マンション投資の勧誘電話がかかってきたことはありませんか?最近は不動産投資が一般化してきているので、資産家ではない普通のサラリーマンの家庭にも投資物件の勧誘電話がかかってくるようになりました。
また、サラリーマン投資家というコトバもよく耳にします。不動産投資に興味がある人も少なくないでしょう。しかし、マンション投資の勧誘電話には注意したほうが無難だと言えます。なぜなら、お得な物件をわざわざ勧誘してくるはずがないからです。
そこで、今回はよくあるマンション投資の勧誘電話の5つのパターンと確実に断る方法を紹介しましょう。勧誘電話のほとんどが、営業マンの巧みな話術に騙されて、不良な物件を購入することになるケースが多いからです。
目次
よくあるマンション投資の勧誘電話のパターン5つ
最近では不動産投資が一般化され、サラリーマン投資家と呼ばれる人たちが増えてきています。また、そのような不動産投資ブームに応じて、投資マンションの購入を勧誘する電話も少なくないようです。
しかし、勧誘電話の中にはトラブルを招きかねない迷惑なものもあるので注意が必要でしょう。そこで、よくある勧誘電話のパターンを5つ紹介します。
①1日に何度も電話をかけてくる
勧誘電話のパターンとしてよくあるのが、1日に何度も電話をかけてくるケースです。たとえば、あなたの職場に勧誘電話が何度も何度も繰り返されます。あなたは、精神的にまいってしまい契約を結んでしまうのです。
②販売目的を告げずに話をしたいと呼び出す
たとえば、国土交通省では販売目的を告げずに勧誘することを禁止しています。しかし、目的も告げずに「お得な話があります」など、話をしたいと呼び出すパターンがあるのです。目的を告げられないのは後ろめたさがあるからでしょう。
③デート商法を利用した勧誘
婚活サイトなどで知り合った異性から投資物件の購入を勧められることがあります。つまり、デート商法を利用した勧誘です。「将来、一緒に暮らすまで投資物件として活用できる…」など言葉巧みに売りつけるのでしょう。
④長時間にわたる勧誘で無理やり契約をさせる
一本の電話が長期間にわたるケースもあります。なかなか電話を切らせてもらえません。次第に「電話を切るためには何でもしよう」という気になってきます。結局は根負けして無理やり契約させられるのです。
⑤暴力を用いて判断力を失わせる勧誘
勧誘電話により誘い出されると、さらに状況は悪化します。数人の営業マンに囲まれ逃げることもできず、最悪のケースとしては暴力を用いて正常な判断力を失わせることもあるのです。もちろん違法行為になります。
マンション投資の勧誘電話をしつこくしてくる理由
マンション投資の勧誘電話がなくならないのには理由があります。そこで、対策を講じる前に勧誘電話をしつこくしてくる理由を確認しておきましょう。あらかじめ、勧誘する側の心理を把握しておくのがポイントです。
名が知れていない中小企業のため
大手の不動産会社であれば、放っておいても顧客のほうから集まってくることもあるでしょう。ところが、名が知れていない中小企業であれば、顧客のほうから集まることはありません。
とはいえ、大手のように多額の広告宣伝費を投入することもできないでしょう。そこで、費用が安あがりである電話を活用することになります。自らの存在を示すためにも積極的な電話勧誘が必要になるのです。
ターゲットをサラリーマンに絞っているため
たとえば、投資マンションの売買契約が結べても、金融機関の融資審査が通過できなければ意味がありません。そこで、不動産会社はターゲットをサラリーマンに絞っているのです。
実は、サラリーマンは安定した収入が確保されているため、金融機関の融資審査を通過しやすいのです。サラリーマンが融資審査に強いのも、サラリーマン投資家が増える理由のひとつだと言えるでしょう。
複数の業者に個人情報が流れてしまっているため
電話番号は、一般的に名簿業者などから購入しているようです。したがって、名簿に電話番号が記載されていれば、複数の業者に個人情報が流れてしまっているケースもあるでしょう。
また、電話番号の下一桁や二桁を変えてランダムに連絡するともあります。つまり、電話をかける相手にはこだわっていないのです。
粘って電話をすれば話を聞いてもらえる可能性があると思っている
しつこい勧誘電話がなくならない理由としては、粘って電話をすれば話を聞いてもらえる可能性があるからです。何事でもアクションを起こさなければ話になりません。その点、勧誘電話であれば、費用も軽減でき安易に実施できるからでしょう。
勧誘電話でマンション経営を始めた人の失敗事例
勧誘電話に誘われてマンション経営を始めたのでは失敗してしまうケースが多いと言われます。なぜなら、優れた物件は引く手あまたなので、わざわざ勧めてはこないからです。そこで、勧誘電話でマンション経営を始めた人の失敗事例を紹介しましょう。
営業マンのウソに騙されたAさん
勧誘電話によりワンルームマンションを購入したAさんは、結果として購入時よりも安い価格で売却せざるを得ませんでした。営業マンの「利回りが高く必ず儲かる」というコトバに騙されたのです。
