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タワーマンションのメリット・デメリットまとめ|それぞれ分かりやすく徹底解説!

タワーマンションで暮らすことは、「ステータス」を高めることだといわれています。

しかし、メリットばかりに注目して購入すると、後で後悔することになるかもしれません。物件を購入するときのポイントは、デメリットを知ることのほうが大切でしょう。

対応できるデメリットであればよいのですが、対応できないと高額な購入代金を支払った意味がありません。タワーマンションは、高額になるのが一般的です。

あらかじめ、確認しておく必要がありますね。

 

今回は、タワーマンションのメリットとデメリットを分かりやすくご紹介します。

自分にとって本当のメリットやデメリットを確認してから購入を判断することが、後悔しなくて済むコツではないでしょうか?購入を検討している人は、ぜひ参考にしてください。

目次

1. タワーマンションのメリットとは?

タワーマンションには、さまざまなメリットがあるといわれます。

しかし、イメージしているメリットと実際のメリットは異なるかもしれません。そこで、実際のメリットを確認してみましょう。

①眺望や景色がキレイ

タワーマンションと聞いて、誰もがメリットにあげるのが眺望のよさでしょう。

窓から見下ろす街並みや周辺の景色は見事なものです。昼や夜、また季節ごとに雰囲気の変わる絶景が日常として楽しむことができます。

②住んでいる事がステータスになる

タワーマンションを購入するためには、一般のマンションに比べて高額な代金が必要になるので、お金持ちでなければ購入することができません。

したがって、タワーマンションに住んでいるだけでステータスがあるとされるのです。

③駅から近い等立地が良い

高層マンションは、都心や駅前といった立地条件のよいところに建てられます。

法律のため、どこの地域でも背の高い建物てられるわけではありません。

立地の良さは、売却時の資産価値を維持する効果があるので、中古物件としても高く売れるのです。

④日当たりが良く、風通しが良い

タワーマンションの特徴として、夏は涼しく冬は暖かいといわれます。

夏は窓を開けると風通しが良いため涼しく、冬は日当たりが良いため暖かいのです。自然の空調作用により、光熱費を削減できます。

⑤タワーマンション節税により相続税の節税対策になる

タワーマンションを購入することで、相続税を大幅に節税することができるので「タワーマンション節税」として利用する人が少なくありません。

しかし、あくまで節税の対象になるのであり、脱税の対象ではないので注意してください。

⑥騒音が無く、防音対策がとられている

外部からの騒音は、ほとんどありません。

部屋まで音が届かないのです。音の可能性でいうと、お隣などの周辺の音になるのですが、タワーマンションとなると構造的な質も売りになるので壁・天井・床の防音対策も万全といえます。

