近年会社員を中心に、将来のために不動産投資を始める人が増えているようです。
出典:マイナビ不動産投資
不動産投資をするにあたって、「儲かりそうな商品に一点集中投資しよう」と考えていませんか?
実はそれは、長期的に見ればかなりリスクの高い選択です。
今回は不動産投資で分散投資が必要な理由やリスクを分散させる具体的な方法についてまとめました。
これから不動産投資をする方は是非ご一読ください。
目次
1. 不動産投資で分散投資が必要な理由とは
不動産投資だけではなく、投資には分散投資が欠かせません。
特に不動産といった高額なものにはその効果は大いに発揮されます。
一極集中型投資は危険!リスクヘッジは必須
不動産投資は大半の人はローンを組んでマンションやアパートを購入し、入居者が支払う家賃との差額の利益で儲ける方法です。
他の投資に比べて不動産投資は何十年という長期戦の投資になってきます。
なので、将来経済環境が今と同じように続くことは考えにくく、あらゆる状況やリスクの打開策(=リスクヘッジの方法)を考えて投資しないといけません。
特に不動産投資において気をつけないといけないリスクは、以下のとおりです。
リスク | 解説 |
災害リスク | 日本に居住していると、いつどんな災害(地震・台風・噴火など)が起こるか分かりません。
不動産が無くなり、ローンだけが残ってしまうということにもなりかねません。 |
空室リスク | 入居者がいなければ家賃収入は途絶えてしまいます。
将来的な価格変動や立地の利便性を見据えた物件選びや、対応力があり信頼できる管理会社を選ぶ必要があるでしょう。 |
少子高齢化・共働きリスク | 共働き家庭や高齢者家庭は、通勤や普段の買い物で便利なことから、駅に近い方が便利でしょう。
一方で工場は広い土地が必要なので、地方でないと場所の確保が難しくなります。 |
銀行の破綻リスク | 大手企業も次々と破綻しているなかで、銀行も例外ではありません。 |
分散投資のメリット
- 分散させることで、上記4つのリスクを最小限に抑えることが出来る
- 分散投資は長期的な投資が基本なので、売買の時期を気にせず、ある程度放置することが出来る
分散投資のデメリット
- 分散している分、1つ1つの儲けが少なくなり、全体的に大きく儲けることが難しい
- 分散しすぎると、管理が行き届かない
2. 不動産投資でのリスクを分散させる6つの方法
上記のとおり、不動産投資では分散投資が必須です。
それでは具体的に、どのように分散していけば良いでしょうか。不動産投資における分散方法を6つご紹介します。
①エリアを変えて投資をする|都心・地方
家賃の高い都心だけではなく、家賃の低い地方にも分散しましょう。
日本国内の投資に慣れてきたら、海外の投資に目を向けるのもオススメです。
②用途を変えて投資をする|居住用・オフィス用など
1戸当たりの家賃や管理修繕費が安い居住用だけでなく、1戸当たりの家賃や管理修繕費が高いオフィスに分散しましょう。
③物件のタイプや規模を分散させる|マンション・戸建てなど
入居者が多いマンションだけでなく、1家族が住む戸建や1棟を丸ごと経営するアパートにも投資しましょう。
④不動産投資の種類を分散させる|現物・REITなど
不動産投資は物件購入して家賃収入を得る現物不動産投資だけではありません。
資金力が低く、本業が忙しい方には、プロに任せられるREIT(不動産投資信託)もオススメです。
⑤投資時期をずらす
積立投資をしていくREITなどで欠かせないのが、ドルコスト平均法の手法です。
ドルコスト平均法とは、価格変動のある商品に毎月決めた一定額を投資し続ける方法。
こうすることで、その商品の価格が安いときに多く買って、高いときは少なく買うということが可能になります。
⑥融資を受ける金融機関や融資期間をバラバラにする
スルガ銀行の不正融資や、関西アーバン銀行と近畿大阪銀行の合併(関西みらい銀行)など、金融機関の破綻や合併が相次いでいます。
自分がお世話になる金融機関がいつどうなってもリスクが最小限に抑えられるよう、金融機関や融資期間をバラバラにしましょう。
3. リスクの分散は不動産投資に欠かせない!
不動産投資は長期的な投資なので、リスクを最小限に留められる分散投資が欠かせないことが分かりました。
これから不動産投資を検討している方は、現物やREITといった色々な不動産に投資してみましょう。
ただし、やみくもに不動産投資を始めるのは考えもの。
ローン返済の負担なども鑑みて、しっかり返済計画を立ててから不動産を購入しましょう。
ここまでの記事を読んで、なお不動産投資に悩んでいる方はプロに相談するのがおすすめです。
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