サラリーマンの生活環境では、収入を増やしたくても増やせない状況が問題になっています。
内閣府の「国民生活に関する世論調査」では今の収入に不満な人の割合が、46.9%と半数近くが満足していないと答えています。
今の収入が変わらないのなら、自分から増やしにいく環境に身を置く以外には方法がありません。
そこで今回は、年収300万円から500万円のサラリーマンが取り組みやすい投資方法を11種類紹介します。
会社勤務している人におすすめな点や投資を始める基準やポイントについても解説していきます。
目次
1. 年収300万~500万の人ができる投資方法11選を紹介!
①ソーシャルレンディングで資産運用
ソーシャルレンディングとは銀行などの金融機関を介さず、投資したい人と資金を調達したい人をネット上でマッチングするサービスのことです。
大きな特徴としてリスクを負う代わりに大きな利回りを期待できます。
ゼロ金利時代といわれている中で、利率は平均8~10%とかなり大きいです。
しかも手間がかからず、最低でも1万円からスタートできるのも投資を始めるサラリーマンにとっては魅力的です。
②投資信託で資産運用
個人で銘柄を選び運用するタイプでなく、投資会社が運用してくれるものです。
運用する手数料は発生しますが、預金と銘柄を選ぶだけで後は運用を任せてよいため、プロによる運用で知識がない初めての人でも安心した運用を行えます。
③ETFで資産運用
上場投資信託と呼ばれる、誰でも自由に売買ができる、株と同じ性質をもった投資信託です。
売り買いなども自由にでき、取引所が開いている時間内なら何回でも取引が可能です。
株価の動きにつられて値動きすることが多いため、情勢の動きをみるとETFも売り買いしやすくなります。
運用が株に近いため、投資信託会社としても扱いやすく資産運用に適しています。
④FXで資産運用
FXとは簡単に言えば為替(外国のお金)レートを使い、上がりそうであれば買い、下がりそうであれば売りという取引をして利幅をとる取引です。
価格の変動が大きく影響するため、世界情勢や分析知識を意識するまでには時間がかかりますが、情報を精査できるようになれば、少額の投資でも高額の利益をだすことが可能です。
⑤株式投資で資産運用
株式投資とは会社が発行した株(証明書)を購入し、そのお金で会社が業績が上がり、利益に結びついたときにお礼として配当金を貰う取り引きのことを言います。
利益の出し方は主に2つあります。一定の株を保有していると配当金をもらう方法と会社の価値が上がった時に保有していた株を売ることで得られる利幅で利益を出す方法があります。
⑥先物取引で資産運用
モノの値段を事前に取り決めていた日にちに、決めていた価格で売買するときの差額から利益を得る取引のことです。
一定の期間が決められているため、損をしていようが得をしていようが、決まっている日にちに必ず取引を行います。
メリットにもデメリットにもなるルールですが、運用はミドルリスクミドルリターンの取引になります。
資源や原油などの商品から、トウモロコシ、小麦などの穀物系のものも商品の対象になっています
⑦国債で資産運用
国が発行する債権を購入することで、国を相手に貸し付けをすることです。
金利のパターンにより期間ごとに返済と利息の支払いが行われます。変動金利の場合は10年間の国債が発行されます。
金利は半年ごとに見直しがかけられ、利息額の変化も半年で変わります。
固定金利の場合は3年タイプと5年タイプの2種類があり、満期までは支払いが続きます。金利は第77回の発行では0.05%で固定されています。
元本割れが経済破綻をしない限り保証され、銀行預金よりも高いため保証を受けながら運用が可能です。
⑧起業家への投資で資産運用
新規事業を行いたいが資金面で苦戦している起業家に融資し、一定期間後に事業で発生した利益を指定期間中支払うことで利益を得るタイプの運用です。
成功すれば大きな利益に繋がるため、リターンには期待できます。
ですが、事業に失敗する可能性もゼロではありません。ハイリスクハイリターンの運用といえます。
⑨預金して資産運用
一般口座の普通預金のほかに、運用するための口座があります。
定期預金・貯蓄預金・外貨預金の3種です。
定期預金は途中で引き出すことが原則できませんが、普通預金よりも利息が高いことが特徴です。
貯蓄預金は、最初に金額階層別金利型と金額別金利型の2種類を選びます。
外貨預金は、外国為替を利用しレートの差額により運用する預金講座です。
⑩貴金属投資して資産運用
主に金、プラチナの産出量が一定であることを利点に運用する方法です。
金やプラチナは全世界で量が決まっているため貨幣価値が落ちても価値が下がりにくいです。そのため、現金を金に変えておくことで、価値が下がらない資産を得ることができます。
年々金の価値は高くなっているため今後期待できる運用になります。
⑪不動産投資による資産運用
主に家賃収入を得るための不動産物件を購入し、住居人から家賃を回収、購入時のローン返済を差し引きした残りを得る投資方法です。
頭金や自己資金などハードルが高く見えますが、実は購入した時点から自己資産になるため、保有するメリットが一番高いです。
また返済が終了した段階からは家賃収益がそのまま収入となるため、長期投資の中では一番効果的といえます。
2. 資産運用で成功する為のポイントとは?
