不動産投資は、どの地域で投資するのがベストでしょうか?
結論から言ってしまうと、最近のトレンドは徳島県です。
最近では、発展している東京にばかり目を向けるのではなく、地方を成長させる「地方創生」の動きが高まっています。
そんな中、徳島県は全国に先駆けて「課題解決先進県」として地方創生に積極的に取り組み、成長していることが特徴と言えます。
不動産は地域によって投資の向き不向きが決まります。
都会の方が儲かるというイメージがありますが、地域でも収益を上げることができます。
徳島県は駅前地区の地価が上がってきており、賃料・稼働率はじわじわと上昇中。
しかし、一方で地価が下がっている地域もあるため、不動産投資の際は慎重に投資地域を選ばなければなりません。
そこで今回は、徳島の不動産投資情報についてまとめました。
当記事をじっくり読んでみて、徳島の不動産投資に役立ててください。
目次
1. 徳島の不動産投資情報
徳島県で最も地価が高い徳島市。
徳島駅前には宿泊用のホテルが数多く建設されており、さまざまな人が徳島市でビジネスを行っています。
特に重視すべきポイントを抑えていますので、1つずつ見ていきましょう。
基本データ|人口・賃貸需要・利回り
人口 | 809,950人 |
賃貸用空室率 | 22.4% |
住宅空室率 | 16.0% |
想定利回り | 15.1% |
地価相場 | 62,758円 |
徳島での不動産投資をおすすめできるワケ3つ
不動産投資を行うからには、その土地の強みを知っておく必要があります。
徳島は、住宅需要・アクセス・農地という不動産投資における3つの強みを持っています。
そこで、この3つの観点からおすすめできるワケを見ていきましょう。
①徳島市中心部|住宅需要が堅調で地価上昇
徳島市の中心部は住宅需要が非常に高まっています。
LIFULL HOME’Sでの賃貸掲載物件数は、徳島市は10,000件オーバー、続いて人気のある坂野郡は2,500件オーバーとなっています。
このことからも、徳島県内の他の市町村に比べて、徳島市は住宅需要が圧倒的であり、順調な伸びしろを持っていることがわかります。
②徳島市|県内外からのアクセスが良い
- 徳島自動車道:四国・近畿へのアクセス良好
- 国道55号線~11号線:高知市から愛媛県まで繋がる四国の主要道路
- 国道192号線:四国の東西を行き来できる主要道路
徳島市は県内外のアクセスに優れており、車さえあれば四国中を駆け回れる市です。
車社会であり車移動が主であることから、駐車場代は月額5,000円と低い相場になっています。
そのため、鉄道やバスの本数が少なく、公共交通機関でのアクセスは不便です。
③レンタル畑|農地ビジネスも人気
土地を買い取りレンタルする農地ビジネス。
徳島県の地価が高まっているので、農地を買い取りレンタルする農地ビジネスの手法は有力と言えます。
徳島は日照時間の長さ、気候に恵まれているため、農地ビジネスのリスクが低く、農地への不動産投資の需要も非常に高いのです。
2. 徳島はこんなところ|観光データ
徳島の観光データを知ることで、利回りの良い不動産確保の可能性が高まります。
効率的に不動産投資を行うため、正しいデータを知っておきましょう。
東京からのアクセス
飛行機
羽田空港から徳島空港まで約1時間10分
新幹線・電車
・新幹線で東京から岡山へ約3時間20分
・電車で岡山から高松まで約1時間
・電車で高松から徳島まで約2時間
高速バス
・東京から徳島まで約9時間
徳島の観光スポット3選
徳島には観光客が多く集まる観光スポットがあります。
人が集まりやすい観光スポットは不動産投資の需要を生むので、押さえておくべきポイントです。
大鳴門橋
大鳴門橋は、渦潮で有名な鳴門海峡を渡る中央支間長876mの吊橋です。
大鳴門橋は昭和60年6月に開通し、明石海峡大橋が平成10年4月5日に完成しました。
関西エリアから四国へ直結しているため観光ルートとして有名です。
祖谷のかずら橋
シラクチカヅラを編み重ねたかずら橋は、重要な生活路として使われていました。
現在は2ヶ所しか残っていませんが、かつての徳島の暮らしを感じさせます。
自然と調和した美しい風景で、ゆっくりと癒やされてみてはいかがでしょうか?