⑦害虫が出にくい

一般的なマンションでは、夏に窓を開けると蚊が入り込みます。

しかし、タワーマンションのような高い建物であれば蚊の心配は必要ありません。蚊が飛ぶことのできる高さではないからです。

⑧付帯している設備が充実していて娯楽も楽しめる

共用設備として、パーティールーム・スポーツジム・プール・温泉など、さまざまな施設が提供されています。

外出することなくマンション内で利用することができるのです。時間のない人には絶好の娯楽になるでしょう。

⑨優秀なフロントマンやコンシェルジュがいる

タワーマンションでは、フロントマンやコンシェルジュの質も高く、ホテル並みのサービスを受けることができます。

何か困ったときは、相談すれば対応してくれます。調節、対応できないことは、専門の窓口を紹介してくれるでしょう。

⑩タワーマンション内に公共の施設が入っている

駅近のタワーマンションであれば地下が鉄道と連絡していることがあり、医療機関や市役所の出張所などが併設されていることもあります。

自宅マンションから公共施設への経路が利用しやすいと生活がとても便利です。

⑪セキュリティの内容が充実している

タワーマンションは戸数が多いため、住人も多く不審者を見極めることが難しいのです。そのため、セキュリティには最善の対策を講じています。

防犯カメラやオートロックは当然のこと、さらに監視員などによる目視チェックで犯罪を防ぐのです。

⑫タワーマンションが出来る事により町が活気づく

タワーマンションが建つということは地域の人口が増えるということです。

マンションの周辺に住人を目当てに商業施設が進出することになります。さらに、商業施設を目当てに人が訪れるという相乗効果で町が活気づくのです。

⑬高い位置にある部屋ではカーテンがいらない

窓の位置が高いので周囲に目の届く建物はありません。部屋のなかを除かれる心配がないのでカーテンが必要ないのです。

周囲の目を気にしないで夜景を眺めることは、開放感に溢れた独特の感覚を味わうことができます。

⑭マンションにもよるがゴミ出しがいつでもできる物件もある

マンションにもよりますが、一般的にタワーマンションでは24時間いつでもゴミを出すことができます。

曜日も問いません。高級マンションの場合、ゴミは専門業者が管理するので問題になることはないでしょう。

⑮下層階は値段が下がる上に上層階と同等の恩恵がある

タワーマンションの下層階は、ねらい目といえます。なぜなら、下層階は上層階に比べて価格が安いからです。ところが、共用施設などは同じように使用することができます。

眺望のよさを望まないのであれば、下層階の購入がおすすめです。

⑯値下がりが低いので投資に向いている

タワーマンションは、管理がしっかりしているので中古物件でも安心できます。さらに、立地も良いので中古物件の人気が高く資産価値が下がりにくいのです。

したがって、高く売却できるため投資物件としての購入に向いています。

⑰手厚い防災対策が準備されている

防災に対しては、手厚い対策が講じられています。高層の建物は、低層の建物以上に厳しい耐震基準が設けられるのです。

消防設備についても防災センターが併設されるなど、低層のマンションよりも優れた防災対策が講じられています。

⑱造りが頑丈にできている

タワーマンションは、細長いので造りを頑丈にしなければなりません。

高層の鉄筋コンクリート造の建物は、地震に耐えられるような免震構造や制震構造といった特殊な構造により耐震補強を高めています。

⑲津波がきても安心である

鉄筋コンクリート造の建物は、強く重いため津波に流されることはありません。

タワーマンションの屋上まで波がくることもないので、津波のときはタワーマンションに逃げ込むのが安心だといわれています。

2. タワーマンションのデメリットとは?

