州中央部広域交流圏」を構築する目標です。

5. 成長を続ける長野で不動産投資を

長野県での不動産投資の魅力や賃貸需要、今後の展望についてご説明しましたが、いかがでしたか?

都心部と郊外における二極化もありますが、観光地としての魅力はもちろんのこと、今後リニア整備効果によってより一層地域活性化が進むであろう長野県。

不動産業者にもご相談の上、ぜひ長野県での不動産投資を検討してみてくださいね。
 

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