今や投資は老後のために資産形成していく上で必須になってきています。
しかし、投資と一言で言っても初期投資金額が少ないものから多いものまで様々な種類があり、一体どの投資商品がいいのか迷ってしまうのではないでしょうか?
投資を行っていく上で一番心配するものといえば、元本がなくなることです。
幾ら余剰資金で行うからと言って、元本以下になってしまうと精神的にやられてしまいます。
その中で、しっかり元本が保証され、低リスクで高リターンを得られる投資商品はあるのでしょうか。
今回は、投資の様々な視点から「元本保証」の投資商品について徹底的に比較していきたいと思います。
元本保証と言われる各投資商品のメリットデメリットやどのようなリスクがあるのかも解説していきます。
今後、資産形成をしていく上で自分に合った投資商品を見つけ運用をしていきましょう。
目次
- 1. 元本保証とは?|元本確保との違い
- 2. ローリスクでできる|元本保証に近い資産運用方法7つ
- 3. ミドルリスクで投資するなら?|おすすめの投資方法2つ
- 4. 株と不動産はどちらがいい?|不動産投資をおすすめする理由
- 5. 100%元本保証の投資法はない|ローリスクよりリスクヘッジで対応しよう!
1. 元本保証とは?|元本確保との違い
そもそも元本保証とは何でしょうか。似ている言葉で、元本確保というのがあります。
一見両者は同じ意味を指すように見えますが、意味は全く違います。
まずはそこから理解していきましょう。
元本保証=元手を減らさない
資産運用で200万をあるところに投資する場合、その投資する200万が元本となります。
その元本を減らさないようにすることが保証されることを元本保証と言います。
元本確保=元本が額面金額を割り込まない
元本確保は満期の場合にのみ元本が保証されます。
なので途中で辞めてしまった場合には元本割れを起こしてしまい、損失を負う可能性があります。
元本保証の投資はある?
基本的には元本保証の投資はありません。
ほとんどが、元本確保の投資です。
元本保証に近い資産運用はある
元本保証の投資対象はありませんが、それに近い資産運用方法はあります。
それをこれからご紹介していきます。
2. ローリスクでできる|元本保証に近い資産運用方法7つ
元本保証に近い資産運用をこれからご紹介していきます。
基本的にはローリスクのものが多いです。
①銀行預金|1,000万円までの元本保証
銀行預金は元本保証に近い投資商品です。
お金を預けておくだけで金利でお金が増えていく資産運用です。
しかも、銀行預金は1,000万まで元本保証されるので安心して運用ができます。
それでは銀行預金のメリットとデメリットをご紹介していきます
銀行預金のメリット
銀行預金のメリットといえば時間がかからず、すぐに資産運用を始められるところです。
投資信託や株式投資を行う場合には、様々な情報を得て判断し、ある程度の知識がなければ投資を行った際に損失を負う可能性があります。
ですが、銀行預金というのは口座があればそこにお金を預けて放置するだけなので、時間をかけずに行うことができます。
もう一つが1,000万まで元本保証されていることです。
本来投資にはリスクがつきものであり、資産が減る可能性は常にあります。
ですが、銀行預金の場合は1,000万まで元本保証されているので安心して運用できます。
銀行預金のデメリット
銀行預金のデメリットは、まず金利が低いことです。
他の投資商品と比べるとその低さを実感することができます。
現在の金利は0.001%で、これは100万預けると10円増える計算になります。
こうして見ると低さがわかりますね。
もう一つが、すぐにお金を引き出すことができないことです。
特に定期預金を利用した場合には、あらかじめ決められた期日まで引き出しができないため注意が必要になります。
今預けるならネット銀行?|定期預金並みの金利のところも
もし今後、銀行預金を利用したいと考えているのなら「ネット銀行」がおすすめです。
ネット銀行は大手メガバンクとは違い、店舗の運営費用がない分、金利が高くなっています。
ネット銀行の口座開設は無料ででき、下手をしたら通常の預金金利がメガバンクの100倍になる場合もあります。
ネットバンクの定期預金は通常1カ月から預けられるため、短期間での引き出しも可能になってます。
使い方次第で期間を選べることができるのも大きいメリットです。
②個人向け国債|国が発行する債券
国債というのは、国が発行している債券です。
例えば20万円分の債券を購入すると、満期で20万+金利がついてくる仕組みになってます。
個人向け国債のメリット
国債のメリットは何といっても安全性です。
日本という国が発行しているものなので、最も信頼感があります。
なので、その信頼がなくならない限り元本割れは起こることはありません。
元本保証ではありませんが、満期が来れば購入した金額+金利が返ってくるのが良い点です。
また、国債は少額から購入することができ、具体的に言えば1万円単位から行うことができるので初心者の方でも始めやすいものです。
