犯罪情報マップの見方|治安の良いエリアを調べて不動産投資に活かそう!

テレビのニュースや新聞で、毎日のようにさまざまな犯罪が報道されている現代、住まいを選ぶときには「治安」の良さを大前提に考える人がほとんどでしょう。

当然、投資物件を選択する際にも「治安」の良さは外せない条件になってきます。

まずは、デスク上で簡単に犯罪履歴を調べられる「犯罪情報マップ」で、検討エリアの治安をチェックしてみましょう。

1. 犯罪情報マップとは?|目的と使用方法

警視庁ホームページで公開している、「犯罪情報マップをご存知でしょうか。(現在は東京都のみが対象となっています。)

警視庁の科学警察研究所のデータを基に地理情報システム(GIS)を使って、身近に発生している犯罪状況を地図上に色分けして表示しているものです。

パソコンはもちろんスマートフォン専用画面もあり、簡単に情報を知ることができる便利なツールです。

賃貸マンションやアパートを探す際に、地域の治安を誰でも簡単に調べられるだけに、賃貸経営を営むオーナーにとっては少なからずも影響を受ける可能性があります。

犯罪情報マップの目的と仕組み

犯罪情報マップの目的は身の周りで起こっている犯罪状況を認識した上で危険を回避し、安全な生活を実現するための防犯情報として役立てることです。

侵入窃盗・自動車や自転車の盗難・公然わいせつ・万引きなどの犯罪から、不審者情報までも網羅されていて、ピンポイントで詳細な情報を見ることができます。

犯罪情報マップの見方

犯罪情報の検索や画面表示の切り替えもわかりやすく、誰でも簡単に情報を見られるような作りになっています。

単位は2つ|町丁目・区市町村単位

犯罪防犯マップは「区市町村」または「町丁目」単位での表示ができます。

検索方法は、郵便番号や住所または、住所の一部を入力するだけで、簡単に見たいエリアが表示されます。

また、町名がわからない場合でも、学校・市役所・駅名など目標物施設の名称からでも検索が可能です。

表示方法と表示期間

検索して表示された地図の左端に、犯罪の種別と犯罪発生時期を選択する部分があり、チェックを入れると地図上に緑・黄緑・黄色・オレンジの4色で犯罪の発生件数を色分けして表示されます。

表示できる犯罪発生時期は最近のものだけではなく、昨年1年間までさかのぼったデータを表示することができます。

更新頻度

マップ上の情報の更新は2週間ごとにおこなわれ、最終更新日は地図画面左側上部に、「データ基準日」として記載されています。

【実例】犯罪情報マップを使ってみる

警視庁の「犯罪情報マップ」トップページ から見たい情報を選択します。犯罪情報のほか、不審者の出没した情報まで見ることができます。

トップページ

出典:警視庁HP(使い方ガイド‐犯罪情報マップ)より

郵便番号や住所、目標物の名前を入力すると、犯罪件数によって緑・黄緑・黄色・オレンジの4色に色分けされたマップが表示されます。

緑が犯罪件数の少ないエリアです。丁町目単位での検索をすると、犯罪発生地点が細かい路地単位で表示され非常に便利です。便利な機能が満載で、2画面表示でエリアの比較も可能です。

出典:警視庁HP(使い方ガイド‐犯罪情報マップ)より

航空写真バージョンもワンクリックで切り替えて見ることができます。

出典:警視庁HP(使い方ガイド‐犯罪情報マップ)より

2. 物件探しで治安はどれくらい考慮する?

一般的に賃貸物件を探す場合、治安の良し悪しをどのように考えているものなのでしょうか?

毎日のようにさまざまな事件のニュースが流れる現代では、女性の一人暮らしや親元を離れて上京してくる学生などは、治安の良さを物件選びの条件に考えているケースがほとんどでしょう。

そのようなニーズに対応していくためにも、犯罪情報マップでの情報把握は重要です。

女性の物件探しに防犯面は必須条件

単身女性の物件探しの際、希望条件として必ずといっていいほど挙げられるのが「2階以上」。

続いて、オートロック・インターフォン・エレベーター内の防犯カメラなど、物件の防犯設備を重要視しています。多少家賃が高くなっても、侵入リスクの高い1階よりも2階を選びます。

駅からの距離や夜道の明るさ、帰宅経路に酔っ払いがウロウロしているような飲み屋街がないか、広い公園や駐車場など、夜間に人気のない場所がないかなど、周辺環境にも敏感です。