実際に計算したところ、利回りも低く収益を上げられる物件ではなかったということです。営業マンのコトバを、そのまま信じるのは危険だと言えるでしょう。
格安の競売物件を購入したBさん
掘り出し物の競売物件があるとの電話勧誘により物件を購入したBさん。確かに価格が安かったので購入したところ、競売物件ならではの室内でした。ゴミは散乱し壁紙やフローリングも相当に傷んでいたのです。
撤去費用やメンテナンス費用を合わせると決して安い買い物ではありませんでした。さらに、入居までに時間を要し、結果としてマイナスのほうが大きな物件だったと言えるでしょう。
マンション投資の勧誘電話を止める方法
どうやら、マンション投資の勧誘電話は、受けない方が無難なようです。しかし、一方的にかかってくる勧誘電話を避けることができるのでしょうか?そこで、勧誘電話を止める方法を紹介しましょう。
マンション投資の勧誘電話の断り方
まずは、マンション投資の勧誘電話自体を断る方法を解説しましょう。長引けば長引くほど電話が切れなくなります。勧誘電話を断るコツは、早々に電話を切る方向へ持っていくことです。
取り合わない
勧誘電話を断る方法としては、取り合わないことが一番でしょう。相手にしないで電話を切ってしまうのが最良の方法です。話が長引けば、ついつい営業マンのペースに巻き込まれてしまいます。
興味がないと電話を切る
勧誘電話では、投資物件の勧誘であることをすぐには伝えないのが一般的です。興味のありそうな内容から話し出します。したがって、最初に勧誘の目的を聞いてください。そして、興味がないと伝え電話を切るのです。
電話番号を着信拒否にする
何度も繰り返し電話してくるようであれば、着信拒否を利用してください。非通知からかけてきた場合でも「136」にダイヤルすると、着信番号を教えてくれるので着信拒否が可能になります。
多くの借入金がある、もしくは定職についていないと伝える
勧誘電話がサラリーマンを対象にしている理由は、金融機関からの融資が受けやすいからです。したがって、「多くの借金がある」もしくは「定職についていない」など、マイナスの情報を伝えることで勧誘する意味がなくなります。
公的機関に相談をする
断っても、しつこく電話してくるケースもあるでしょう。そのような場合には公的機関に相談してください。そもそも、法律ではしつこい勧誘電話を禁止しています。したがって、対応してくれる公的機関が準備されているのです。
警察
勧誘電話をかけてくる営業マンの中には、明らかに脅しや脅迫まがいの手段を講じる悪質なケースもあります。このような勧誘は、もはや犯罪です。電話の録音機能などを利用して、警察に通報してください。
免許行政庁・国民生活センター
不動産の取引をするためには、宅地建物取引業法の免許が必要です。そして、免許行政庁である国土交通大臣や都道府県知事が監督しています。しつこい勧誘電話は禁止されているので、免許行政庁に通報することで解決するのです。
また、国民生活センターには消費者被害などの対処方法を相談できます。被害の状況に応じた対応策を指導してくれるので、問い合わせ先などに迷った場合には、国民生活センターに問い合わせれば良いでしょう。
マンション投資は決して怖いものではない!成功させるポイントを押さえよう
勧誘電話に飛びついて、マンション投資を始めることは様々なリスクが生じるようです。しかし、そもそもマンション投資自体は決して怖いものではありません。あらかじめ、ポイントさえ押さえておけば成功も夢ではないのです。
投資に関する情報収集を念入りに行う
マンション投資では、より多くの情報収集を行うことで成功に近づけるのです。不動産投資には欠かせない賃貸需要の確認や家賃相場などの情報をしっかり押さえることで、将来にわたって安定した運営ができると言えます。
評判の良い不動産業者を自分で見つける
マンション投資を成功させるためには、信頼できる不動産業者に仲介を依頼しなければいけません。不動産投資の成功は、仲介業者の良し悪しに左右されると言われています。ネットの評判などを確認し、自分自身にあった不動産業者を見つけてください。
投資マンションを自分の目で確認する
投資マンションを購入する前には、必ず自分の目で物件を確認してください。室内の様子だけではなく、共用部分の清掃状況や周辺環境にも注意しなければいけません。最終的には、「自分なら借りたい」と思える物件かどうかを判断しなければならないのです。
マンション投資の勧誘には毅然とした態度で断ることが重要
サラリーマンは収入が安定しているため、金融機関の融資が受けやすいという理由で投資物件の勧誘電話が多いのです。しかし、勧誘してくるような物件の中に優良なものは少ないのが現実でしょう。
いずれにしても、マンション投資の勧誘には毅然とした態度で断ることが重要になります。投資物件の勧誘電話には「取り合わない」「興味がないと電話を切る」「着信拒否にする」「マイナスな情報を告げる」などの方法で対応してください。
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