脱サラという言葉をここ最近よく聞いたり、目指したりする人も増えてきていると思います。
そもそも脱サラというのはただサラシーマンを辞めるという意味ではないことを知っていますか?
脱サラとは脱サラリーマンの略で、サラリーマン(給与所得者・勤め人)を辞めて、特定の団体や組織に属せず、独立して事業を立ち上げたり、仕事を始めることです。
会社に勤めていると、理不尽なことをかなり経験し、嫌な思いをし、会社を辞めたいという気持ちや他の仕事をしたいなど思う方も少なくはないと思います。
そこで本日は、その脱サラというものがどのようなものなのか、魅力やコツをご紹介します。
また不動産投資をどう生かしていけばいいのかもお伝えするので、参考になればうれしいです。
目次
1. 脱サラの魅力とリスク
「脱サラ=サラリーマンをやめること」だけではない
サラリーマンは月給を安定的に貰い、休みも定期的にあります。
また、社宅制度により福利厚生が充実しており満足な生活が送れると思います。
ですが、その反対に会社のために働き続けなければならず、自分が自由に使える時間は限られてきます。
その時に思い浮かぶのが脱サラという言葉です。
ここで気を付けてほしいのが、脱サラとはサラリーマンをやめることだけではないのです。
脱サラの魅力|自分のやりたい仕事ができる
今務めている会社に所属していてありがたさを感じているというよりも、何か違うと感じることもあると思います。
会社に頼りきりになっていると、あなたが後の将来のために考えているプランが成し遂げられるスピードが遅くなるかもしれません。
一方で、会社が作った人生のレールにそって生きていくだけではなく、別の選択肢を選ぶことが可能なのです。
具体的にやりたいことをビジネスとして展開させたいのなら、脱サラをして自分の夢に向かって人生をかけてみてもいいのではないのでしょうか。
また、会社が倒産をして脱サラを選ばざるを得ないときもあります。
脱サラとは、自分の人生の中でのオプションに過ぎないのです。
脱サラのリスク|月給や福利厚生がなくなる
では脱サラにリスクはあるのでしょうか。
それは、安定的な収入、月収がなくなることや福利厚生がなくなることです。
なので、利益に関しては自分自身でどうしたら利益が上がるのか、どう商売をしていけばいいのかを考えないといけません。
休みに関しても自身の事業なので、自分で調節しないといけません。
会社にいたときとは違い、決められた休みがないのもリスクの一つです。
脱サラするには入念な計画と準備が欠かせない
脱サラは簡単にできますが、何も考えずにしてしまうと痛い目を見ます。
今までの責任は所属していた会社が持っていましたが、今度は自分自身にかかってきます。
自分次第のものなのです。
なので、脱サラをしたいと考えている人はそのあとの計画が必要です。
専用のノートに今後のプランを書き込んだり、できることを書き出しそれを成し遂げるために何が必要なのかを考えましょう。
もう一度言いますが、脱サラとはサラリーマンをやめることではなく、新しく何かを始めることです。
それは、言い換えると自分と向き合うことなのです。
2. 脱サラする前にすべきこと|脱サラを成功へ導くコツ5つ
それではさっそく、脱サラをする前にやるべきこと、脱サラをした後に成功できるコツをお教えします。
①脱サラして何をするか?|入念な事業計画を立てる
仕事をやめた後に何をするのか、どうやってするのかといった計画は必ず必要です。
それが、事業計画というものです。
事業計画には種類がありますが、まずは
- 「Why(なぜするのか)」
- 「What(何をするのか)」
- 「Where,Whom(どこで行い、ターゲットは誰なのか)」
- 「When(いつからスタートするのか)」
- 「Who(誰がやるのか、パートナーは必要か)」
- 「How to(どのように行うのか)」
- 「How much(資金はどれくらい必要か)」
といったWが5つ、Hが2つ必要です。
これらを具体的に書き出し、実現していきます。
ビジネス型|ストック型orフロー型