ここでは6つのポイントがありますが、共通する考え方が2つあります。
「生活に重大な影響を与えない」と「リスクの危険性を知識として認識する」ことです。
余剰資金で投資する事
たまに投資をする資金を生活費の中から捻出する人がいます。
今の収入を変えるために決断することは良いですが、周囲の環境に影響を与える対応はプレッシャーやストレス、人間関係の悪化につながります。
投資は常に利益が得られるものではありません。当然負けることもあります。心に余裕がないと負けた分を取り戻そうとして冷静な判断ができなくなります。
必ず生活に影響せず、緊急事態でも対処できるお金を残したうえで投資をするようにしましょう。
強いポートフォリオを考えて実行する
ポートフォリオとは金融用語でリスクが少なく収益が安定している資産と、リスクが大きく収益が不安定な資産をバランスよく保持する割合のことを言います。
資産として手元に残して起きやすい定期預金や国債、収益を大きく底上げしやすい株や不動産投資などを上手に組み合わせていくことを言います。
組み合わせにより、互いに影響を受けたりするものもあるため、効果の高いポートフォリオを考えて実践する必要があります。
長期的な投資をおこなう
投資初心者が陥る思考が「短期でたくさん儲けたい」です。
ですが、一攫千金は場合によっては可能ですが、宝くじ並みの確率です。
投資は利益が出るまでに時間のかかる取引が多く存在します。
自己資金に多額の影響を与えないようにするためには、長期的な投資を考えておくことが大切です。
サラリーマンだからこそ、自身や家族を守るために賭けをすることはありません。安全に投資をするからには、ゆっくりと利益の出る方法がおすすめです。
投資先を分散させて投資する
一か所にすべての資産を投入した場合、そこが破綻した場合は資産がゼロになります。
資産をいろいろな投資先に少額でもいいので分散させることで、複数の利益を得られる利点もありますが、1個の収益がなくなっても、他の収益で賄えるというものです。
投資だけで収益を得ている人と違いサラリーマンは収入が別であります。
ですが、いつ収入がなくなるかは意識していないケースが多く、失ってから焦りだす人が多いです。
投資先を分散させることは、複数の収入先を得ることでの安心感にもつながります。
複利投資をおこなう
複利とは、投資して得た収益をそのまま利用し、投資をする方法です。
単利と呼ばれるものは1回ごとに利益を確定させ自分のお財布に入れます。
その後、元々かけている金額を利用し、また利益が出たら、利益分は自分にというサイクルを行います。
複利は、利回りの関係でも左右されますが、長期間運用することで大きく金額が変動します。投資した分がそのまま翌年の投資分になるからです。
目標の金額を立てて、逆算して利回りを決める
投資を行う際は、目標の金額を決めておくことが上手な運用のポイントです。
会社では目標やノルマのために動いていても自分のお金の目標などを決めていない人が多数います。
会社のお金と同じで利益が出たら何をしたいかを意識することで投資に向き合えます。
そのために目標金額を設定します。旅行や車の購入、家の購入などでもよいですが、その際に年数と利回りも一緒に考えることでより計画的に投資を行えるようになります。
3. 人によって資産運用の方法は違ってくる
好きなことや嫌いなこと、得意不得意があるようにその人自身で興味のある投資運用は異なります。
運用は短期でなく、長期で行うものなので継続可能な内容と知識を得たいと思える仕組みかを自分で決めることが重要です。
人によっては金への投資や株で投資したいと思う人もいれば、不動産投資がよいという人もいます。何が良いかではなく、自身が興味があり、知識を得たいと思えるかがポイントになります。
安定した資産とリスクもあるが収益自体も大きく狙いたいと思うのなら、不動産投資がおすすめです。
サラリーマンで不動産投資をする人が多くなってきました。投資の意味合いも強いですが、資産として購入しているため、自宅として利用することも場合によっては可能です。
ローンの支払いが終わったら、形のある資産として残るため、投資をしたという実感がわくこともメリットとして高いです。
4. 安易な考えを持って投資すると失敗する
人の誘いや、楽して稼ぎたいなどの他人任せや運任せの発想が一番失敗します。
投資は何よりも情報戦です。価値ある情報を手にし、利用することが最大限の勝ち筋です。
サラリーマンとして営業活動している人は、会社の強みや他社が導入する利益やコストダウン効果などの情報を多く利用し、提案します。
つまり、自身の知識があるからこそ、契約してもらえます。投資も同じで知識があるから分析ができ、結果に活かすことができます。
知識不足は的確な判断を鈍らせ、悪い結果を導くことになるため、安易な考え方には注意が必要です。
5. 時間はかかるがリスクが少ない投資方法は?
