会社の収入だけで生活していくことが難しくなり、さまざまな方法で自身の資産を増やす方法が世の中に広がっています。
ですが、投資に対しては良い情報だけ乱立し、悪い情報が表に出ないこともあり、初心者には警戒心を強める内容が多く存在します。
今回は、初心者でもでき、また100万円という小額の投資金額でも十分成果を得られる方法を10種類紹介します。
目次
1. 100万円でもできる10種類の投資・資産運用の方法とリスク
①定期預金|多くの人が取る手法
銀行にお金を預けるというシンプルなものです。
普通の口座ではなく毎月一定金額を振り込む形が一般的です。
投資目的で行うには利率が低すぎますが、一番のメリットは元本として預けた金額が保証されているところです。
銀行の倒産などで預金がなくなったとしても、制度により元本保証が義務づけられており、安心して預けることができます。
②国債|安全性は比較的高い
定期預金と似た性質を持っており、運用して増える金額は微々たるものです。
しかし運用元が国なので信頼もあり、元本保証はあります。ただし、国が行っている運用なので国自体の動きによってはリスクになる可能性も考えられます。
③保険や個人年金|老後に備える
保険のイメージは病気やケガ、死亡したときの保障と考えていることが多いですが、実は運用になります。
保険料を元に保険会社が運用し、配当金を受け取ることがあるからです。
しかし投資という面においてリターンが大きいとは言えません。あくまでも生活保障を意識しながら運用することを頭に入れておくとよいです。
④投資信託|プロに運用してもらう
自身で運用することなく、投資のプロに任せる方法です。
長期にわたり利益の出ている内容を銀行や信託会社がチェックし、運用してくれるため、こちらではどんな商品を選ぶかだけを行います。
しかし、元本の保証はないため、資産を失うリスクは考慮した運用が必要です。
⑤純金積立|分散投資にもってこい
「金」が持つ最大の強みを生かした投資になります。
それは紙幣や貨幣の価値が値下がりすることはあっても、金の価値は大きく値下がりすることがない点です。
世界の金の量には限りがあります。
つまり、量が決まっている場合は金額の乱高下はありません。リスクを回避するためにいくつかの投資先を用意する際には、効果的な運用といえます。
⑥不動産投資|うまく運用すれば大きなリターンに
オーナーとしてすべての責任を持つ代わりにリターンを多く得るか、管理会社を経由し、経営責任を分散する代わりにリターンを少なく得るかの二択があります。
不動産は物件そのものが資産としてカウントされるため、投資リスクは大きく見えますが、お金に困った際は物件を担保に資金を得ることも可能なため、初期費用が高額なことを除けばおすすめの投資といえます。
⑦太陽光発電|政府主導で購入してくれる
太陽光のエネルギーを電気エネルギーに変換し、電力会社に売却して得られる利益を回収することができます。
国が電気を買い取ってくれるため、安心したリターンが期待できます。
しかし初期投資に莫大な資金が必要で、投資分が返ってくるまで、10年単位で運用しなければならないこともリスクとして掲げられます。
⑧外貨預金|円より高い金利が期待できる
外国の銀行にお金を預けて預貯金利益を得る方法です。日本の銀行よりも高い金利でのリターンが期待できる点が魅力的です。
しかし、日本円そのものの価値が為替レートによって変化した場合はマイナスになる可能性も十分考えられるため、注意が必要です。
⑨株式投資|値上がり益で一攫千金?!
