みなさんは山口県というと、どういうイメージがあるでしょうか。
山口県は本州の最西端に位置する県で、さらに関門大橋で九州と繋がっているため、人と物の行き来が盛んなエリアでもあります。
また一度訪れたことがある人はわかると思いますが、山口県は県庁所在地以外の都市が活気づいています。
多くの大手企業が進出しており、また米軍基地をかかえる県でもあります。
こんな特色豊かな山口県で不動産投資をしたいと考えている人も少なくはないのではないでしょうか。
もし山口県で不動産投資をするとなると、エリア選びは非常に重要となってきます。
それぞれの都市で特色があるので、入居者ターゲットを具体的に描いて入念な経営戦略が求められます。
今回はそんな魅力あふれる山口県について、たっぷりとその魅力をご紹介します。
目次
1. 山口県の不動産投資情報
山口県の人口増減・賃貸の需要・利回りについて
山口県内における人口増減については、ここ最近減少傾向にあり、県内のどのエリアにおいても減少しています。
人口減少問題は全国各地ほぼ同様の状況なので、山口県に特化した問題ではありません。
どの県も少子高齢化は避けられない問題ではありますが、それぞれの地域の魅力や取り組みで程度に差はあるようです。
そんな状況の中、山口県の不動産状況を見てみると、県内の平均賃貸空室率は19.1%となっており、地方都市の中では比較的低い数値となっています。
東京都の空室率が14.5%なので、数だけで見るとそれほど大きな差はありませんね。
不動産投資において空室率の低さは利回りに影響してくるので、ある程度の利回りは期待できる地域かもしれません。
山口県で不動産投資をおすすめする理由とは?
山口県内の景気は少しずつ回復に向かっている
山口県は本州最西端に位置しているのですが、若者の首都圏への流出の多い地域です。しかし県内の景気は衰えていません。
山口県は行政をあげての町おこしを積極的に行っています。
農家支援、ベンチャー企業支援など、多くの取り組みが功を奏しています。
特に山口県には観光名所がたくさんあり、観光客を呼び寄せるイベントなども積極的に行われているので、県内の景気は上向きに回復しているのです。
最近は外国人の観光客も増加しています。
交通の便が良い
山口県は交通網が発達している地方都市です。
飛行機・新幹線・車・フェリーなどのあらゆる交通手段でアクセスできるので、東京、九州、四国など、方々へ移動するのにとても便利です。
たとえば東京へのアクセスであれば、宇部空港と岩国錦帯橋空港の2つから東京まで飛行機を利用できます。
また九州や四国へはフェリーを利用していくこともできるので、さまざまなアクセス方法を選ぶことができます。さらに自動車での移動も魅力的。
山口県内の道路環境はとてもきれいに整備されており、道路満足度総合ランキングで全国1位を獲得した実績もあります。
山口県は歴代総理大臣の輩出が全国1位ということもあり、道路の整備が他県より進んでいるともいわれています。
災害が少ない地域
山口県は災害があまりない地域としても知られています。特に地震の発生は少なく、その数は全国でもトップレベル。不動産投資を行う上で、災害リスクが小さいというのは大きなメリットとなりますね。
産業集積が充実している
山口県には大手企業の工場がたくさんあり、産業集積が充実しています。
岩国市・徳山市・宇部市・下関市など主要各都市に産業が集まり充実しています。
たとえば基礎素材産業から新幹線を作る輸送機械など、幅広いジャンルの産業があります。こうした産業に対応した新たな産業の発達も期待できるでしょう。
2. 山口県はどんな所?おすすめの観光地を紹介!