個人向け国債のデメリット
国債のデメリットというのはリターンがかなり少ないことです。
また、銀行によって違いますが、途中で換金できない期間があります。
原則として国債を発行した後、1年を経過していれば途中換金できますが、その間に支払われた利子が差し引かれます。
なので金利分が少なくなってしまいます。
よって、満期が来るまでは保有しておくほうがいいでしょう。
外国債券には注意が必要|為替リスク
国内の債券があれば、もちろん外国の債券もあります。
しかし、国債と同じく安全とは言え必ずしも元本が減らない保証はありません。
なぜなら、為替リスクというものがあるからです。
例えば、アメリカ国債を円で購入したとしても、満期が来たときには為替が変動してしまい、円に換金した時には元本よりマイナスになってしまうということがあるのです。
このように、外国債券は保有している間常に為替変動による元本割れのリスクにさらされることになるため、元本保証のの資産運用をした人にはおすすめしません。
③地方債|地方公共団体が発行する債券
国債は国が発行しているものですが、地方債は地方公共団体が発行している債券です。
これは国債と同じ仕組みで、満期が来れば購入金額+金利が返ってきます。
地方債のメリット
発行する公共団体によって異なりますが、地方債は国債と比べて利率が高いのがメリットです。
また、余剰資金を使って地域に貢献できます。
そして、国債と同じく小額から購入でき、1万円単位からできます。
地方債のデメリット
国債と比べるとリスクが大きいところです。
地方公共団体とはいえ、破綻する可能性はあります。
④運用型の保険商品|学資保険などの貯蓄型保険
運用型の保険商品は、基本的に貯蓄型保険になります。
これは、契約で決められた期間に保険料を支払って積立てる方法です。
支払う期間が終了した時に解約することで解約返戻金を得ることができる仕組みになっています。
貯蓄型保険のメリット
貯蓄型保険のメリットは払った保険金よりも返戻金や満期金の方が多く返ってくることです。
その返戻率は時には100%を超えるときもあります。
また、保険の種類によっては貯蓄しながら保障をつけることができるのも魅力の一つです。
貯蓄型保険のデメリット
貯蓄型保険のデメリットは、支払っている期間の途中で解約をしてしまうと、支払った保険金より返戻金が少なくなってしまう場合があることです。
なので、途中で解約をしないように計画を立てて行いましょう。
また、始めるのが遅ければ遅いほど返戻率が下がってしまうことがあります。
なのでなるべくは20代、30代のうちに始めましょう。
⑤個人向け社債|企業が発行する債券
これは企業が発行している債券です。
社債は事業の資金が必要な時に、この債券を購入してもらい資金を調達します。
これも国債、地方債を同じく、満期が来れば購入金額+金利が返ってくる仕組みです。
個人向け社債のメリット
社債によって異なりますが、国債より圧倒的に利率が高いことです。
利子は定期的にもらうことができ、購入する際の手数料がかからないのもメリットです。
個人向け社債のデメリット
リスクが国債、地方債に比べて高いことです。
その企業が倒産してしまえば、元本が返ってきません。
国債や地方債に比べると倒産のリスクは高いので注意が必要です。
また、購入する際の金額が高いのもデメリットです。
1万円から購入できるものもありますが、基本的に社債は10万~100万単位で購入することになります。
⑥公社債投資信託|国債や地方債のみを扱う投資信託
公社債投資信託は公社債で運用されている投資信託です。
運用先が公社債なので元本割れが起きにくく、リスクが小さいのが特徴です。
また、保全性が高いので安心して行えます。
公社債投資信託のメリット
メリットとして一番先に挙げられるのが、元本割れが起きることがかなり低いという点です。
株式への投資はしないので市場の変動に大きく左右されません。
なので、元本保証にかなり近い状態で運用することができます。
公社債投資信託のデメリット
デメリットとしてはマイナス金利の導入により利回りの期待がかなり低いことです。
なので利益を確保することはかなり難しい状況です。
現在、公社債投資信託の金利は0%と言われており、現状利回りがない投資対象に投資をしても意味がありません。
⑦コマーシャルペーパー|無担保の約束手形
コマーシャルペーパーとは優良企業が短期的に資金を調達するためにオープン市場マーケットで発行する無担保の約束手形のことを言います。
よくCPと略される時があります。
1920年にアメリカで発行されたのが始まりです。
コマーシャルペーパーのメリット
優良企業しか発行できないという点ではメリットでしょう。
言い換えれば、優良企業のみ発行しているので、安心して投資ができます。
倒産しにくい企業ばかりなので安定性はありますね。
コマーシャルペーパーのデメリット
優良企業しか発行できないのが同時にデメリットです。
