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タワーマンションが購入できる年収はいくら?|借入できる金額の目安とは?

タワーマンションはひときわ目立つ外観と、洗練されたデザインで、街でも存在感を放っていますよね。セレブが住んでいるイメージもあり、成功者のステイタスとしても定着しているのではないでしょうか。しかし実際にはサラリーマンでも購入できる価格帯のところもあるので、買えるものなら買ってみたい!と思っている人も多いのではないでしょうか。

とはいえ、タワーマンションは少し価格が高いイメージがありますよね。高層階の素晴らしい眺望、夜景の美しさなど、普通のマンションでは味わえない世界が広がっているので、価格の高さも納得できるところではあります。今回はそんな魅力的なタワーマンションを購入するにあたって、気になる年収、借入額など住宅ローンに関する情報をご紹介いたします。

タワーマンションを購入するのに必要な年収はいくら?

タワーマンションの価格相場とは?

タワーマンションは、普通のマンションより評価が高く、売買価格や家賃が高め。そのため、居住者の平均年収は高くなっています。ホテルライクの高級感を出している物件が多く、居住者はステイタス感を味わえるということで、根強い人気があります。タワーマンションの中には、1億円を超える部屋も珍しくありません。バブル期の「億ション」が復活したかのようにも見えますね。

価格相場から見るタワーマンションが購入できる年収とは?

一般的に住宅ローンの借入金額は年収の5倍程度だと言われています。これはローン返済額から計算されており、年間の返済額が年収の20%~25%になるように計算すると、年収の5倍ということになります。

たとえば年収500万円の人の場合、2,500万円位のタワーマンションが購入可能。年間返済額は約100万円となるので、毎月の返済額は約8万円という計算になります。頭金をいくら入れるかによっても変わってきますが、購入の際の目安となるでしょう。

タワーマンションの賃貸物件の家賃はいくら?

タワーマンションの賃貸物件は、ワンルームや1LDKといった単身向けの部屋から、2LDKや3LDKといったファミリー向けなどさまざま。最上階には5LDKといった豪華な部屋を備えているところが多いようです。

気になる家賃は、やはり普通のマンションと比べると高めになっていますね。立地などによっても変わりますが、ワンルームでも10万円以上するでしょう。3LDKなどになると30万円以上するところが多いです。そのため年収がある程度高くないと住めないというのが現実です。

タワーマンションの家賃が高くなるのは、コンシェルジュサービスといった特別なサービスが、共益費や管理費を高くしているということも背景にあるでしょう。またエレベーターもたくさんあるので、何かと費用面では居住者に負担が大きくなるようにできていますね。

現在借り入れできる金額の目安とは?

借りられる金額が「年収の5倍」は間違い?

タワーマンションを購入するにあたって住宅ローンを組む場合、「年収の5倍まで」というのは、先ほどもご紹介した通りです。しかし実際のところ、年収の5倍以上のローンを組んでいる人がたくさんいます。たとえば年収500万円の人でも、4,000万円のマンションを購入しているケースも。実は、「年収5倍まで」というルールは存在しないんですよ。

これはローン金利が今よりも高かった時代に設定された基準。今は超低金利時代なので、昔の基準と変わってきています。金利が違うと、毎月の返済額が大きく変わってくるので、超低金利時代の今は、借入額が大きくなってくるのです。

現在、年収で借りれる金額はいくら?

それでは実際に住宅ローンが借り入れられる金額というのは、いくらぐらいか見ていきましょう。これはその人の属性によっても変わってはきますが、おおよそ年収の10倍くらいまで借り入れできるところが多いようです。つまり年収500万円の人なら、5,000万円までのタワーマンションが購入できることになりますね。

業種によっても借りられる金額は違ってくる

営業マン

住宅ローンの借り入れは、申込人の職業によっても変わってきます。たとえば営業マンの人がタワーマンションを購入するため住宅ローンを申し込むとすると注意が必要です。営業マンで歩合制の人の場合、いくら年収が高くても住宅ローンの借り入れが難しいことがあります。歩合制の人は毎月の基本給が少なくなっています

営業成績が良いときは、インセンティブが高くなりますが、成績が悪い時に基本給だけとなることも。給料が安定しないという点で、審査が厳しくなる可能性があります。

自営業

自営業の人がタワーマンションを購入するために住宅ローンを申し込む場合、毎月の収入が安定しないという点で、審査がとても厳しくなっているので注意しましょう。自営業といっても会社の内容や規模によっても違いますが、一人で事業を行っている人や、開業して間もない人は、たとえ年収が高くてもローンの審査では通りにくいようです。

勤続年数が低い

正社員など定職についていても、勤続年数が短い人がタワーマンションを購入しようという場合、注意して下さい。住宅ローンの審査では厳しくなることがあります。勤続年数の目安は銀行によって違います。勤続年数最低1年以上というところもあれば、3年以上としているところも。