株式投資の利益の出し方は、企業が発行した株を購入し配当金を得たり、売ることでの差額を利益とする場合の2種類が存在します。
新商品や新サービスが好評だからと企業の株価が変動する場合は、売却益を多く生み出しやすく利益としては高リターンが期待できます。
また一定数の株を所持していると優待特典と呼ばれる割引や商品購入などの権利を得られるため、メリットが多いです。
⑩FX|資金効率がいい
FXは投資の際に、証拠金として最初に預けた元本から何倍ものお金に見せかけて取引を行うことができる「レバレッジ」と呼ばれるものがあります。
プラスになれば少額の投資でも多額のリターンがあり、100万円や1,000万円を1日で稼いでしまうこともできますが、失敗すると元本どころか、借金をしなければならないぐらいの負債を抱えてしまうリスクがあります。
2. 投資は「余剰資金」でする必要がある
余剰資金とは、明確な定義はありませんが、1ヶ月の生活費と急な退職で収入がなくても生活可能な金額を3ヶ月分を除く長期的視点で用意しておく資金を指すことが多いです。
投資する際に生活費から捻出する人が初心者ではいます。
ですが掛け金が多くなればリターンも多いことを正当化し必要以上に投資をしてしまいます。
リスクが多く困窮してしまう可能性があるため、余剰資金で運用するようにしましょう。
3. 資産運用で抑えておきたいポイント
3-1. 100万円で資産運用をするとどれくらい増えるのか事前に調べる事が重要
100万円の資金でどのくらい増えるかは計算が可能です。しかし利回りや金融商品の将来性や流動性によって増える金額に差が発生します。
例えば、100万円を10年で200万円に増やしたい場合は、1年で10万円が上乗せされる投資を行わなければなりません。
ですが、積立で実施した場合は、100万円の資金を元手に利回り3%、期間5年、毎月13,000円の運用を行うことで200万円になります。
投資、積立などの種類によって変わりますが、どの商品もメリット、デメリットが存在します。投資知識がない状態では、まず金融計算を覚えることが最初の一歩となります。
3-2. 目標金額から逆算してどれくらい元手が必要になるのか調べる
投資を計画的に行い、得られる金額を意識するよりも、得たい金額を目標とした上で年数と照らし合わせる方法が元手を決める時には簡単です。
目標金額が200万円の場合は、積立期間10年の利回り3%の複利計算をすると毎月の積立は約14,500円となります。
目標金額を決めることは、旅行資金、子どもの学費など様々な要因がありますが、金額を決めた方が取り組む姿勢にも影響します。
3-3. 資産の運用は自分でするのか、プロに任せるのか?
結論から言うと自分の知識不足の分野はプロに、知識を持ち責任が持てるのなら自分で運用することをお勧めします。
投資の種類は関係なく、知識不足は本当に足元をすくわれます。投資は知識や経験則が数値に直接影響します。
知識を付けるまではプロに任せ、勉強したあとは自分で運用する方が良いです。
責任は人に取らせず自分で取った方が、負けた場合でも納得しますし、経験になります。
4. 損失を減らすために安全に投資するには?
4-1. 投資先を1か所ではなく分散させる
100万円の資金を1つの投資先に預けた方が多く増えると思う人もいますが、損失リスクが高い選択をしています。
投資先が次の日に倒産、夜逃げなどして資金が回収できない状況になることも考えなければなりません。
大きな企業や、名の知れた企業が明日には無くなっている可能性は充分に考えられます。
そこで、リスクを回避するための方法が投資する資金を分散させることです。
複数の投資先があれば1つが無くなっても他の資金は残ります。金額をかけている以上リスクはゼロにできませんが、可能な限り小さくすることで投資リスクを回避出来ます。
4-2. 損失を抑える為に自分なりにルールを作る
負けているときの心理状態は投資をしていくうえで特に重要です。
損失が出てくると心理状態は「取り返そう」、「今までかけた金額があって引き返せない」という思いに駆られます。
また、勝ったときの経験が射幸心をあおってきます。投資で負ける人が陥る典型的な行動思考です。
だからこそ、自分なりで良いので踏み込みすぎないルールを作ることが大切です。
「3万円以上は投資しない」「2万円の利益が出た時点で一度取引を終わらせる」という自分の中で納得できるルールを作ることで損失を広げないようにします。
損失は別のタイミングで取り返せる可能性がありますが、精神状況が冷静でないときは重要な判断が出来ないため、一度頭を冷やす意味でもルールに抵触したら止める気持ちが大切です。
5. 100万円を増やすにはどうするのか?