東京から山口へのアクセス方法
東京から山口へ行くには、新幹線か飛行機のどちらかが便利でしょう。
新幹線の「のぞみ」は、徳山駅と新山口駅に停まります。また飛行機であれば、宇部空港と岩国錦帯橋空港が利用できます。
山口県のおすすめ観光地3選を紹介
3位:松蔭神社と松下村塾
山口県を訪れたら、まずおすすめしたいのが松陰神社と松下村塾。
松陰神社は、吉田松陰が祀られた神社として有名ですね。
また松下村塾は伊藤博文たちが通っており、小さな趣のある住宅の一室で、偉人たちが学んだ学び舎を見ると、感慨深いものがあります。
日本の歴史を感じることができる文化財なので、ぜひ一度訪れることをおすすめします。
2位:秋芳洞
山口県美祢市には日本最大規模を誇るカルスト台地の秋吉台があります。
その中に、秋芳洞(あきよしどう)という鍾乳洞があり、こちらも日本最大級の規模。
約10キロにも及ぶ地下道には、何十万年もかけてできた鍾乳石が、訪れた人を魅了してくれます。
なかでも「百枚皿」と呼ばれる鍾乳石はとても人気があり、お皿が連なっているように見え、大変ユニークです。
1位:角島大橋
山口県下関市に位置する角島大橋は、テレビCMの撮影にもよく利用されるので、多くの人が目にしたことがあるのではないでしょうか。
全長1,700mのこちらの橋を通ると、まるで海へとダイブするかのように感じることができます。
何よりエメラルドグリーンの海の美しさが圧巻で、インスタ映え間違いなし!ドライブには最高の場所で、是非一度訪れてほしい場所です。
3. 山口県の家賃相場と人気の不動産投資エリア
山口県の家賃の相場と人気のエリア
山口県の人気エリアは、下関市・山口市・宇部市です。山口市は県庁所在地ということで、官公庁が揃っているので人口も多いです。
また下関市や宇部市は県内西部の大手企業の進出が多いエリアなので、こちらも不動産投資には向いているでしょう。
家賃相場は、ワンルームだと3万円から4万円、3LDKだと、7万円から8万円程度となっています。
山口県の家賃の相場と人気の駅
山口県の人気の駅は、湯田温泉駅・新下関駅・山口駅・防府駅です。
湯田温泉駅はたくさんの温泉宿があり、人気の観光名所である一方で、住まいとしても人気のエリアなので、不動産投資にはおすすめ。
この周辺の家賃相場は、ワンルームで3万5千円前後、3LDKだと7万円から8万円程度となっています。
4. 山口県で不動産投資をする注意ポイントと今後の見通し
山口県で不動産投資をする場合の注意点
山口県は道路整備が進んでいるので、マイカー所有率が非常に高い地域です。
そのため、マイカーを持つファミリー世帯を狙った不動産投資では、駅近物件でなくても集客が見込める可能性があります。
それよりも、スーパーやコンビニといった商業施設が近くにあるかどうかがポイントになります。
町の中心部を離れると店が一気に少なくなるので、生活の利便性に注目した物件探しをしましょう。
山口県の今後の見通し
今後も少子高齢化が進むと予想される
山口県に限った話ではありませんが、やはり少子高齢化の進行は着実に進んでいます。
これは不動産投資を行う上では、軽視できない問題でもあります。
特に山口県のような地方都市では高齢化率が高く、毎年割合も高まってきています。
平成17年の国勢調査で65歳以上の人口割合が21%でしたが、平成27年では32%まで上昇しています。
人口減少による将来の影響が懸念される
地方都市で不動産投資を行う場合、少子高齢化の進行に伴う人口減少についての懸念は、避けては通れない問題ではあります。
ただその中でも需要がないわけではありませんから、緻密な計画と戦略があれば、不動産投資を成功に導くことは十分可能。
需要がゼロでない限り、ビジネスチャンスは必ずあるので、現地の入念な調査を怠らないようにしましょう。
山口県の今後の取り組みについて
山口県は行政の取り組みが活発です。
「やまぐち元気生活圏」というスローガンを掲げ、少子高齢化が進む中山間地域の活性化に力を注いでいます。
農家支援やビジネスモデルの構築など、行政が企業とあわせてこうした地域を全面的にバックアップする体制を整えているので、不動産投資をする上でもとても魅力的ですね。
5. これからの産業発達に期待大の山口県
山口県は本州の最西端に位置する地方都市ではありますが、大変特長あるエリアです。
温暖な気候で、冬でも暖かく過ごしやすいですし、観光名所も今回ご紹介したのはほんの一部で、たくさんの素晴らしい名所があり、中国地方で最も観光名所が多い県だといっても過言ではないでしょう。
若者の流出や高齢化の進行など、多くの問題はある一方で、大手企業の進出が多い県でもあるので、エリアをしっかり選んで不動産投資を行えば収益が見込めるでしょう。
人が集まる場所を狙って賃貸経営を行うことで、成功に導けるのではないでしょうか。
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