タワーマンションにあこがれるのは、多くのメリットに注目するからでしょう。

しかし、購入のポイントはデメリットにあるのかもしれません。確認を怠って、後悔しないようにしたいものです。

①管理費や修繕費の積立金が高い

タワーマンションは、共用施設が豪華です。それぞれの施設に管理費や修繕費用の支払いが必要になります。

マンションによっては、利用しない設備についての費用を徴収しないシステムになっているところもありますが、それでも高いのが現実です。

②民泊として使われている事がある

駅近など立地のよい場所に設置されているので、民泊として利用されているケースがあります。

見かけない外国人が隣の部屋を使っている可能性があるのです。マンションとして禁止してもルールを破る人がいないとは限りません。

③高い位置に住み慣れると子供が「高所平気症」になるリスクが…

小さい子供がいる家庭では、「高所平気症」のリスクも負います。

子供は本能的に高いところは恐いものなのですが、超高層の建物で暮らすうちに高さになれてしまうのです。恐さが欠乏すると思わぬ落下事故のリスクを負うかもしれません。

④引っ越しが面倒で大きな家具の運び入れが大変

タワーマンションの、開口部は意外に狭いのです。引っ越しや家具の買替え時の出し入れに苦労することが少なくありません。

大きな家具や電化製品などを購入するときには、あらかじめサイズを測っておきましょう。

⑤風が強いため外で洗濯物を干せない、干してはいけない

高層になると風が強くなるのです。洗濯物を干すと強い風のため飛ばされてしまいます。

また、一般的なタワーマンションでは、美観や安全のために洗濯物を干すことが禁止されているようです。洗濯物を乾かすためには乾燥機が必携でしょう。

⑥エレベーターが混雑して外出するのに一苦労

タワーマンションには、多くの住人が暮らしているので、たとえば朝の出勤時間などはエレベーターが混雑することがあります。

通勤のため立地がよい場所を選んだのにエレベーター待ちに時間がかかるのでは納得ができませんね。

⑦インターフォンが鳴ってからの宅配時間までに時間がかかる

インターフォンが鳴ってから、荷物が届くまでに時間がかかります。住人が多いので、荷物を一度にまとめて届けるからです。

時間がないようなときは、入り口の宅配ボックスの利用やコンシェルジュに預かってもらうほうがよいでしょう。

⑧地震がおきるとは揺れが激しい

タワーマンションの場合、免震構造になっていることが多いので耐震性は強いのですが構造的に揺れが大きくなります。

揺れに弱い人には、生活の拠点となる自宅にするのは難しいかもしれません。

⑨夏場は部屋が暑い

タワーマンションは、夏は涼しく冬は暖かいといわれます。ところが、夏場に日あたりが良すぎると暑さが厳しくなるのです。

特に南向きであれば日が指す時間が長いので、窓の位置には注意が必要でしょう。

⑩インターネットのつながりが悪い

マンションでは、インターネット回線を一棟で加入しているため、住人が多いほど回線のつながりが遅くなります。

インターネット利用が多いのであれば、タワーマンションは考え物かもしれません。

⑪宅配物を取りに降りるのが面倒

宅配については、部屋まで運ばず入り口の宅配ボックスに配られるケースがあります。誰でもマンション内に入れるようではセキュリティ面で問題があるからです。

しかし、あまり外に出ない人の場合部屋から宅配ボックスまでの往復は面倒としかいえません。

⑫パーティールームの倍率が高く取りにくい

タワーマンションのメリットとしては、共用施設の充実があげられるでしょう。ところが、たとえばパーティールームを利用したくても抽選になっているなど倍率が高い場合があります。

予定している日に利用できないことが多いのです。

⑬マンション付近にある幼稚園での格差がすごい

タワーマンションの価格は、上階ほど高くなっています。その格差が、マンション付近の幼稚園にまで影響を与えるようです。

いつの間にか、園内でも序列ができてしまうケースがあります。上階・下階で格差を感じる流れになるのです。

⑭理事会や総会で意見が合わずに揉める

タワーマンションに住む人は、経営者クラスの人が多いため自己顕示欲の強い人が少なくありません。

理事会や総会では、それぞれの住人が意見を主張するため、もめることが多いといわれます。

⑮エレベーターが止まった時の上り下りが大変

エレベーターが、震災などにより非常停止してしまうと大変です。

タワーマンションの上階で暮らしていると数十階分の階段を上ったり下りたりしなければなりません。復旧を待つほうが利口ですね。

⑯買い物の荷物の運び入れが面倒である

買い物した荷物を運び入れるのが面倒です。特に買い物の量が多くて、往復をくり返さなければならないときは大変でしょう。その都度、エレベーター待ちの時間が必要になるからです。

⑰子供がいる場合騒音がでる可能性がある

タワーマンションの場合、エレベーター待ちなどで外出するのが面倒になる傾向があります。子供も外で遊ばず、室内で騒ぐことが多くなるのです。

走り回れば、下階からクレームが入るかもしれないので注意が必要でしょう。

⑱タワーマンション内に公共施設が整ってるので外出しなくなる

タワーマンションは、住人が多いため公共施設が整っています。

コンビニなどがあれば、日用品を揃えるために外出する必要がありません。さらに、スポーツクジムやプールがあれば娯楽も提供されます。

⑲火災時の避難が大変である

火災のときは、階段を使って避難することになります。エレベーターは火災時には緊急停止するかもしれないので危険です。

防火対策は講じられていますが、あらかじめ避難用の階段の位置など避難経路の確認をしておかなければなりません。

⑳他の住人との交流があまりない

タワーマンションに限ったことではないのですが、マンションでは他の住人との交流はあまりないのが一般的です。

そもそも近所づきあいをしたくない人がマンションに入居する場合が多いのも交流の妨げの原因になっているのでしょう。

3. タワーマンションのメリットデメリットをしっかり比較検討を!

タワーマンションのメリットとデメリットをご紹介しました。

比較のコツは、自分自身にとってメリットとなるもの、デメリットになるものを判断することです。人がどのように考えているかよりも、自分自身の考えに基づいて決定するのがポイントでしょう。

 

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