たとえ年収など他の条件がクリアしていても、この条件がクリアできなければ申込しても無駄なので、借りようとする銀行の条件をチェックしましょう。

他に借り入れしてる人

すでに他社からの借り入れが多い人は、タワーマンションを買おうと住宅ローンを申し込んでも、審査で通りにくいことがあります。特に車のローンを組んでいる人は要注意。たとえば150万円のマイカーローンを組み、毎月3万円返済をしていたとします。150万円のローンは大した額ではないように見えますが、3万円の返済は住宅ローンでは約1,000万円の物件を購入しているのと同じことに

ローンは返済額が重要なため、たった150万円の借金でも1,000万円相当の負債と見られるわけです。年収が低い人だと、場合によっては不動産物件を購入する前に、マイカーローンを完済しておいた方がいい場合もあるかもしれません。

年収が200万円以下の場合

お勤めの方でも、あまり年収が低いと住宅ローンの審査では通りにくいでしょう。金融機関では最低年収の基準を設けているので、それに満たない場合は申し込んでも難しいかもしれません。多くの銀行では年収200万円以上としていますが、メガバンクなどでは300万円以上というところも。いくら他の条件をクリアしていても、最低年収が足りないとローンは組めないでしょう。

運転免許証を何度も紛失している人

お金を借りる時には、必ず身分証明書が必要になります。健康保険証でもいいのですが、顔写真が入った運転免許証が求められることが多くあります。しかし中には運転免許証をよく紛失される人がいます。実は免許証番号の末尾の数は紛失回数を示しているというのは、皆さんご存知でしたか?これを見ると、何回再発行したかすぐばれてしまいます。

大切な運転免許証をよく紛失させてしまうというのは、社会人として管理能力が問われます。1回や2回ならいいのですが、何回も紛失していると、年収が高い人でもタワーマンションを買う住宅ローンの審査で人物に信用性がないと判断されるかもしれないので注意が必要です。

借りれる金額と返せる金額は違う事を知っておこう!

借入は返済できる金額を借りる事が重要である

住宅ローンを利用してタワーマンションの購入を検討している人は、毎月の返済額から借入金額を決めるようにしましょう。毎月の返済額には元金に加えて利息も含まれています。年収に見合った返済額であるかをチェックして、無理ない返済計画を立てる必要があります。

また変動金利にする場合は、将来の金利上昇に備えが必要に。金利が上昇すれば、当然毎月の返済額も増えるので、そうなった時に収入が増えていなければ大変なことになりますよね。万が一住宅ローンが払えないとなると、マンションを失うことになりますので、そういうことのないよう、返済プランは入念に練る必要がありそうです。

返済できる金額を計算する事が大事である

タワーマンション購入にあたり、住宅ローンの返済額から借入額を計算する場合、金利上昇については先ほどご説明した通りです。しかしそれ以外に注意しなければならないことがあります。たとえば、お子様がいらっしゃるご家庭だと、将来子どもの学費などで支出が増加すると思われます。もしお子様が二人、三人といらっしゃれば、負担も2倍、3倍になりますよね。

最悪なのは、変動金利を組んでいる人で、将来の金利上昇と、子どもの学費等の出費が重なった時。たとえば毎月のローン返済が増えた時に、お子様が私立大学に入学した場合には、すごい出費になりますよね。そうしたことを避けるためには、日ごろから貯金をしておかなければなりません。

また将来のそうしたリスクを回避するために、固定金利を選ぶという選択肢もありそうですね。将来、年収が上がってくれればいいのですが、なかなか期待通りにならなかったときに慌てるのでは遅いので、将来起こり得るリスクをあらかじめ想定することは大切ですね。「備えあれば憂いなし」とはまさにこのことです。

住宅ローンを上手に活用しよう!

タワーマンションを購入する人の中には、キャッシュで購入するという人もたくさんいます。しかし住宅ローンで購入すると、税金面でお得になります。住宅ローンを組んでいる人は、住宅ローン控除があり、所得税控除が10年間受けられます。年収により控除額がかわりますが、たとえば3,000万円の住宅ローンであれば150万円~250万円程度の所得税控除が受けられます。

タワーマンションを購入を検討する時は、自分の年収にあった物件を探して購入しよう!

タワーマンションは依然として人気があるので、資産価値としてはまだまだ高い状況が続いています。自分が住むにしても、不動産投資として購入するにしても、魅力的ですよね。ただタワーマンションの価格が高値で推移しているため、やはり自分の年収に見合った物件を選んでいくことが大切です。

またタワーマンションは管理費などの毎月のコストも忘れずに。駐車場や共益費も、普通のマンションより高いところが多いので、そうしたランニングコストも要チェック!後悔しないタワーマンション購入をして下さいね。

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