住宅情報誌や不動産ポータルサイトでも、女性が物件を探すときのポイントを指南した記事を目にしますが、治安と防犯に関する内容がほとんどです。

女性=治安・防犯重視と言っても過言ではありません。

子育て世代は子供の安全が心配

子育て世代のファミリー層も、住まい選びの優先順位の上位は治安の良さです。

幼児や児童を持つ親は、不審者の出没や過去に誘拐犯罪などのあったエリアは避けたいのが心情です。

「知らない人について行かないようにしましょう」など、地域で立てた警告ポスターが多い場所は犯罪被害の多さを露呈していて敬遠されがちです。

中学生や高校生の子どもを持つ親は、パチンコ店や飲み屋街がある繁華街が近いなど、地域の風紀的なイメージにも敏感です。

共働きの家庭が多い現代においては、親の目が届かない時間が多く、地域の防犯活動や物件自体の防犯設備に頼るしかないのです。

昼だけでなく夜の治安も

電車などの交通機関を使って、習い事や塾に通う子供たち、残業で深夜に帰宅するハードワーカーの女性などにとって、夜間の治安が重要になってきます。

昼間は静かで落ち着いた商店街が、夜になると繁華街に様変わりすることもあります。住宅街でも外灯が少なく薄暗い、人の目が届かない細い路地が多いなどは懸念される材料になります。

女性の場合は特に、物件を決める前に昼間と夜に現地に足を運んで、経路のチェックをする人も少なくありません。

3. 不動産投資に犯罪情報マップを活かすコツ2つ

アパートやマンションなど投資物件を持つ際には、基本的に治安の良い場所を選ぶことが賢明です。

しかし、場所も物件自体も完璧な条件が揃っていることは難しいでしょう。

検討物件のある場所の犯罪種別や頻度など、客観的な確認と分析をした上で、治安や防犯への対策を講じていきましょう。

①物件選び|治安の良いエリア探しに

犯罪情報マップを活用して、治安の良いエリアに的を絞って投資物件を探すのも一つの方法です。

例えばマップの区市町村単位で、新宿など大きなターミナル駅から1本で行ける沿線の駅周辺で今年の全犯罪件数の比較をすると、

新宿周辺は犯罪件数が多いオレンジ色の表記で(2,617~4,959件)下北沢周辺も同様のオレンジ色で件数が多く、新宿から中央線で1駅の中野駅周辺は(701~1,290件)で黄緑色になっています。

中野駅よりも新宿から離れる高円寺・阿佐ヶ谷・荻窪の方が犯罪件数が多く(1,291~2,616件)で黄色の表記です。

目黒駅周辺も中野駅と同じ黄緑ですが、物件価格が高いエリアです。

こうして見ていくと中野駅周辺は、交通利便と治安の良さを兼ね備えていることがわかります。

マップの2画面切り替え機能を使って二つのエリアを表示すれば、より比較しやすいでしょう。

②物件の差別化|防犯対策強化を打ち出す

問題なのは既に治安の悪いエリアに賃貸物件を持っている場合や、今は治安に問題はなくても将来的に治安悪化が進んだ場合です。

エリアの治安は変えられませんが、所有物件のセキュリティなどの設備を厚くする、他の物件には無い付加価値を付けてアピールするなどの対策が不可欠です。

たとえば、24時間セキュリティシステム・オートロック・TV付きインターフォンなどが防犯対策として挙げられます。

さらに近年は、エントランスやごみ置き場に設置した防犯カメラ映像をリアルタイムで確認できるインターネットを利用したサービスもあります。

4. 治安の良い立地はアピールポイントに!犯罪情報マップをうまく利用しよう

所有物件が治安の良いエリアにある場合は、大いにアピールポイントとして打ち出していきましょう。

犯罪情報マップには、マーキングや文字・イラストの書き込み機能があるので、賃貸物件の募集チラシなどに活用できます

単身の女性はもちろんのこと、全般的に住環境や住まいのセキュリティへの意識は高くなっています。

投資物件を既に所有しているオーナーも、先々購入を検討している人も、物件の周辺エリアの治安情報の収集と確認は欠かせません。

ターゲットとなる入居者が求めるセキュリティや設備を、的確に把握しておくことが大切です。状況によっては、最新設備の導入費用も含めて検討していく必要があるでしょう。

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