「シェアハウスに住みたい!」
こんな風に思っている人も多いのではないでしょうか。
シェアハウスは、格安で入居できたり、初期費用が安かったりと色々なメリットがあります。
また、シェアハウスという特性上、通常の賃貸マンションなどでは体験できない交流があるなど、居住空間としては特別な空間といえるでしょう。
一方、シェアハウスは共同生活している人がいるので、住む上でデメリットに感じることもあります。しかし、それはシェアハウスの規模などによっても異なるので、そもそもシェアハウスは自分に向いているか?という点はもちろん、どのようなシェアハウスに住むべきか?も考えなければいけません。
そこで今回は、まずシェアハウス全般に関するメリット・デメリットを解説します。
その後、メリット・デメリットが分かれる、大規模・小規模のシェアハウスに分けて解説していきます。
目次
1. シェアハウスのメリット10選
では、まずシェアハウスならではのメリット10選を解説します。
通常の賃貸マンションに居住するときと比較しながら読むと分かりやすいです。
①費用が安くすむ
シェアハウスは、光熱費やインターネット代が既に家賃に組み込まれているケースが多いです。
光熱費やインターネットが別途払いのときは、月に1万円以上にあることも多いため、この費用を節約できるのは大きなメリットといえます。
②家具や家電が備え付け
また、シェアハウスは基本的に家具や家電もついています。
たとえば、家具や家電をそろえるとなると、以下は必須となるでしょう。
- ベッド
- テレビ
- 冷蔵庫
- 洗濯機
- テーブル
- カーテン
- 電子レンジ
ほかにもテレビボードやソファーを購入する人もいると思います。
これらを全部揃えるとなると、10万円は軽く超えてきてしまいます。また、フライパンなどの器具も買う必要がないので、シェアハウスであれば初期費用がかなり浮く点はメリットといえます。
③家を広く使える
シェアハウスは、共有スペースが広いです。広々としたキッチンに、食事するスペースも大人数が滞在できるスペースがあります。
一方、一人暮らしの場合は、たとえば1Kの間取りであれば部屋は広くても8畳ほどでしょう。
シェアハウスは、生活するスペースは広くないかもしれませんが、共有スペースが広いのは非常に大きなメリットになります。
④何かあった時に助け合いができる
シェアハウスは、共有スペースでほかの居住者と交流があるので仲良くなる場合があります。むしろ、そのような交流を求めてシェアハウスを選ぶ人も多いでしょう。
そのため、たとえば風邪をひいたり、人手がいる作業があったりする場合は、お互い助け合うことができます。
⑤色々な人種と知り合える可能性がある
上述したように、シェアハウスは交流を求めて住む人も多いです。
また、入居者には年齢や育った環境、そして国籍などもバラバラのため、色々な価値観を持った人がいます。
そのような人と交流することで、コミュニケーション能力が上がったり、良い意味で色々な刺激を受けたりすることがあります。
⑥作りすぎた料理を分け合うことができる
仮に、料理を作りすぎてしまい保存がきかない場合は、一人暮らしだと破棄することになります。
一方、シェアハウスだと、「take free」にしておくと、ほかの居住者に分け合うことができるのです。逆にいうと、ほかの居住者がつくった料理をもらえることもあります。
⑦恋人ができる可能性がある
色々な人がいるので、当然異性との交流もあります。
シェアハウスは一緒に生活している部分もあるので、その人の素を知った上で恋人になるかもしれません。
⑧帰ったら誰かいてくれる
シェアハウスには当然ほかの入居者がいるので、帰ったときには大抵誰かがいます。一人暮らししたばかりのときは、人にもよりますが「誰もいない家に帰るのが寂しい」という人は少なくないでしょう。
そのため、シェアハウスならではの「帰ったら誰かがいる」という点に魅力を感じる人も実は多いです。
⑨防犯面で少し安心できる
シェアハウスは、ほかの入居者が常に近くにいます。マンションと違い、完全に隔離されているわけではなく、共有スペースという存在があるからです。
そのため、万が一何かあったときに、ほかの入居者に助けを求めやすいです。
そもそも、不審者がいれば入居者の誰かが気付くケースも多いですし、その点ではほかの住居と比べ、多少は防犯性に優れているといえるでしょう。
⑩入居や退去が簡単にできる
また、通常の賃貸住宅は、2年単位で契約を結びます。
そのため、2年ごとに更新料が発生しますし、2年を待たずに退去すると違約金を取るマンションもあります。さらに、敷金・礼金などの初期費用もかかってきます。
一方、シェアハウスは契約年数に縛りはなく、退去も「1か月前に申し出てください」というケースが多いです。
また、物件にもよりますが、敷金・礼金・更新料が不要な物件も多いので、入退去しやすい点もメリットといえます。
2. シェアハウスのデメリット9選