阿波おどり会館
阿波おどり会館は、徳島の伝統芸能阿波おどりをいつでも楽しめる観光名所。
1階には徳島の名産品が並んでおり、お土産用として販売されています。
壇上で阿波尾踊りの体験もできるため、一度は足を運んでみてください。
3. 徳島の賃貸データ|賃貸需要を知って投資に役立てる
徳島の賃貸需要を知っておけば、不動産投資で大きな役に立ちます。
高い利回りを確実に狙うために、正しい情報を知っておきましょう。
家賃相場
市区郡 | 家賃相場 |
徳島市 | 4.4万円 |
鳴門市 | 4.2万円 |
小松島市 | 3.9万円 |
阿南市 | 4.0万円 |
吉野川市 | 4.6万円 |
阿波市 | 3.7万円 |
美馬市 | 4.5万円 |
名西市 | 3.8万円 |
板野郡 | 3.9万円 |
三好郡 | 5.2万円 |
単身者向け人気エリア
人気の駅
- 徳島駅
- 蔵本駅
- 佐古駅
- 阿波富田駅
- 鳴門駅
ワンルーム・1K・1DK家賃相場
- 徳島市:4.05万円
- 鳴門市:3.83万円
- 小松島市:4.08万円
- 阿南市:4.19万円
徳島市は単身者向けの1K・1DKと全体の家賃相場を比較しても大きな差がないことから、単身者向けの物件が多いことが分かります。
街の中心となる徳島市周辺、もしくは家賃が安い板野郡が人気です。
自分のライフスタイルと照らし合わせて、アクセスの良い場所を選びましょう。
ファミリー向け人気エリア
1LDK・2K・2DK家賃相場
- 徳島市:5.50万円
- 鳴門市:4.50万円
- 小松島市:5.15万円
- 阿南市:4.54万円
2LDK・3K・3DK家賃相場
- 徳島市:6.52万円
- 鳴門市:5.27万円
- 小松島市:5.44万円
- 阿南市:5.82万円
- 吉野川市5.01万円
3LDK・4K・4DK家賃相場
- 徳島市:7.29万円
- 鳴門市:5.80万円
- 阿南市:6.07万円
ファミリー向けで考えると、鳴門市と阿南市がおすすめです。
部屋の広さに対して家賃相場が抑えられているため、家計の負担になりません。
家賃は気にせず暮らしやすさを重視するなら、徳島市を選ぶべきでしょう。
4. 徳島での不動産投資戦略と今後の展望
これから徳島で不動産投資を始めるなら、効果的な戦略を練らなければいけません。
今までの傾向から見て、エリアの選びかたを考えましょう。
徳島での不動産投資の注意ポイント
徳島で不動産投資をするなら、エリア選びに十分注意してください。
徳島で重視するなら、「生活は車中心」がポイントです。
生活は車中心|エリアの選定は慎重に
徳島は成人1人あたりの自動車保有台数が1.00台、乗用車のみで計算すると0.73台となります。
ほとんどが自動車に乗っているため、車中心のライフスタイルになります。
したがって、主要道路となる「県道30号線」「国道11号線」「国道55号線」「国道192号線」「徳島環状道路」と繋がっているエリアを選びましょう。
徳島で不動産投資をするなら|徳島市・鳴門市
不動産投資を行うなら、徳島市と鳴門市がおすすめ。
県中心部となる徳島市は、空港・駅へアクセスしやすく他県へも出かけやすいです。
鳴門市は関西に近いことから、交通アクセスの利点が人気の理由です。
また、海が近く観光名所があることから、不動産投資でのメリットが強いです。
今後の徳島はどうなっていく?|課題と取り組み
勢いのある徳島ですが、良いことばかりではありません。
徳島が抱える課題と取り組み方を知っておけば、不動産投資にも役立てられるでしょう。
課題は少子高齢化|徳島市では2040年に約4割が高齢者に
徳島市は1995年を境にゆっくりと人口が減少しています。
大きな課題は少子高齢化であり、子供の数は減る一方で高齢者が急激に増加しているのです。
2040年になると4割が高齢者になり、総人口は22%減少する見通しです。
原因とされる若者の徳島離れ、出生率の低下により衰退する可能性は高いと予想されます。
取り組み|課題解決先進県・ 徳島
少子高齢化を改善するために、徳島は課題解決先進国として対策を行っています。
特に行財政の改革と子育て支援に力を入れており、課題解決に取り組んでいます。
行財政改革
- 職員数17%カット:平成15年度3,754人→平成28年度3,116人
- 若者の雇用:平成20年36名雇用→平成24年から6年連続100名以上雇用
- 財務調整的基金残高:平成21年末80億円→平成28年末600億円
子育て支援
- 乳幼児医療費助成体制拡大:平成18年7歳未満まで→平成24年小学校終了まで
- 少子化対策緊急強化基金:県単独で10億円積立
- 第3市以降保育料無料化:平成28年政府予算日
- 平成28年合計特殊出生率:全国2位の1.55(全国平均1.46)
財政や子育て、教育に対する支援に力を入れており、地方創生を行っています。
これにより、人口の増加している地域も増えていることから、今後も住宅需要は高まる傾向にあります。
2022年10月には消費税の増税があるため、地価はさらなる上昇を期待できるでしょう。
5. 今後も発展が期待できる徳島で不動産投資を行おう
徳島県の不動産投資は、今後も期待できる状況にあります。
人口の増加と地価が上昇していけば、これまで以上に高い利回りを狙うことができるでしょう。
ただし、不動産投資を行うなら、エリア選びには十分な注意が必要です。
徳島県は車生活が中心であること、人口が減少している地域があることなどリスクのある地域もあるため、徳島で安定した不動産投資をするなら徳島市・鳴門市などを中心に行ってください。
あなたが徳島での不動産投資を成功させられるように、ぜひこの記事を参考にしてください。
今ならMIRAIMOを友達追加いただいた方にもれなく、
オリジナルのe-book「中古マンション購入チェックリスト」をプレゼント!