投資にリスクはつきものですが、サラリーマンの少ない収入から出せる金額は限られるため、リスクは最小限に留めたいところです。そこでおすすめな方法を2つ紹介します。
割安な株投資を長期運用する方法
金額が安い日本の株を買って業績回復した際の差額を得るパターンです。
今後注目の産業や職種の株は安い状態から上がる可能性も十分考えられます。
倒産するリスクは考えられますが、二番底と呼ばれる、金額が下がって安定したと思ったら、さらに下落したなんてことには元々の金額が低いため起こりにくく、所有するメリットがあります。
バリュー投資による方法は3種類
①自分で勉強し銘柄を選んでいく
サラリーマンだからこそ、自身で勉強し知識をつけてから投資を行います。
投資はすべて自己責任だからこそ、長期的な運用を行うのであれば知らなかったでは済まされません。
日々仕事の内容を勉強している人にとって追加で理解することや覚えておきたい銘柄、分析の結果考察などは自分で行う方が効果的です。
②投資運用会社に任せる。
手数料は取られますが、最初の内はプロにお任せした状態でやってもらうことは良いことです。
3か月から半年ぐらいの間は投資会社に任せて、その間に知識の身に着け、のちに余剰資金を自分の得た知識を活かす投資先に預けることもできるため時間効率も挙げられます。
③リスクを最小限にし、利回りの高さにこだわらない安定した運用を行う。
長期的に見たときに株式への投資は会社の成長を促します。
現時点で利益にならなくても成長した会社が株価を上げてくれれば所有していたメリットにはなります。
また、利回りや相場の影響を大きく反映する運用では、日々の数値変動が気になり、生活に支障をきたします。
特にFXなどの場合、日本では夜の時間帯に変動が活発になることが多く、不規則なリズムの生活になります。
6. 資産を上手く活用するには継続する事が大事!
短期間で結果を出そうとするよりも長期的な視点と最終目標から逆算する形が一番資産を増やせます。
人は形のあるものが最後に手に入る方が目に見えるため投資がしやすい傾向にあります。
だからこそ、株式投資も魅力的ですが、貴金属投資や不動産投資が人気になってきました。
特に不動産投資は、生活に必要な住まいを他者に貸すことで得られる収益です。住居は生活になくてはならず、必要としてくれる人がいるためやりがいを感じつつも収益になる投資先です。
長期間実施するためには、何よりも「継続」が重要で途中であきらめてしまわないように投資金額や投資先を常に意識することが大切です。
7. 年収300~500万円の人でもできる投資法は無限大!自分に合った投資法を見つけよう
投資方法11種類とサラリーマンだからこそ、気を付けておきたい6つのポイントを解説していきました。
投資は安心して増やせるとよいことばかりを案内していることもありますが、リスクが伴わない投資は存在しません。
でも、それは会社勤めも同じです。
今働いている会社が明日には倒産してましたという事例も多くあります。
また、終身雇用も見直されてきているため、いつクビを突き付けられるかわからなくなってきました。収入が確実に入ってくる時代はすでに終わりを迎えて、これからは自分の力で収入を得る必要があります。
投資をすることはリスクを抱えると同時にリスクを分散することにつながります。「投資は怖い」というイメージだけで避けることなく、自分にあった資産運用を見つめなおすことが重要です。
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