一方で、シェアハウスは共同生活という特徴からデメリットもあります。
以下よりシェアハウスのデメリット9選を紹介するので、前項のメリットと対比して確認してみてください。
①自分と合わない人と一緒に住む可能性がある
シェアハウスは色々な人がいるので交流が深まる反面、どうしても合わない人がいるかもしれません。
神経質な人であったり、なんとなく合わない人いたりすれば、顔を合わせる機会が多いシェアハウスはデメリットと言えるでしょう。
入居の際は、色々な人が居住しているという意識をもって、入居する必要があります。
②部屋以外で裸でいることはできない
一人暮らしであれば、外に出なければどんな格好でウロウロしても構いません。
夏は裸で過ごすこともあるかもしれないですし、冬でもだらしない格好をしていても問題ありません。しかし、シェアハウスは共用分に出るときは裸は当然ダメで、ある程度身なりはしっかりしなければいけない点はデメリットといえます。
③共有スペースが汚い場合がある
上述したように、色々な人が住んでいるので、中には雑な正確な人もいます。
そのため、キッチンやトイレ、シャワー室などの共有スペースの使い方が悪い入居者がいる可能性もあるのです。
そのようなときでも、そもそも誰が汚しているか分からないので、改善されるのは難しい点はデメリットです。
④隣の部屋の騒音が気になる
賃貸マンションの場合は、コンクリート壁を隔てて隣戸があります。
一方、シェアハウスの場合は、基本的にボードと軽量鉄骨のみで仕切られているので、通常の賃貸マンションなどよりは隣の音が気になるでしょう。
そのため、音に敏感な人などは特にデメリットになります。
⑤窃盗に合う場合もある
居室内は当然鍵がかかるので、よほどのことがなければ窃盗のリスクは小さいです。しかし、たとえば共用部に少しの間パソコンを置きっぱなしにして窃盗にあってしまう場合もあるかもしれません。
この点は、共有スペースを普段使いするシェアハウスならではのデメリットなので、共有スペースに物は置きっぱなしにしないよう気を付けましょう。
⑥シェアハウス自体なくなってしまう可能性がある
また、シェアハウス自体が閉館となってしまう場合があります。賃貸マンションも「入居者がつかないので閉鎖します」というのも考えられますが、現実的にはほぼあり得ないでしょう。
というのも、シェアハウスの方が規模が小さく建築費がかかっていないので、賃貸マンションなどに比べると閉館しやすいのです。
もちろん、リスクとしては大きくはありませんが、仮に閉館すれば強制退去になるので、この点はデメリットになります。
⑦シェアハウスに住む恋人と別れた時気まずくなる
仮に、良い出会いがあってシェアハウス内で付き合うと、別れたときに気まずい思いをします。
シェアハウスだと、どうしても共有スペースで顔を合わせることになるので、その点はシェアハウスならではのデメリットです。
⑧プライベートが持ちにくい
シェアハウスは、解放された共有スペースが魅力なので、共有スペースをメインとして使う人も多いです。その反面、自分の居室は狭いです。
そのため、共有スペースに長くいることが多くなり、逆にいうとプライムレート空間を確保しにくいというデメリットでもあります。
⑨住人の入れ替えが激しい
シェアハウスは上述した理由で入退室がしやすいので、住人の入れ替わりが激しいともいえます。
そのため、せっかく仲良くなったコミュニティがなくなり、またイチから関係性をつくっていく煩わしさや寂しさはデメリットといえます。
3. 学生時代に戻ったよう?!大規模なシェアハウスのメリット
「大規模」に明確な定義はありませんが、100人を超えるシェアハウスは大規模と言えるでしょう。
シェアハウスのサイトなどを見ると、30人でも大規模とカテゴライズしているサイトもあります。そんな大規模なシェアハウスのメリットは以下の点です。
①学生寮などの気分を味わえる
学生寮に入ったことがある人は分かると思いますが、誰かと共同生活すると社会人の気分から学生気分に戻れます。
また、本物の学生がいることもあるので、気分が童心に帰れるという点はメリットです。
②イベントが開催される
大規模なシェアハウスの場合、住人はパーティー好きな人が多いです。
というのも、そもそも大規模なシェアハウスは、大人数で何かを催すことをアピールするケースも多いからです
そのため、週末にはイベントがあったり、住民同士でお酒や料理を持ち寄ってパーティーをしたりと、交流が活発にできます。そのため、そのようなイベント好きには大規模のシェアハウスは良い空間でしょう。
③住居者との恋愛に発展する場合も
この点は、上述した通常のシェアハウスでも言えることです。ただ、大規模なシェアハウスは前項の通りイベントが多いので、より交流の機会が増えます。
また、そもそも大規模物件は入居者も多いので、自ずと出会いの数も増えるのです。そのため、より恋愛に発展するケースは多いと言えるでしょう。
④友達や恋人を呼びやすい
