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長期投資とは?メリットやデメリットを紹介|長期投資の重要なポイントも解説!

長期投資というコトバを聞いて何をイメージしますか?

不動産投資も長期投資のひとつなんです。

一般的に長期投資は安全だといわれていますが、果たして本当にリスクはないのでしょうか?

長期投資に限らず投資方法を選択するときには、あらかじめメリットやデメリットを確認してから始めなければいけません。

まずは内容をしっかり確認して、さらに自分に合っているかどうかを判断する必要があります。

今回は、長期投資のメリットやデメリットを分かりやすく解説します。

あわせて長期投資をするときに欠かせないポイントもご紹介しますので、長期投資について興味のある人は参考にしてください。

1. 長期投資って何?

短期に金融商品の売買を繰り返す短期投資に対して、長期間売買をしないで金融商品を保有しておく投資取引が長期投資です。

頻繁に取引をしないので、投資取引をするたびに発生する可能性のあるさまざまなリスクを回避することができます。

特に何年以上が長期投資であるという期間はありませんが、10年から20年以上の運用を継続する投資が目安になるようです。

2. 長期投資のメリットとは?

長期投資のメリットは次の通りです。

長期投資する事により複利効果が得られる

長期投資をすると、複利効果のメリットを受けることができます。

複利とは、預金や投資などによって得られる利子を一定期間ごとに元本に上乗せして、あらたな元本にすることです。

したがって、毎年元本の額が増えていくので、同じ運用利率であれば手にする利益は雪だるま式に増えることになります。

たとえば、元本10万円で年利3%であれば、1年で3,000円の利益を得ることができます。この利益3,000円を元本に加算した10万3,000円が新しい元本です。

翌年からは、新元本に利息を掛けます。その後も同じ手順で元本が増えていくのです。

短期で投資するよりリスクが回避しやすい

資産を分散することで、より一層リスクを回避しやすくなります。

たとえば、不動産投資と投資信託のように複数の投資先を持つことでリスクを分散するのです。

不動産投資の調子が悪くても投資信託の調子がよければ、利益は安定します。

株式投資であれば投資先を複数の企業に分けることで、景気に左右されるリスクを回避することができます。

調子の悪い企業に投資した分を他社でカバーするのです。したがって投資先が多いほどリスクは軽減されるといえます。

投資商品を売買する手数料や税金にかかる費用が短期投資より少ない

長期投資であれば、資産を長く保有するので売買を繰り返す頻度が短期投資よりも少なくなり手数料の支払回数も減ります。

そもそも、投資商品を売買するときには手数料や税金が必要です。商品を売るときや買うときに、それぞれ手数料を支払わなければなりません。

税金面でも、売却により利益を得れば譲渡所得税が課税され、分配金で利益を得れば配当所得として税金を支払わなければなりません。

長期投資のように売買の回数が少なければ、税金を支払うリスクも少なくなります。

長期投資は頻繁な値動きに左右されないので精神面が楽

長期投資は、売買を繰り返さないので精神的にプレッシャーの少ない投資といえます。

短期投資であれば値動きに細心の注意が必要ですし、さまざまな投資情報も気になります。パソコンにしがみ付いて情報収集をしている人も少なくありません。

長期投資のように頻繁な売買をしない運用方法の場合、値動きに振り回される必要はありません。

実のところ、一時的に値下がりがあったとしても、しばらくすれば落ち着くケースが意外に多いのです。

3. 長期投資のデメリットとは?

長期投資のデメリットは次の通りです。

利益をすぐに得る事ができない

長期投資では、すぐに利益を得ることはできません。

考え方としては、たとえば投資した企業の将来性に投資するので、利益を得るのも将来その企業が成長したときということになります。

投資期間が長いと予想するのが難しい

短期投資のように目先の利益を予想するのであればともかく、将来の予想をするのは難しいことです。

企業の将来性を判断するには、さまざまな要素が影響します。そのひとつひとつを分析するのは、大変な作業になるでしょう。

10年間、20年間と投資期間が長いようなときは、何が起こるかわからない世の中で遠い未来を予想しなければならないのです。

長期運用するコストが大きくなる

たとえば、投資信託で長期投資をすると長期運用コストが必要です。

投資商品を持っているだけで運用コストが生じます。

運用コストは、投資の利益にかかわらず発生するので、予想される利益と運用コストのバランスもポイントです。

長期商品を選ぶのに失敗するとお金と時間が無駄になる

長期投資では、利益を得るために時間が必要です。

したがって、結果として損をしたときには、お金だけではなく時間も無駄にしたことになります。

投資先としては、損をしにくい安定した商品を選択するのがコツといえるでしょう。

4. 長期投資をする上で重要なポイントについて

長期投資をするときに欠かせないポイントをご紹介します。

資産配分が最も重要となる

長期投資には、資産配分がポイントだといわれます。

資産配分とは、投資先を不動産投資と株式投資というように複数の投資スタイルに分けることです。日本の株式と外国の株式に資産配分することもOK。

特に投資する企業の将来性が判断しにくいような場合は、資産配分をすることが有効な投資方法です。

投資する企業についてよく理解しておく必要がある

企業に投資をするということは、その企業の将来性に投資することです。

たとえば、現在絶好調の企業でも、将来的なビジョンに不安があれば、今後の利益は見込めないかもしれません。

企業の将来性の予測がつきやすい企業に投資すべきでしょう。

景気の流れを掴んでおく必要がある

企業の将来性には、経済や景気が大きく影響します。

企業としては、すべての面でしっかりしていても、その企業の仕事を時代が必要しなくなれば厳しい状況になるのです。

長期投資には、おおよその経済や景気の動向も掴んでおく必要があります。

損切りするタイミングを決めておく必要がある

長期投資は、急激に株価が下がっても売却しないのが一般的でしょう。

しかし、社会環境の変化により株価が下がったような場合は、株価が持ち直すことは考えにくいと予想されます。

投資先の変更のタイミングを判断することも必要になります。

何歳まで投資するか決めておく必要がある

投資には、資産を形成する時期と活用する時期があります。

一般的には、若い時期に資産を形成して、高齢の時期に形成した資産を活用するのです。

あらかじめ、何歳まで投資するかを決めておくこともポイントです。

5. 老後の事を考えると不動産投資による長期運用がおすすめ

長期投資として不動産投資がおすすめの理由をご紹介します。

ローンの支払いが終われば、家賃収入を好きに利用できる

たとえば、アパートや賃貸マンションに投資していれば、ローンの支払が終われば家賃収入を自由に利用することができます。

老後の生活費を確保するため、年金のプラスアルファーとして不動産投資を選択する人が少なくありません。

価格変動のリスクが小さい

不動産投資であれば、前提として購入した物件の価格が突然半額になるような価格変動リスクは小さいでしょう。

したがって安定した運用ができます。株式のように、突然株価が半額を下回るような変動が生じることはありません。

不動産投資は面倒な作業が少ない

不動産投資は、購入後の面倒な作業を回避することができます。投資物件の管理を自分では行わずに賃貸管理会社に任せることができるからです。

委託費用は必要ですが、プロに任せるので安心感を得ることもできます。

長期投資をする場合はメリットデメリットを把握して、自分に合った無理の無い投資を!

長期投資は短期投資に比べると、多くの面でローリスクといえるでしょう。しかし、メリットばかりではなく、リターンに時間が必要などのデメリットもあります。

将来的な展望や景気の動向も判断しなければなりません。

長期投資をするためは、メリットやデメリットを自分自身の状況や水準に応じて判断する必要があります。

自分にとってメリットになるのか、デメリットになるのかを考えて無理のない投資をする必要があるのです。

 

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