なぜ優良企業しか発行できないかというと、無担保の約束手形だからです。
コマーシャルペーパーはその企業が倒産してしまえば価値がなくなってしまうため、倒産する可能性の低い優良企業しか発行できないということなのです。
また、基本的にコマーシャルペーパーに投資する際は資金が1億円以上なければできないので、個人投資家にとっては手が出しづらいという点も挙げられます。
【結論】ローリスク投資はリターンも少ない
上記でご紹介してきましたが、結論を言えばローリスク投資はリターンも少ないです。
なので、リスクは少ない分利益を出しづらいのです。
必要なのはリスクを軽減させること
よって必要になってくるのは、自分に合った投資方法でリスクを軽減させることです。
投資の根本はリスクを回避することではありません。
いかにリスクをコントロールし利益を生み出せるかが投資の世界では重要になってきます。
しっかりとマネジメントを行い、優れた金融商品を選び運用していきましょう。
3. ミドルリスクで投資するなら?|おすすめの投資方法2つ
今まではローリスクの投資対象をご紹介してきましたが、ここからはミドルリスクで投資するならどのようなものがあるのかをお話ししていきます。
①不動産投資
まず1つ目は不動産投資についてご紹介します。
不動産投資の主な収入方法は家賃収入です。ご自身で不動産を購入し、入居者に対して貸出することで収益を得ます。
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不動産投資のメリット
家賃収入というのは毎月入ってくるので、老後の年金の代わりになります。
年金がもらえなくなるかもしれないと言われている時代ですが、不動産を持つことでその心配がいらなくなります。
利回りはかなり良く、平均で10%は固く取ることができます。
そして、インフレ対策や相続対策にもなることがメリットです。
不動産投資のデメリット
デメリットは資産価値が下がってしまう可能性があることです。
仮に、自分の持っている不動産を売却することがあった場合、売却時には物件の資産価値が下がってしまっていて購入金額より安く売却しないといけなくなるというケースもあり得ます。
築年数などによって変動しますので気を付けてください。
また、天災によるリスクがあったり、維持費もかかってきます。
このようなふとした時にかかってくる費用はかなり大きいのでその対策もしておきましょう。
②株式投資
次に、株式投資です。
これは企業が発行している株式に投資する方法です。
そこで、株を保有することで株式優待や配当金によって利益を出していきます。
株式投資のメリット
株式投資のメリットは株式の売却によって得られる売却益です。
基本的に市場に上場している企業の株を買うことができますが、企業の業績によって株価は変動します。
そして、株価が上がった時に保有している株を売却することでその利幅を得ることができるのです。
また、保有している株式の枚数によって配当金や株式優待券を得ることもできます。
これは企業によって異なりますが、株式優待でクオカードをもらえたりと私生活にも役立つ内容が充実しています。
配当に関しては決算ごとに、企業の利益が大きければ配当も大きくなり、逆に赤字であれば配当は出ません。
なので、保有数によって配当金額は大きく変わってくるのです。
株式投資のデメリット
株式を購入する際の初期投資金額が高額であることがデメリットとして挙げられます。
基本的には約30~60万が基本となってきます。
また、株式市場は常に変動しているので自分の希望通りの金額で購入できない場合があります。
多くの投資家が取引を行っており、必然的に知識も費用も蓄えている彼らと同じ土俵に立つことになるので、初心者にとってはハードルが高いかもしれません。
4. 株と不動産はどちらがいい?|不動産投資をおすすめする理由
では、今後ミドルリスクの投資を行う際にどちらがいいのでしょうか。
株式投資に関しては株は常に変動しているので売却のタイミングを逃すと損失を負う可能性があるため、こまめに株価をチェックする時間を確保する必要があります。
それに比べて、時間が取られないものが不動産投資です。
不動産投資は、購入するだけで毎月の家賃収入を得ることが可能です。
ただ、最初の初期投資金額だけが大きく、金融機関の融資を受け購入するのが一般的なので、返済プランを考える必要があります。
ある程度の初期投資費用さえ用意できれば、サラリーマンの人や主婦の方でも簡単にできる投資なのです。
5. 100%元本保証の投資法はない|ローリスクよりリスクヘッジで対応しよう!
今回は元本保証に近い投資方法をご紹介してきましたが、100%のものはありません。
なので、投資にはリスクヘッジが必要なのです。自分の私生活に合っている投資方法を選ぶことが最も重要です。
適切なものを選び、今後の資産形成に役立てていきましょう。
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