今後、あなたがビジネスを行う時に何があっているのかを考えます。
ビジネスには大きく分けて2種類あります。
それがストック型とフロー型です。
ストック型には「弁護士の顧問契約」「資金業」「携帯電話通信サービス」「レンタルサーバー事業」など顧客を獲得し、リピーターを増やして収益を上げる方法があります。
フロー型には「不動産販売や仲介業」「飲食業」「アパレル業」など様々な人から収益を上げていく方法があります。
なので、今あなたが考えているものがどっちの型なのかを考えてみてください。
どちらが安定しているかというとストック型の方が安定しているのがわかりますね。
しかし、ストック型でもフロー型も取り入れていかないと今後、収益は上がりません。
もし、顧客がいなくなったらどうしますか。
そこも考えないといけないですね。
必要な売上を計算する|生活費+事業固定費
事業を立ち上げるということは売上がないと倒産してしまいます。
その売上がどのくらいになるのかを計算しましょう。
簡単に言えば売上というのは「生活費+事業固定費」なのです。
この合計と同じであれば利益は0、マイナスであれば赤字、プラスであれば黒字になります。
生活費とはあなた自身の生活していく時に月々かかる費用のことです。
具体には、食費・交通費・携帯代などが含まれます。
事業固定費とはその事業に月々関わってくる費用のことです。
具体的には、店舗家賃や事務所家賃・通信費・水道光熱費などが含まれます。
例えば、生活費が20万で事業固定費が25万だった場合には合計の45万が売上で必要になります。
また飲食やアパレルなどはここに原価率と利益率が関わってきます。
成功例や失敗例を読む
本などを読んですでに経験した人の本を読んでみるのもいいでしょう。
そこには成功するために必要なことやなぜ失敗したのかを学ぶことができます。
このような自己啓発はおのずと必要になってくるので読んでおきましょう。
倒産した時の対策や成功へ導けるヒントが書いてあるかもしれません。
書店に置いてあるので手に取って読んでみてください。
②知識を身につける・スキルアップを図る
起業や開業をする為には様々な知識が必要になります。
特にリスク管理の知識や経営学・マーケティング理論・法律学・経済学は必要です。
それらの知識をつけるためにセミナーや勉強会に積極的に参加しましょう。
もちろん一人の時間で本を読んだりWebで情報を入手するのも一つの手段です。
そして業務効率を図るためのスキルアップも必要です。
事業やビジネスの業務において必要とされるスキルや人を管理するスキルを高めていきましょう。
限られた時間の中で仕事の効率を上げることは資金面を上げるためにも必要なことです。
成功するがどうかを左右するポイントなので、業務効率や改善のスキルを身につけましょう。
③人脈を広げておく
ビジネスを始めるにあたって、人脈が広いことは何かと有利に働くことが多いです。
例えば、法人化したいときに出資してくれる人がいたり、成功するためのノウハウを教えてくれたりなど聞きたいことが聞けたりします。
人脈を広げるためにカフェ会の参加やビジネス交流会、セミナーの参加、ソーシャルメディアでの交流をしていくのをおすすめします。
④起業・独立開業に必要な資金を準備する
事業計画書を出せば必要な資金が出てきます。
その準備をするためにはまず自己資金から作っていきましょう。
それでも足りなければ融資を受けたり出資してもらうこと、助成金や補助金を受け取ることも必要になってくるかもしれません。
時間のある人は学ぶべきことを学んでおきましょう。
⑤クレジットカードを作っておく
今のうちにクレジットカードを作っておきましょう。
脱サラをした後は安定的な収入がなく、信用性が下がってしまう為です。
なので、月額がかからないをカード会社別で作っておくのがいいでしょう。
3. どうする?資金調達|脱サラに向けての資産形成法
みなさんが脱サラをして事業を起ち上げる際に一番最初にぶつかる壁が資金だと思います。
ではどうやって資金調達をすればいいのでしょうか。