5-1. 資産運用をするために100万円を貯める必要がある
1番最初の課題です。元の資金がなければどうすることもできません。
ただ、重要なことは早くお金を稼ぎたいからと「借金」には手は出さないことです。
世の中、都合の良い話ばかりではありません。クレジットカードのキャッシング機能を利用し、投資サイト登録などを誘導する詐欺が横行しています。
お金を増やしたいのに、逆に借金をしている状況になってしまうケースが多く発生しています。まずは100万円を計画して捻出する方法から考えることが大切です。
5-2. FXで投資する場合は?
リスクを意識した立ち回りが求められます。レバレッジと呼ばれる証拠金取引は元々の金額を何倍にも見せた形で取引します。
レバレッジが25倍の場合、100円のプラスを出して取引を終わらせると2,500円が手元に残ります。
ただしマイナスのときはその倍率分のマイナス金額が増えるため、損失の危険があります。一定のマイナスを出したときに取引を終了させ、被害を最小限にするルールが大切になります。
5-3. 複利効果を利用して資産運用する場合は?
複利とは余剰資金で得た利益をそのまま更なる投資に利用することをいいます。
投資効果の高いやり方の1つで、元本10万円と毎月1万円を20年の利回り3%で行うと約345万円になります。
銀行に預けたままでは250万円にしかならないため、効果的だと言えます。
5-4. 不動産投資に投資する場合は?
家賃収入が主な部分になりますが、融資を受けていることが多いためローンの返済が必須です。
そのため、家賃収入が6万円でローン返済が4万円では毎月2万円の収入になります。
1年で24万円となり約4年で100万円になります。ローン返済後は実体のある自己資産になるため、長期運用を考える上では他の投資に比べ、メリットが大きいです。
6. 100万円を元手に投資をする場合どれくらいのリターンを狙うのか?
6-1. 大きなリスクをとって、年間倍以上のリターンを狙う場合
年間で200%はプロの投資家でも狙うの困難ですが、チャンスを掴む方法としては株やFXがあります。
レバレッジが利くFXが1年で2倍にする可能性が一番高いですが、リスクと背中合わせなので注意が必要です。
投資金額が低くても、高い金額として運用ができるため、プラスに働けばよいですが、マイナスの可能性も十分考えられます。
早く稼ぎたいと安易な気持ちで手を出すと痛い目をみることが多いので注意が必要です。
6-2. リスクをとって、年間30~40%のリターンを狙う場合
プロの投資家が基準に置く運用効率のひとつに30%の年間運用があります。
これから投資を始める人が知識ゼロの場合、自身の運だけで運用し、30%を目指すことは難しいため、実際に運用実績があるプロの投資会社に依頼することが中規模リターンを得る上では効果的です。
投資過程も確認できるため、投資会社がどんな銘柄を見ているのかを意識してみると今後の知識に良い影響を与えてくれます。
6-3. 安全に年間10%のリターンを狙う場合
年間10%のリターンは低く思われがちです。
100万円の投資を年間で実施し、10万円の利益が出るからです。
結果だけ見ると少なく見えますが、毎月の給与で1万円増加した金額と同じです。月給が1万円でもアップしたら大きいですよね?
つまり、毎月1万円でも利益が出たと思うことが大切です。
10%のリターンを狙うのであれば、自分で運用することをお勧めします。信託会社にお願いすると手数料支払が多く、利益がもっと少なくなるからです。
7. 100万円で投資する上で知識を身に着け、ルールを決めて無理の無い投資を
100万円を手にするまでにかけた時間と労力があると思います。
貯蓄した金額を自分が理解していない方法で増やそうとするのはリスクが高く、失敗したときに後悔が残ります。
当たり前ですが、簡単にお金を稼ぐ方法や楽をして稼ぐ方法は存在しません。
投資についての知識を十分に把握し、自分の中で制限をかける部分を作ることで無理しない投資を行えます。誰かに責任を押し付けるのではなく、失敗しても責任を自ら取れる選択をお勧めします。
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