大規模なシェアハウスの場合は、シェアハウス内だけの小さなコミュニティにとどまりません。仮に、小規模なシェアハウスであれば、友人や恋人を呼べばすぐに分かります。
もしかしたら、共有スペースを占領されることに不快感を示す入居者もいるかもしれません。
一方、大規模なシェアハウスの場合は、そもそも人数が多いので外部からの人間があまり気になりません。そのため、友達や恋人が呼びやすいというわけです。
4. 大規模なシェアハウスのデメリット
一方、大規模なシェアハウスは、大規模で入居者が多いという点が、以下のようなデメリットとつながるケースもあります。
①騒がしい
大規模なシェアハウスは色々な人がいて、さらにイベントも多いです。
そのため、中には夜まで騒いでいるケースもあり、騒がしくなる可能性があります。
②共有スペースが汚くなりやすい
人が多ければ、中には雑な人もいます。その確率は、通常のシェアハウスよりも高いです。
また、イベントを開催する機会が多いということは、水回りが汚れる機会が多いということでもあります。
その点は、大規模シェアハウスのデメリットです。
③トラブルが起きやすくなる
また、上述したようにイベントも多かったり、色々な人がいたりするということは、通常よりも更に合う合わないの問題が出てきます。そのため、入居者同士のトラブルは通常のシェアハウスよりは多くなりがちでしょう。
④なかなか一人になれない
仮にパーティーが好きだったり、交流が好きだったりしても、一人になりたいタイミングはあるものです。もちろん、部屋にいれば一人にはなれますが、キッチン浴室などは共有スペースなので、どうしても室外に出ることはあります。
そんなとき、大規模シェアハウスだと誰かとばったり会うことも多く、中々一人にはなれません。
5. 落ち着いて生活できる小規模シェアハウスのメリット
大規模シェアハウスもあれば、数人規模の小規模なシェアハウスもあります。そんな小規模なシェアハウスのメリットを解説していきます。
①住人同士の距離感が保ちやすい
少人数のシェアハウスということで、大規模シェアハウスに住む人ほど積極的に交流を求めない人もいます。
そのため、共有スペースがあるので、もちろん交流はあるものの、程よい距離間でプライバシーを守りやすいです。
②週末も静か
小規模なシェアハウスなので、大規模なシェアハウスのようにパーティーを実施したりはほぼないでしょう。そのため、週末でもあっても比較的静かに過ごすことができます。
③誰かの気配を感じれるので安心感がある
このように、静かに程よい距離間で過ごせる小規模なシェアハウスですが、ハウス内には誰かがいることは多いでしょう。
そのため、夜遅く帰ってくるときなどは安心感はあります。
④あまり汚れずきれい
また、小規模シェアハウスは人数がそもそも少ないので、水回りを利用する機会も少ないです。
また、小規模だとお互いの顔は全員分かりますので、全員を知らない大規模なシェアハウスよりは丁寧に水まわりを利用することが多いです。そのため、比較的水回りはきれに保たれるメリットがあります。
6. 小規模なシェアハウスのデメリット
①シャワーの時間が一緒になってしまう
小規模なシェアハウスの場合、シャワールームや浴室が少ないです。数人規模の場合、浴室が1つという物件もあるでしょう。
そのため、シャワーの時間が被ってしまい、取り合いになるというデメリットが生まれます。
②ブレーカーが落ちやすい?
小規模の場合、ブレーカーのアンペアも小さいです。特に、一戸建てをリフォームした場合でそのままのアンペアで運営していると、ブレーカーが落ちやすいこともあります。
そのため、小規模なシェアハウスに入居する際は、そのあたりの細かい点もチェックしておきましょう。
③恋人や友達を呼びにくい
さらに、先ほども少し触れましたが、小規模なシェアハウスは恋人や友達を呼びにくいです。
そもそも共有スペースも広くないでるので、ゆっくり過ごすスペースも限られているからです。
7. シェアハウスに住む前にあなたにとってのメリットとデメリットを比較しよう
このようにシェアハウスはメリットもあればデメリットもあります。みなさんには、メリットとデメリットのどちらが気になったでしょうか?
また、単純なメリット・デメリット以外にも、小規模・大規模の違いにも目を向けなければいけません。シェアハウスは馴染みのない人は想像しにくいので、きちんと仕組みから理解しておきましょう。
その上で、上述したそれぞれ比較をして、シェアハウスが自分に向いているか、また入居するなら小規模・大規模どちらが良いかを検討しましょう。
実際にシェアハウスを見学するときも、上述した点は意識すべきです。たとえば、どのような人が住んでいるか、水回りは汚れていないかという点などは、確認する必須ポイントと言えるでしょう。
そして、実際に目で見て確かめてから、実際入居するシェアハウスを決めるという流れが理想でしょう。
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