ここで、自分でもできる資産形成の方法をお教えします。
副業|週末起業なら負担も少ない
一つ目の方法は副業をすることです。
やりたい仕事をするために、会社を退職し、明日から独立開業して頑張ろうと考えても生活していけるか心配だと思います。
特に家族を持っている人にとって、今すぐに独立して事業を展開するという選択肢を選ぶのはかなりリスクを伴います。
そこでおすすめなのが「週末起業」というものです。
これは、週末や祝祭日、平日の夜間にだけ起業することです。
最大のメリットは安定した収入を得ながら起業ができることなのです。
また、その事業を本格的に行うための予行演習にもなります。
投資|資産運用で増やす
そしてもう一つの方法が資産運用で資金を増やす方法です。
資産運用の特徴として、本業をしながら並行して資産を増やせることです。
メリットとしては、リスクとリターンのバランスを考えることができることです。
資産運用では「利大損小」という言葉があるように、リスクを最小限に抑え、利益を求めることがポイントとなります。
その反面、自己責任なので損を負って起業できないということにならないように気をつけなければいけません。
4. どちらがオススメ?|不動産投資vs株式投資
ではここで資産運用をする中で、株式投資と不動産投資とでどちらがおすすめなのか、比較していきたいと思います。
①収益性|利回り・価格差
・不動産投資
活動は毎日しており、年利約8%。
ですがマイナスがない代わりに上限があり、収益性は高くありません。
・株式投資
自分自身で売買を行います。
年利は約40%。
一時的にマイナスになるなど大きく上下しますが収益性はかなり高いです。
②安定性|定期的な収入
・不動産投資
毎月入る家賃は安定収入になり、生活の基盤になってきます。
この安定性こそ、安心感の根源になります。
・株式投資
株式の市場の値動きが激しいのでマイナスになることもあります。
なので安定性は全くないです。
③流動性|売りやすさ
・不動産投資
流動性はあまりありません。
購入してから売るまで数カ月から1年単位の期間が必要になってくるので、計画性が求められます。
・株式投資
現金同様と思っていただいて大丈夫です。
なのでクリック一つで3営業日には現金化できる部分は強みです。
④コスト面|維持や管理
・不動産投資
購入後、維持するためのコストがかかります。
固定資産税や都市計画税、建物管理費用、入居者管理費用などの費用や管理するためのコストがかかってくるのです。
・株式投資
ほとんど維持費はかかりません。
不動産と違って保有しているだけで税金がかからないのです。
⑤税制優遇措置|非課税枠ほか
・不動産投資
税制上で優遇が得られます・
資産を現金から不動産に変えることで課税対象額を減らすことができます。
さらに宅地面積などに応じて、課税標準が軽減されるものがいくつか用意されいるので、納税額を大幅に抑えることもできます。
・株式投資
売買での収益や配当、株の値上がり値に対して所得税がかかります。
その税率は一定で20.315%。
所得税が15.315%で住民税が5%です。
5. 脱サラ準備には不動産投資がおすすめ!
不動産投資の知識が起業後に役立つことも
不動産投資業を始める時には必ず関わってくるのが物件です。
しかもそれを資産運用として利用することで副業にもなります。
副業には本業に対して影響がないものが条件となります。
本業もしつつ不動産投資を行えば安定的な収入も得られながらプラスアルファの資金も得られます。
ですが、もちろん知識も必要です。
なので時間を作り本を読んだり、せみやーや勉強会に参加し知識を身につけましょう。
時間を有効活用してスキルアップしてください。
6. 効率的なスキルアップにはセミナーがおすすめ|人脈を作るチャンスにも!
スキルアップにはセミナーに参加するのが一番早いです。
周りにも同じ考えを持っている人たちがたくさんいます。
考え方を共有できるとともに、そこで人脈を作るチャンスです。
脱サラ後の協力者を得るためにも積極的に参加しましょう。